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   もう一つの世界は可能だ!
   世界社会フォーラム2004最新情報
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おしながき
○ピースボート乗船中のNGO有志開催のワークショップについて
○北東アジアの非核化へ向けて(ピースボート 英文)
○ムンバイからの便り 大屋 定晴(ATTAC Japan実行委員) 
○水の民営化に対するオルタナティブモデルと資金についてのセミナー
○日本では報道されないムンバイ
○韓日ジョイントデモ、大成功
○WSF2004紹介サイト
○ムンバイからの便り 清水 政夫(ATTAC Japan準実行委員)
○WSF日本連絡会メーリングリストご案内

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☆ピースボート
 ・乗船中のNGO有志開催のワークショップについて
 Contribute with your testimony Voices to Japan
「日本への声」

日時:1月17日13:00〜16:00

●企画趣旨
WSFに集う世界のNGOから日本に対する意見を集め持ち帰る。集めた意見を日本 政府、国会議員、産業界等に伝え、様々な問題を引き起こしているジャパン・ マネーの方向転換を図る。

●なぜ、日本に対する意見を持ち帰るのか?
1)ジャパン・マネーが開発途上国の政策、産業をゆがめている日本から開発 途上国に流れる資金は膨大である。これまで東南アジア諸国への ODAは開発独 裁政権を支え、途上国の環境破壊や人権侵害と結びつき、民主主義の育成を阻 んできた。また、世界銀行債の購入をはじめ、新自由主義的グローバリセーシ ョンの推進に日本の個人資産が大きな役割りを果たしているが、日本の人々は 概ねこうした現状に無頓着である。世界のNGOからこうした経緯、現状につい ての意見を集め、政策決定者にロビイングし、方向転換を図る。

2)社会的責任投資に影響を与える
企業が自社のサステナビリティ(持続可能性)についてのアピールを強めてい る。しかし、途上国における労働条件や環境保全、利益の配分についての公開 は決して十分とはいえない。日本でも社会的責任投資(Social Responsible Investment)が増加しつつあるが、スクリーニングの担当者は、多国籍企業が 世界で引き起こしているネガティブ情報を十分に持っていない。そこで、今回 集めた意見を投資のあり方を変えるために活用する。

3)アメリカに対する日本の資金面での貢献を削減していく
1987年に純債務国に転落したアメリカ合衆国は、経常赤字、財政赤字、家計の 3つの赤字を抱え、今や単独で覇権を維持する国力はない。だが唯一、基軸通 貨を発行できるため、ドルを新規発行することで、事実上、貿易赤字を相殺で きる。日米政府が協調して円安・ドル高政策を維持していることにより、ドル の信頼が保たれている。毎年、日本政府は約10兆円の円売りドル買い介入を実 施し、米国債を購入している。これは米国政府へのフリーハンドを与えている ことに他ならない。米国の一国主義に歯止めをかけるためには、その資金源を 断っていくことが不可欠である。

補足
今回寄せていただいた意見を活用し、日本の政策決定者や資金運用担当者に影 響を与えたいと考えている。WSFには“Another world is possible”を信じる7 万人を超える世界の市民が集まっており、数、質ともに無視できないと考えて いる。世界から日本がどのように評価されているのかを先に挙げた人たちにぶ つけ、また寄せられた意見を補足する資料を加え、有効なアドボカシー活動を 展開する予定である。

※お問い合わせはピースボート乗船WSFチーム(小林一朗/CHANCE!pono2)ま でお願いします。

 ・北東アジアの非核化へ向けて(ピースボート 英文)  ====================================================== Towards a Nuclear-Weapon-Free and Peaceful Northeast Asia ====================================================== January 17, 2004 9:00-12:00 World Social Forum, Mumbai Sponsored by Peace Boat, Japan

Draft program

Video: "The Last Generation" Comments by Hibakushas (atomic bombing survivers): Satoru Konishi - Hidankyo, Japan Kwi-Hoon Kwak*- Republic of Korea (ROK, South Korea)

Keynotes: Akira Kawasaki, Peace Boat, Japan "A path to overcome nuclear crisis over Korean Peninsula" Mari Kushibuchi, Peace Boat, Japan "Peace Boat's efforts to promote dialogue with DPRK (North Korea)"

Comments by: Gyung-Lan Jung*, Women Making Peace, ROK Alyn Ware, Parliamentarians Network for Nuclear Disarmament, New Zealand Jawed Naqvi, Journalist, India

