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教基法メルマガ〜日教組書記長の談話
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□■ 日教組「教育基本法」メールマガジン No,43 2006.6.22

■ 教育基本法に関する情報をお伝えするメルマガです ■

4月28日に上程された政府提出の教育基本法「改正」案は、5月11日に 衆議院に設置された特別委員会で、「民主党案」とともに計10回、49時 間の審議の上、継続審議となりました。

■ No.43 目次 ■
□ 日教組、「改正」案継続審議に対する書記長談話を発表
□ 衆議院教育基本法特別委員会について
□ 戸田市伊藤良一教育長、君が代斉唱時に起立しない保護者・来賓を調査

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■□日教組、「改正」案継続審議に対する書記長談話を発表

6月15日、衆議院教育基本法特別委員会で教育基本法「改正」案及び 「民主党案」を継続審議とすることが決定しました。

日教組はそれに対して書記長談話を発表しました。

【本文】
教育基本法「政府法案」の継続審議に対する日教組書記長談話 日本教職員組合   書記長 中 村 譲

衆議院教育基本法特別委員会は、本日、教育基本法「政府法案」及び 「民主党案」を継続審議とすることを賛成多数で決定した。

日教組は、準憲法的な性格をもち、教育関係法の根幹を示す教育基本法 の改正については、慎重の上にも慎重を期すべきであり国民的議論を喚 起すべきであることを強く求めてきた。

また、教育の機会格差が拡大しつつある現状から、すべての子どもたち の教育条件整備・充実、共生・共学、教育機会均等など、現行教育基本 法を読み生かし、子どもの権利条約の具現化につとめるべきであると訴 えてきた。

「政府法案」は内心にかかわることを法律で規定し、公教育のあり方を 大きく転換させるものであるとして反対し、廃案を求めてきた。今国会 では継続審議となったものの、廃案に至らなかったことは極めて遺憾で ある。

政府・与党は、教育基本法「政府」法案、共謀罪法案、国民投票法案な ど、本来慎重かつ徹底審議しなければならない重要法案を国会会期末に 次々と上程した。

教育基本法「政府法案」については、5月24日から衆議院に設置された 特別委員会にて審議をすすめてきた。6月8日の最終質疑まで3回の参 考人質疑を含め10回の特別委員会を開催し、のべ49時間の審議が行わ れたが、密室審議と批判された3年間70回にわたる教育基本法「改正」 に関する与党内協議の経過については一切明らかにされなかった。

質疑の中で、現行法があまり知られていないこと、教育格差拡大の実態 などに対する国の財政的責任を明確にすること、公教育に対する国と地 方の責任などが問題となったが、同じような答弁が何度も繰り返される という展開で論議は深まらなかった。

また、「なぜ、教育基本法の改正が必要なのか」「改正によって何がどう 変わるのか」など、明確な説明がなされなかったことは極めて残念であ る。小泉首相が就任当時に「米百俵の精神でとりくむ」とした子どもた ちの教育を重要視する姿勢も見られなかった。

「国を愛する態度」をめぐる評価問題では、小泉首相の「愛国心は評価 できない。日常生活の中で育まれていくものだ」との答弁に対して、小 坂文科大臣は「自国を愛しているかなどの項目で評価を求めるのはおか しい」と評価を通知表に盛り込むことは問題であるとしながらも「愛す る心情だけで評価しているものではない」と強弁するなど、小泉首相と 食い違う答弁もあり、今後、追及する必要がある。

この間の世論調査なども多くの国民の意見を反映し十分な時間をかけて 論議をするべきだとする意見が多くなっており、政府の拙速なやり方を 批判している。日教組がこの2ヶ月あまりにとりくんだ「教育基本法調 査会の設置」請願署名も1,586,179筆(6月15日集約)にのぼっている。

今後、教育基本法「改正」審議の山場が秋の臨時国会に移ることから、 私たちは、次期国会までの3ヶ月間を開かれた国民的議論の場とする「調 査会」設置を求めると同時に現行法の改悪阻止にむけ、組織の総力をあ げた運動を引き続き展開する。
2006年6月15日

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□■ 衆議院教育基本法特別委員会について

特別委員会の審議は5月24日から6月8日まで10回開催され、参考人 質疑も含め、審議時間は合計49時間でした。参考人として意見を述べた のは12人です。

5月31日
鳥居 泰彦さん(中央教育審議会会長)
門川 大作さん(京都市教育委員会教育長)
櫻井よしこさん(ジャーナリスト)
市川 昭午さん(国立大学財務・経営センター名誉教授)

6月5日
渡久山長輝さん(全国退職教職員生きがい支援協会理事長、 元日教組書記長)
田村哲夫さん(学校法人渋谷教育学園理事長・日本私立中学高等学校 連合会会長)
梶田叡一さん(兵庫教育大学学長・中央教育審議会委員)
西澤潤一さん(首都大学東京学長)

6月7日
見城美枝子さん(エッセイスト)
池田佳隆さん(日本青年会議所会頭)
中嶋嶺雄さん(国際教養大学学長)
堀尾輝久さん(東京大学名誉教授)

教育基本法特別委員会の議事録は衆議院ホームページの[議事録]にあり ます。

http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kaigiroku.htm

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■□ 戸田市伊藤良一教育長、君が代斉唱時に起立しない保護者・来賓 を調査

国会で「国を愛する態度」の評価をめぐる問題が論議されている最中、 朝日新聞による全国調査で、すでに愛国心の評価を盛り込んだ通知票を 全国で190校も使用している実態が明らかになりました。(6月10日報道)

さらに、東京新聞(6月20日朝刊)、朝日新聞(6月20日夕刊)報道に よると、埼玉県戸田市では伊藤良一教育長が市立小中学校での入学、 卒業式の君が代斉唱で起立しない来賓について、「はらわたが煮えくり返 る」と批判しました。市教育委員会も起立しなかった来賓の氏名や人数 の調査を検討しているということが分かりました。

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