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素晴らしかったジャン・ユンカーマン氏の講演
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野村修身です。

9月9日に東京都練馬区・練馬公民館で、練馬24条の会や練馬母親連絡会が
開催した「日本国憲法」上映会と当映画の監督;ジャン・ユンカーマン氏の講
演がすばらしかったので報告します。

私は記憶力が弱いので、かなりの間違いがあると思いますので、おかしなとこ
ろはご指摘下さい。特に、当日出席された方のコメントをお知らせ下されば幸
いです。

ジャン・ユンカーマン氏の作品としては「チィムスキー9.11」(2002年)
が有名ですが、今回上映した作品は、日本国憲法を中心にして12人に対する
インタビューで構成されています。

同氏の最初の考えは、ジョン・ダワー氏と日高六郎氏の二人だけのインタビュー
が3時間ほどにもなったので、まとめてDVDに収録し、研究資料にでも使っ
てもらおうと思ったそうです。しかし、両氏の話があまりにも面白いので、急
遽変更して、他の人へのインタビューを加えて、80分ほどにまとめたという
ことです。出演者はアメリカ人、ロシア人、中国人、日本人、韓国人、など多
士済々です。

出演者が共通して示しているのは、日本国憲法特に第9条は、2000万人ほ
ども殺戮を行った日本が、もう2度とこんな蛮行は行わないと、世界に向けて
誓ったと受け止められていることです。日本がろくな戦争補償をしなくても何
とかやってこられたのは、このような日本国憲法を持っているなら多分戦争は
起こさないだろう、と思ってくれているからです。日本国憲法は国際問題であっ
て、国内問題と歪曲してはならないのです。

憲法とは、為政者などの権力者の行動を規制するために、国民が押しつけたも
のですので、権力者が何とか無力化しようとするのは当然です。常に国民が守
るように監視しなければ、形骸化するのは当然なのです。特に、第9条を弱体
化させたら、周辺諸国の軍事的緊張を強くして、軍拡競争を招くのは必至です。

上映後は、ジャン・ユンカーマン氏が流ちょうな日本語で、思いを語ってくれ
ました。会場の近くに住んでいて、大汗をかきながら自転車で駆けつけてくれ
ました。以下に、私の記憶に残ったことを示します。出席された方の修正をお
願いします。

●日本国憲法は押しつけかもしれないが、もう戦争はこりごりだ二度と戦争を
するものか、これで戦争をしないで安心だ、という日本人の気持ちにぴったり
していたのは事実だ。当時の日本人は大歓迎した。戦争体験者が少なくなって
きたので、改憲論が出てきたと思うが、特に、第9条を変えるべきという意見
は未だに少数である。

●日本で「9条の会」は5000ほどにもなっていて、呼ばれて講演に行くと、
「普通の人」が、おずおずと参加していることが目立ってきた。世論調査で改
憲の比率が下がってきた。日本国憲法改悪の流れはあるが、この状況を進めて
いけば、もしかしたら、改憲を防ぐことが出来るかもしれない。

●ヒロシマ・ナガサキに象徴されるように、日本は最も戦争惨害を受けた国の
はずなのに、イラクに自衛隊を派遣したので、今まで日本に思いを寄せてくれ
ていた人々はがっかりしている。

●アメリカは自分勝手に民主主義を決めて、武力で自分の考えを押しつけるの
で、世界で最も嫌われている国である。このような国と一緒に行動して良いの
か。ベトナム戦争は許せないが、今度のイラク戦争はもっと許せない。

●アメリカでは、ベトナム戦争によるPTSDが最近増えている。戦争の影響
はこのように長期にわたる。日本でも「従軍慰安婦」問題など、まだ未解決の
問題があるではないか。

●具体的な行動として、例えば、日本と韓国の小中学生が修学旅行などで相互
に訪問し、両者の考えを話し合ったらどうか。そうすれば、アジアの中では戦
争が起こることは考えられなくなり、ひいては、軍事力が不要となる。

Created by staff01 and Staff. Last modified on 2006-09-17 00:09:02 Copyright: Default

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