*to be fixed

☆ムンバイからの便り
 大屋 定晴(ATTAC Japan実行委員)  WSF連絡会/attac japanの大屋です

いまホテルのパソコンで書いていますが、日本語でかけないのでローマ字で す。 お見苦しいですが、ご容赦ください。 読みにくいので、まず情報提供から

ATTAC関係者の滞在先の部屋を確認しました。全部で17部屋、最大37名 (?)で予約しているとのことです

つまり二人一部屋が基本で、時にエクストラベッドで三人部屋になります。 でも部屋はきれいですよ。

WSF連絡会のstallは、Exhibition-Hall-3 の奥 214番のブースとなりました。 Entrance-1から入って、四つ角を右手に回って 左手にある建物の中です。 ムンバイにこられた皆さんに情報交換の場として是非と利用ください。

ムンバイは暑いです。 ただ直射日光に気をつければ、さほどすごしにくいということもないです。

空港近くのホテルに滞在しています。 付近はかつてアジアでも最大のスラム街があったのですが、 そこを再開発してホテルや企業の たてものを立てているようです。 しかし通りにはバラックが軒を連ね、激しい コントラストを示しています。 かつて私はブラジルのサンパウロに滞在したことがありますが、 そこは中産階級の住宅地とスラムが分かれていたのですが、ホテルの近辺は そうしたすみわけがない、混沌とした空間です。

WSF2004の会場は、古い工場か倉庫の跡地でまだ準備中です。 周囲にはムンバイレジスタンス(WSFに対する対抗フォーラム)の宣伝落書き が多く WSFそのものの宣伝はまだ少ないです。

思ったとおり、参加登録の際、プログラムや地図は印刷できておらず、 16日にならないと渡せないといわれました。 ですので、事前に一応、インターネットで公開されている プログラムを印刷しておくとよいでしょう。

会場を下見した際、Christophe AguitonやSamirAminと再開し、 KOPAやFOCUSの知り合いにも久しぶりに会いました。 BABELSのLaurentとも話し、日本語の通訳チームがすでに到着しており、 準備を進めているとのことでした。 また日本の労働組合センターの一つである連合の代表団とも会いました。 ワークショップを企画しているとのことで、総勢10名強のグループでした。

ということで第一報はココまでとします。 あしたはWSF国際評議会ミーティングに出席する予定です。

あとこれから来られる方に一つアドバイスを。 空港で両替する際、なるべく小額のルピーに してください。100ルピーなど高額の紙幣だと タクシーとかでお釣りがないといわれてしまいますので。

2004/01/15
今日は、午前中よりWSFの国際評議会の会合に出席しました。 WSFのコンファレンス会場で開かれました。かつてここは工場か倉庫だったと ころです。 最近まで廃墟だったようで、広いのですが、大変ほこりっぽく、また会合の横 で会場建設が同時に行われていました。

午前中は、インドの組織委員会からWSF2004の準備について報告がありま した。 内容自体はかつて翻訳されたパンフレットにこの五日間の予定が説明されてい ました。 その中身は今後リアルタイムでおいおい報告していくとして、評議会からイン ド側への質問はやはりWSFに対抗するもう一つのフォーラム(ムンバイ・レジ スタンス2004)の存在でした。これはフィリピンとインドの農民運動が中 心となって開催するものですが、その主張は(いま記憶によって書いているの で正確とは言いかねますが)WSF2004はお祭りであって、本当のアクショ ンを喚起していない、また海外からの資金によって運営されているが、これは 帝国主義に屈している証拠であるとのことでした。これに対してはインド側と しても、何度か話し合いをムンバイレジスタンス側と試みたようですが、結局 折り合いはつかなかったようです。(インドのそそ気委員会の一人は、立ち話 の中ではムンバイレジスタンスの姿勢は抵抗するものの多様性を抹殺しかねな いといっていました)

しかしビアカンペシーナなど、いくつかの農民を中心とした運動団体はWSFと ムンバイレジスタンスの両方に参加するそうです。なんとか運動の分裂を回避 しようとする姿勢がここに見られる気がします。

