本文の先頭へ
LNJ Logo 第76回中央メーデー
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item kw2005050301
Status: published
View

会員関連サイト

more...

全労連などの主催する第76回中央メーデーに参加した。

連合はすでに4月29日にメーデーを終わらせており、全労協は日比谷野音でメー デーを開いていた。

いつもながら、「メーデーくらい一緒にやってくれよ」と思う。

さて。 メーデー会場は、代々木公園だった。 まあ、メーデーは外から見ると、いつもながら「おまつり」的な雰囲気だ。

だが、会場内に入るといつもとは少し雰囲気が違うようにも思った。 郵政関係の労働組合・全郵政の組合員は、ポストをかたどった赤い衣装で郵政民営化 反対を訴え、教職員組合の全教は、教育基本法改悪反対・改憲反対を訴えていた。

切実な要求がたくさんあって、それが一つ一つのプラカードに表されているように感 じた。年中行事ではあるが、世相と運動の側の怒りを反映しつつあるのだろう。

会場内を歩いていると、在住外国人を取材しているジャーナリストの知人に遭った。 声をかけて一緒にいた人たちを紹介してもらう。移住労働者ユニオンに加入している トルコから来たクルド人ということだった。日本に10年近く在住している人たちば かりで日本語がうまいのでいろいろと話した。

トルコ本国ではクルド人が抑圧されているので、メーデーにクルド人が参加するのは 命がけだということだった。トルコの警察や軍隊に殺されたりするということだっ た。まったくおそろしい。

そういう状況で日本で暮らしたいわけだが、日本政府は難民認定をしないので、彼ら はオーバーステイの状態のままだ。日本という国はひどい国だ。

移住労働者ユニオンは東京公務公共一般労組の1支部として結成されている。首都圏 青年ユニオンも公共一般の1支部なので、二つのユニオンはちょうど兄弟のような関 係になる。

ということもあって、デモも一緒に歩いた。 青年ユニオンは、最近は、千代田区や台東区で独自に青年ユニオンの地域分会を組織 していて、新しく分会を作った人たちがとても元気にシュプレヒコールをリードして いたのが印象的だった。若い人たちがやる気を出してたたかっている姿はとても頼も しい(私もオジサンになったのか?笑)。

デモが終わってからは、移住労働者ユニオンの事務所に誘われるままにうかがった。 食事とビールをご馳走になった。クルド人とバングラディッシュ人の人たちから入国 管理局に捕まって何ヶ月も拘留されたという話を聞いた。移住労働者問題は、この入 管問題についてもたたかわないといけないということをあらためてつよく認識した。

さて。 次は、またまたその知人のジャーナリストの方に教えてもらって、APFS(アジア 民衆友情協会?)という在日外国人支援の市民団体のメーデーに参加した。

この団体は、在留許可を取得するためのサポートを中心におこなっている団体で労働 組合ではないそうだ。移住労働者にとっては、まずは日本に居続けられるかどうかが 重要なのだろう。とても積極的にみなさん発言されていた。文化行事もたくさんあっ て楽しく飲み食いさせてもらった。

その後は、引き続き、私の所属労組である非正規雇用の労働者を多数組織している東 京公務公共一般の事務所での交流会に参加して夜は更けていった。

充実した一日だった。


Created byStaff. Created on 2005-05-03 10:09:06 / Last modified on 2005-09-05 03:00:25 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について