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News Item 20050813m1
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皆さんへ
嶋やん・三鷹市/東京22区です。

 昨日(12日)杉並区は、歴史教科書に扶桑社版を採択してしまいました(公民は 大阪書籍)。納富教育長が圧力に屈してしまいました。しかも、当事者である「つく る会」の藤岡信勝副会長(区教委側は承知の上)が傍聴しているという、およそ信じ 難い状況下で行われました。撤回を求めると同時に、他に波及させないために皆さん の抗議をお願いします(抗議先は最後にあります)。

 以下は、千葉高教組の渡部秀清さんからのメールの転送です。

*************ここから転載*************
<転送歓迎>(少し長いです)
「都教委包囲首都圏ネットワーク」の渡部(千葉高教組)です。

本日、杉並区教委は不当にも 「つくる会」歴史教科書の「採択」を決定した。

しかし、これは極めて不当かつ不法なやり方で決められたものである。

?杉並区長が「つくる会」教科書を支持する人間を教委に据えたこと。
  山田区長自身、「つくる会」の思想に共感する人間で、
  4年前の採択で教育委員の意見が反対3−賛成2で
  否決されたことから、
  昨年6月に教委の教育委員の一人の任期満了で、
  自分の片腕とされる納冨氏を委員に据えた。
  これで力関係が逆転した。
  ここには、なんら「公正」さは、見られない。

?調査委員会への現場教員の報告書の書き直しを強制するという
  違法な教育介入をしている。(新聞でも報道された)

?前回(8月4日)の会議で、「つくる会」教科書の問題点を
 指摘した安本教育委員に対し、
 執筆者自ら(藤岡氏と八木氏)が
 「公開質問状」を出し、公然と圧力をかけた。
 このことは、「教科書関係者は、採択に関与してはならない」という
 文科省の「指導」にも違反する行為である。
 (なお、藤岡氏は他にも教科書採択問題にからみ、
  文科省から「厳重注意」も受けている)     ?当日(8月12日)も、執筆者の藤岡氏は傍聴席に入り、
 大きな声を出し、「つくる会」教科書採択に反対する
 傍聴者らと教育委員を威嚇をしている。
 これは採択に対する露骨な関与・介入ではないか。
  ちなみに、他の傍聴者から、「執筆者が傍聴に入るのは
 問題ではないか」との声が上がったが、
区教委はそのまま許した。
なお彼は、自分の歴史教科書採択が済むとすぐ出て行った。   ?同じように「つくる会」教科書支持者らも安本氏に対し、
 「扶桑社教科書を『戦争に向かう』教科書と中傷」とし,
「事実無根の許しがたい中傷です」と誹謗・中傷を繰りした。
 しかし、「事実無根」ではないことは、「つくる会」教科書が
 戦争を美化する述を繰り返していることは誰の目にも
 明らかである。

?当日も、特定の「つくる会」教科書採択を要求する人々が
 大勢押しかけ圧力をかけたが、
 その中には「扶桑社」の社員も多数いたこと。
 もし、逆にたとえば「大阪書籍」の社員が多数来て、
 採択されたら、彼らは「不当な圧力」として  大声をあげていただろう。

他にもあるかもしれませんが、 これだけでも、彼らの不当・不法なことは明らかである。

審議内容に見られる問題点については 詳細は略しますが、 「つくる会」教科書を支持する委員は 驚くべき主張を展開していました。

・「大東亜戦争という言葉は当時使われていた
 ものだ。それを肯定する。しないとは無関係だ。」(大蔵委員)

・「明治憲法の『天皇は神聖にして侵すべからず』は
 現在の『象徴天皇制』と大きな差異がない」
 「歴史は物語りだ」(宮坂委員)

・「『将兵はよく戦った』という解釈だが、
 多面的に評価することができる。」(納冨委員)

採択のプロセスがきわめて不当・不法で かつこのような不見識な委員たちによって、 「つくる会」歴史教科書は「採択」されたのである。

ところで、本日次のようなことも明らかになった。

 杉並区は、韓国のソウルの瑞草区と友好関係にあるが、  杉並区の中高生19人が、この夏、  「杉並区・瑞草区青少年共同キャンプ」に参加し、  12日は帰る日だった。    しかも、11日には、瑞草区庁長より、  共同キャンプに参加した青少年たちが、  「計画したプログラムに沿ってお互いを知り、  大切な意義深い時間を送っております。・・・  ・・・去る2001年のように、山田宏区長の賢明なご判断  によって扶桑社版の教科書が採択されないよう、  心から願っております。」というメッセージまで  届いていた。    しかし、12日、青少年たちが韓国から  帰るのを待っていたかのように、  「採択」が強行されたのである。

 その知らせを聞いた、韓国の国会議員イ・へフンさんは、  「先程、・・杉並区で扶桑社版歴史教科書の採択の  知らせを聞いた瞬間に唖然とし、言葉を失い何をすれば  良いか分からなくなり空だけを見上げていました。」  というメッセージを寄せている。    山田区長と杉並区教委は、  杉並区と韓国との友好関係を、  (しかも両国の青少年たちを裏切る形で、)  ぶち壊したのである。

 このように卑劣なことがあるだろうか。  ここにも、今回の「採択」の酷さが現れている。     不当、不法、不見識、かつ卑劣な「採択」を許すことは出来ない。  杉並区の採択を撤回させよう!!
*************転載ここまで*************

※杉並区教育委員会に抗議と採択の白紙撤回を求めるメール、FAXを送って ください。

★抗議先

杉並区教育委員会
杉並区阿佐ヶ谷南1−15−1
電話  03−3312−2111(代)
FAX  03−3312−9911
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/post/post.asp
教育委員会庶務課直通メール
  KYOIKU-SHOMU@city.suginami.lg.jp


Created byStaff. Created on 2005-08-13 19:06:24 / Last modified on 2005-09-08 06:26:32 Copyright: Default

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