ごごは六つのコミッション(部会)にわかれ、22日の国際評議会の第2次セッ ションへの提案を準備するための討論が行われました。わたしは Content-and-Thematic部会に参加しました。 これまでのWSFで討議された内容をいかに蓄積するのか、そしてその蓄積をい かにWSFに参加するしないに関わらず、運動に向けて生かすものにするのかが 議論のポイントでした。 ブラジルのIBASEという NGOシンクタンクがWSF2003のコンフェレンス、セミ ナー、ワークショップのすべてを五冊の記録集にまとめて英語、仏語、スペイ ン語、ポルトガル語の四ヶ国語に約したそうです(これは近日中に公開される そうです)。またBABELS(通訳専門のNGO)やNOMAD(同時翻訳サイトの建設グ ループ)が技術的な支援を提案しました。(これが日本語としても応用できる かはまだ未知数なのですが)。

それはともかく、議論の全体的な報告としてはWSFの "Festibalization"(お祭 り化)をさけ、従来とは異なるものにWSFが変わるべきときに来たという意見が 大勢を占めていました。 これを具体化する成案を22日の評議会で行うべく、部会の最後に Working-Groupをえらび、15日の会議は幕を閉じました。

会議の最中に、建設中の会場で労働者が3メートルのはしごから落ち、評議会 の面々(その中には医者もいますが)が応急処置に向かうという一幕もありま した。命には関わらなかったようですが、ほとんどの会場建設労働者が命綱も ヘルメットもなく働いているというインドの労働条件の現実に気づかされまし た。 それがWSFの会場であったということもまた皮肉なことです。

☆水の民営化に対するオルタナティブモデルと資金についてのセミナー (Transnational Institute)

皆様、 すでにインドに発たれた方も多いかもしれませんが、Transnational Instituteを代表して、共同開催する水の民営化とそのオルタナティブに関する2つのセミナーをお 知らせします。WSFを機会にこのテーマに特化して情報提供、議論を促進するサイトを立ち上げました。www.waterjustice.org WSF後にはセミナーのレポートを掲載す る予定ですので、関心のある方にご覧いただければ幸いです。

1.People-centred water management is possible! 人々が中心の水供給は可能だ! Seminar on alternatives to water privatisation January 17 2004 - 13-16 o`clock Venue: WSF room D124 このセミナーは公共、参加型で運営されるブラジル、ガーナにおける水供給事業の経験を学び、このようなモデルを進める際に、地域コミュニティーが直面する問題に ついて話し合います。公共によるオルタナティブな水供給の発展をどのように支援できるか、国際的な協力が可能か、南アフリカとブラジルのPublic-Public Partnerhipsの例から学びます。このセミナーはオルタナティブな水供給モデルを進めようとするときの障害を克服するための具体的な国際連携を確立し、地域の努力を 支援し、民営化に対抗する多様なオルタナティブモデルを促進することを目指します。

スピーカー Jude Esquera, Water Vigilance Network, Manila Al-Hassan Adam, National Coalition Against Privatisation (NCAP), Ghana Antonio Miranda, Association of Public Municipal Water and Sanitation Service Organisations (ASSEMAE), Brazil Alberto Villareal, REDES, Uruguay Simo Lushaba, Rand Water, South Africa

The seminar will be facilitated by Satoko Kishimoto (Transnational Institute).

2.Publicly Financing Water for All! 公共による水供給のための資金 Workshop on how to finance public water solutions January 19 2004 - 9-12 o`clock Venue: WSF room C 80 ローンや資金を提供するにあたって民営化を押し付ける民間企業や国際金融機関に頼るのではなく、安全な水の供給のために必要な資金をどのように確保するのか。債 務や貿易ルールは厳しく公共による水供給サービスの発展を制限します。このワークショップは公共水道事業のためのオルタナティブな資金源とメカニズムについて理 解を深めます。

スピーカー Danuta Sacher, Bread for the World, Germany Antonio Miranda, Association of Public Municipal Water and Sanitation Service Organisations (ASSEMAE), Brazil Jude Esquera, Bantay Tubig (Water Vigilance Network), The Philippines Simo Lushaba, Rand Water, South Africa

Facilitated by: Anil Naidoo, Council of Canadians

☆日本では報道されないムンバイ

[GEN 305] でお知らせしたように、16日からインドのムンバイで世界社会フォー ラムが開かれていました。過去形なのは明日21日で閉会するからです。日本 では報道されなかった模様なので、海外の報道から概要をご紹介します。

