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●3/20日比谷公園・感想〜佐々木有美

立川テント村とスペイン撤兵が焦点

天気予報が外れることを祈っていましたが、9時ごろには雨が降り出して家を出た11時ごろには霙になっていました。ビデオを撮ることも考えて、スーパーで 簡単なビニールガッパを買い会場にむかいました。12時半、日比谷公園の霞門に着くと、門を入ったすぐのところにフェンスがはられ、警官が列を作って野外音楽堂への道をふさいでいました。人が一人通れるくらいしか空けていません。 わたしは、警官のそばをすりぬけましたが、別に制止はされませんでした。でも こんなことは、日比谷では始めてで驚きました。参加者への威圧と嫌がらがエス カレートしているのがよくわかりました。

WPNの会場である野音は、すでに半分くらい埋まっていました。一番まえの席に座りましたが、寒さでじっとすわっているのが辛い。体を小刻みに震わせながらビデオをまわしました。ステージでは遠くからわざわざ駆けつけた郡山や、山 梨の市民グループ、そして、自衛隊官舎へのビラまきで逮捕された立川テント村が紹介されました。立川テント村のメンバーが、逮捕された3人が起訴されたことを告げると会場からは、大きなどよめきと怒りの声があがりました。この問題とスペインの撤兵が、今回の集会の焦点ではなかったかとおもいます。

集会開始の午後1時半には、すでに会場は満杯で後ろのほうには立ち見の傘がぎっしり。今日は、雨のせいなのか、いつものような旗の規制もなく、たくさんの市民グループの旗が見えました。主催者あいさつは、星野ゆかさん。力のこもったいい挨拶でした。それにしても寒い。でもみんなほんとうに我慢強い。レインコートを着た小さなこどもたちをふくめて。

隣に座っていた初老の女性が、小さなカードを差し出して、わたしにくれました。横須賀基地の反対運動をずっと続けている方だそうで、カードには、憲法9条が英文で書かれていました。裏には、「ありがとう」と「THANK YOU」 の手書きの文字。多分、このカードを米兵にわたす運動をしているのではないか と思いましたが、寒さでそれを確かめる余裕もありませんでした。凍える寒さのなかで、人間の忍耐と勇気そして暖かさを実感した集会でした。

ひとこと付け加えるなら、同じ日比谷で開催されていた二つの労組系の集会の様 子がわからず、残念でした。場所の制約があってこうなったのは、わかっていますが、次には一緒になりたいものです。芝公園の人々とも。

帰宅すると、夕方から夜にかけてTBS、NHKのニュースで集会・デモの報道がありました。参加者の声などもひろっていてわりにていねいな報道でした。午後7時 のNHKニュースでは、世界の行動が紹介されていました。他の局でも報道されていたかもしれません。

*レイバーネット日本・メーリングリストより


Created byStaff. Created on 2004-03-20 23:49:56 / Last modified on 2005-09-05 02:59:39 Copyright: Default

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