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LNJ Logo 現地レポート〜ニューヨークで反ブッシュ50万人デモ
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ニューヨークより:共和党大会開催前日(8月29日)にマンハッタン で行われた反ブッシュ・デモに参加してきました(呼びかけ団体=ユナイテッド・フォー・ピース・アンド・ジャスティス UFPJ) 。

全米各地から集まったデモ参加者の数は最終的には40万人に達し ました。タイムズスクエアなど許可されていないエリアでのプロテスト参加者もあわせると50万人を超えたと伝えられています。これはニューヨーク史上、そしてアメリカでの政党大会期のデモとしては過去最大規模の政治デモです。

朝10時を過ぎるとスタート地点である7番街は歩道も含めて ほとんど身動きがとれない状態になってしまい、 マイケル・ムーアやジャシー・ジャクソンのトークなどデモ前方で行われたイベントやキスイン(キスによる抗議行動)には 残念ながら参加することができませんでした。

[ムーア発言要約]------------ ニューヨークに来ている共和党議員や大企業経営者たちに、あなたがたが貧しい青年を送っているファルージャにあなたがたの子供を送れますか、まずあなたがたが行くべきではと問いましょう。私は実際にそう質問したが彼らは答えられなかった。答えは私たちが知ってる。この国とイラクの子供たちに犠牲を払わせることをやめよう、今すぐにこの戦争をやめよう。私たちはイラクの人たちに対して本当に申し訳ないと思っている。我々が作り出してしまった大量破壊に対して。ニューヨーク市はセントラルパークを使わせなかったり我々に無秩序を持ち込むことを望んだけれど、そうはいかないことを見せよう。ここにいる我々は、そしてこの後ろに続いている人々こそ、この国のマジョリティ(多数派)だということを。この国のマジョリティはこの戦争に反対している、マジョリティはブッシュが政権から降りることを望んでいる、マジョリティはブッシュに投票しない、そしてこの国を我々マジョリティの手の中に取り戻す時が来たことを告げよう。-----------------------

私が見た範囲で目立って いた労働組合は、UNITE HERE (アパレル・ホテルレストラン)と SEIU(32BJ・1199、清掃員・医 療福祉サービス)およびニューヨーク市立大学(CUNY)などの教職 員組合でした。学生グループ、同性愛者・移住者など各種権利擁護 団体、民主党系(?)団体、ラルフネーダー支持組織、宗教団体、 反戦退役軍人組織など数え切れないほどのグループが入り乱れてい ました。トッププライオリティは戦争・占領問題でしたが、経済社会政策など広範囲にわたって政権への不満が鬱積していると感じました。デモはほとんどが平和的なものでしたが、 インディーメディア・ニューヨークによると200人ほど(うち約50 人は許可されたデモコース外でのパフォーマンスで)逮捕者が出ま した。金曜のクリティカル・マス(サイクリストのグループ)抗議行動からの逮捕者累計は400人を超えています。

ニューヨーク市警が些細な理由で実力行使に出てくることは 予想されていたので、UFPJは事前に警察の嫌がらせに遭遇した場合 の権利パンフを配布していました。「ブッシュはもういらない」「 共和党帰れ」「占領やめろ」「体制変革!」などのコールやダンスでデモはかなり にぎやかでした。とりわけ共和党大会の開催地となるマディソン ・スクエア・ガーデン周辺では共和党関係者への大きなブーイングが起き、ついでに フォックス・ニュースにもブーイングがありました。ニューヨークに来ている共和党員はたいてい高そうなスーツを来て豪華なホテルや車から出てくるのですぐに分かります。

デモ終了後に 企画されていたセントラルパークでの集会は芝生が痛むなどという 恣意的な判断で許可されませんでしたが、数万の群衆がデモ後にセ ントラルパークになだれ込み、集会ではなくパーティを開催しまし た。

写真集(byJNK)インディーメディア掲載の写真集 デモクラシー・ナウの動画(Watch entire showをクリック、毎日更新されます)、AP 通信の動画

共和党大会の期間中、マンハッタン各地 でブッシュ政権に対する抗議行動が続けられます。一連のプロテストでの逮捕者数は1800人を超え、政治的プロテストへの弾圧としても米国史上最大規模になっています。

A29 No RNC March Photo Report: JNK


Created byStaff. Created on 2004-08-30 18:28:57 / Last modified on 2005-09-05 02:59:56 Copyright: Default

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