参加者は主催者側の発表で世界132か国から約10万人、警察発表で8万8000人で す。参加者・講演者の名前に出ているものから著名な人を拾うと――アルンダ ティ・ロイ(インドの文学者、岩波新書に訳書あり)、シリン・エバディ(イラ ン、昨年ノーベル平和賞)、ラムゼー・クラーク(アメリカ、ジョンソン政権司 法長官)、ジョセフ・スティグリッツ(元世銀副総裁、ノーベル経済学賞)とい った人たちが登場しました。

16日午後の開会式ではインド、パキスタン、南アフリカなど世界の音楽が披露 されたようです。1月17日付け インタープレス・サービスの記事冒頭――。 「沸き返る音楽と脈打つリズムにあふれた開会式の一夜があけた土曜日、世界 の抑圧された人たちを支援する草の根の活動家たち多数が、真剣な作業へと心 を向け始めた。どのようにして世界を変えればいいかを模索する作業である」。 ムンバイ郊外の会場に集まった人たちの真剣な表情は次の番地で見られます。

▼インディメディア・インド  http://prod.india.indymedia.org/en/2004/01/208475.shtml

参加者はきわめて多様で、チベットの僧侶、南アジアのセックスワーカー、イ ンドの不可触賎民とされたダリットの人たち。インタープレスの記事中で、草 の根活動家の国籍として上げられているのは、インドを初め、韓国、グアテマ ラ、チリ、ナイジェリア、フランス、アメリカ。日本は登場しませんが、日本 からも多数が参加している模様です。インド以外で参加者が多いのは、ブラジ ル、フランス、ドイツ、パキスタンです。

▼インタープレス http://www.ipsnews.net/interna.asp?idnews=21978

(世界の環境ホットニュース(GEN) 308号より転載)

☆韓日ジョイントデモ、大成功  あらし(ATTAC Japan会員)

WSFの韓日ジョイントデモについて、(疲れているし言葉のハンデもあるので) ちょっとだけ報告です。 会場のメインストリートでは、いつも、各種の訴えをする人々がいました。イ ンド人が多かったのですが、チベット人たちもかなりがんばっていました。

18日夕方、APWSLなどの韓国の方たちや日本人が一緒に50人くらい(?) で、集会&デモをしました。メインストリート脇で、両国から二人ずつ、 イ ラク派兵反対やWSF参加の意義などをアピールしました。それからメインスト リートを250メートルくらい(?)、「NO ARMY ,TO IRAQ」「PEACE FOR IRAQ」「NO WAR」、ハングルと日本語も交えて往復しました。最後は、一緒 にインターナショナルを歌って終えました。

距離はたいしたことないのですが、踊りまくりながらデモする人で溢れかえり、 大変な騒ぎ。やっと一人が通れるだけのスペースを歩く場面もしばしば。大き な音とリズム感では、韓日ジョイントデモはまったくかないませんでした。で も、ハングルと漢字のプラカード・のぼり、韓国のお坊さん、軍人小泉人形、 着物などは視覚的に訴えたようで、けっこう写真を撮ってくれる人がいました。 イラク派兵反対を、韓日で訴えることができて、とてもよかったです。

このほか、個人的に印象に残ったデモは、アジアのセックスワーカーのデモ。 男がリードしたり中心になっているデモが多い中で、セックスワーカーのデモ はほとんどが女たちだったんです。100人くらい(?)が参加していました。 言葉はわからなかったのですが、力強さを感じました。デモには、トランス ジェンダーかもしれないインド人が数人、サリーを着て参加していました。み んなは風船を持って歩いていましたが、そのうちの女性の一人が持っていたの は コンドーム風船! なかなかすてきですねー。

☆WSF2004紹介サイト 日本の大新聞は、まったくといっていいほど黙殺しているWSF2004です が、ネット上では盛んにかなり活発に情報発信がなされています。ここでは、 いくつかのサイトをご紹介します(ただし、全部英語ですが……)。 

indymedia india http://india.indymedia.org/

THE INDEPENDENT NEWSPAPER OF THE WORLD SOCIAL FORUM IV - MUMBAI, INDIA, 16-21 JAN 2004 http://www.ipsnews.net/focus/tv_mumbai/

インドの写真家 Simone Bruno 氏 http://www.simone.bruno.name/india/

世界社会フォーラムスライドショー http://story.news.yahoo.com/news?p=news&g=events/wl/011004wsf&e=1&tmpl=sl URLが切れている場合は、コピー&ペーストしてください。 1/21現在、133枚の写真が公開されています。 日本人関係者では、PEACE BOAT と豊田直己さんの写真があるそうです。

