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「WTO/FTAを問う長野集会」報告

日時:10月7日(金)18:00〜20:00

場所:長野市「長野県労働会館」

主催:食とみどり、水を守る長野県労農会議

参加者:約50名

 WTO/FTAを問う全国連鎖行動第2波の皮切りとして、長野市で「WTO/FT Aを問う長野集会」が開かれた。参加者は食とみどり、水を守る長野県労農会議に参加 する労働組合や消費者団体の代表など50人。長野県労農会議代表の歓迎あいさつに続 いて、フォーラム平和・人権・環境の市村忠文事務局次長から、「WTO・FTAの問 題点と課題」について報告があり、WTO閣僚会議をめぐる問題、WTO農業交渉をめ ぐる問題、FTA交渉をめぐる問題、自由貿易・グローバリゼーションの問題点、今後 の運動の課題について報告があった。

 その後、イ・サンジョンさんから韓国での農業の現状と農民の闘い、11月の釜山A PEC首脳会議、12月の香港でのWTO閣僚会議に向けた闘いについて1時間にわた る講演が行われた。(講演要旨参照)

 この中で、イさんは、釜山へ10万人が全国から集まり、粉砕闘争を行うことや、香 港にも1500人の農民が参加し、閣僚会議を阻止することを力強く語った。そして、 全世界の農民と労働者の連帯によって、新自由主義を打倒しようと訴えた。

 質疑の中では、韓国の運動のエネルギーはどこから生まれてくるのか?全農の闘いに 国民の共感はあるのか?などの質問が出された。これらに対し、「エネルギーは農業を 疲弊させてきた政策に対する怒りがあり、指導者の献身的な取り組みから生まれている 。我々の闘いは国民の支持を得ている。妥協的に闘えば、逆に国民の支持は得られない だろう」と答えた。

 また、集会の前に、イさんは長野県農協中央会を表敬訪問したほか、果樹の選果場な ども視察。それを見ての感想として、「韓国の農協は農業生産よりも貯金や共済事業に 力を入れている。それに比べて長野県の農協は生産活動に熱心なことに感心した。また 、農協の職員の熱心な姿にも感動した。こうした人達が活動している組織はすばらしい 」との発言もあった。

 集会後は懇親会で韓国の様々な実態への質問が多く出され、夜遅くまで話し合いが続 いた。


Created by Staff. Last modified on 2005-10-11 13:02:35 Copyright: Default

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