☆ムンバイからの便り  清水 政夫(ATTAC Japan準実行委員)

今夕(1/20)無事に第4回世界社会フォーラムのカンファレンスなどプロ グラムが終了しました。公式参加者は7万5千人です。インドの女性たちとダ リットたちの参加が驚異的に多く、毎日繰り広げられる工場廃墟(WSF開催 場所)でのパフォーマンス・アピールは実に多彩でした。インドのホームレス 支援活動を行っているNGO団体の人に、どのくらいの数のダリットがいるの かと聞いたところ、「数え切れない」との答えでした。アタック参加者は下痢 などの障害を克服しながら、フォーラム終了後、最終日(21日)デモに向け、 夜中まで、総括論議に花を咲かせていました。

1月18日の夕方から、韓国KoPA(FTA・WTO反対国民行動)/KC TU(韓国民主労総)と日本人参加者でイラク反戦デモを60名余で行いまし た。小泉人形が大人気でした(まだ見てない方は、1月25日イラク派兵反対 日比谷野外音楽堂で会いましょう!ムンバイで燃やされずにすみそうな、リト ル小泉より)。

社会運動体会議での決議は後日詳報。3・20イラク反戦国際統一行動とWT O香港閣僚会議抗議行動などが確認されました。

国労闘争団の小泉首相宛抗議ハガキは1時間のうちに300枚ほど集まりまし た。JR総連も200名ぐらい動員して、「不当逮捕」された仲間の救援署名 を訴えていましたが、なぜか皆、足軽スタイルでした。まいていたビラを見て、 分かったのですが、この組合は秩父事件120周年記念映画「草の乱」を来年 のWSFに向けて制作中で、「自分たちも秩父事件を学び、権力者による戦争 への道、搾取・収奪、弾圧に抗して『もう一つの世界』を目指す」との訴えで した。彼らに国労闘争団の抗議ハガキ署名への協力をと声をかけると、まった く無視されました。

☆WSF日本連絡会メーリングリストご案内 WSF2004の個人参加申し込みはすでに締め切ってしまいましたが、WS F連絡会では、情報交換のためにメーリングリストを用意しています。どなた でも参加でき、また情報は原則として公開です。 WSF関連の英文を翻訳していくプロジェクトも走っていますので、みなさま のご参加、ご協力をお待ちしています。 ML参加を希望される方は、題名を「ML参加希望」とし、 ・氏名(ハンドルネーム不可) ・所属団体(学生は学校名でも可 個人参加の場合は無記入でもOK。 もし よろしければ、過去の活動歴を明記希望) ・メールアドレス ・このイベントをどこで知ったか を記入の上  wsfj@talktank.net  まで送付してください。

実際にインドに行かなくても、平和・環境・貧困問題・マスコミ問題など、何 かしらの社会問題について関心がある方の参加を歓迎します。 この機会に是非登録してみてはいかがでしょうか。

編集後記 ムンバイにNGO・労働組合運動・市民運動の関係者75,000人が大挙集 結し、WSF2004は無事に集結しました。 しかし、毎度のことながら国内マスコミの報道姿勢には、本当に腹が立ちます。 無論、全部のマスコミの報道を追いかけているわけではありませんが、どうで もいいことには誌面を割いて報道し、これだけのイベントには徹底的に無視を 決め込むマスコミ…… 狂っているのは政治、経済、社会、教育だけではなさそうです。そして、それ は日本だけではなく、全世界中に当てはまっていそうです。 昨今、全世界中を覆う不吉な影が、アメリカが提唱する「グローバルスタンダー ド」の悪しき影響だと考えているのは編集子だけでしょうか? 日本のあるNGOで働く在日コリアンの女性が、「日本を逃げてどこに行こう かと考えてしまいます。『日本を逃げたい』と思わずに生きてゆけるような社 会をつくりたいです」と発言していましたのをHPで見て、考えさせられまし た。「グローバルスタンダード」という荒波に対抗するために、今こそ、世界 中の全市民の英知を結集する時なのではないでしょうか<E>

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WSF2004 最新情報1月21日号
編集:遠藤 嘉則(WSF日本連絡会事務局)
発行日:2004年1月21日
このメールの全文転載を歓迎します。
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Created byStaff. Created on 2004-01-21 20:12:18 / Last modified on 2005-09-05 02:59:33 Copyright: Default

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