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News Item 20030610imai
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●今井明の写真館・7

戦地から兵士が帰ってきた

 5月6日早朝、横須賀にイラク戦争に参加していたアメリカ海軍の艦船が帰ってきた。最初に姿を現したのが巡洋艦カウペンス、3月20日開戦の日にトマホークを発射したといわれている。次は空母キティホーク(写真)。艦載機は延べ2500回の出動を繰り返し、精密誘導爆弾など900発を投下している。最後に駆逐艦ジョン・S・マッケーン。マッケーンはカウペンスと共に70発のトマホークを発射した。キティホーク艦上には白い礼装姿の兵士が整列していた。その前を「“RECONSTRUCTION” NEVER REVIVES THE KILLED(“復興”は死者を生き返らせはしない)」と書かれた横断幕を掲げたヨコスカ平和船団が出迎えた。

 午後6時、アメリカ海軍横須賀基地ゲート前に喪服姿の市民が集まった。イラク戦争のすべての犠牲者に対し哀悼の意を表し、プラカードを掲げての無言のアピール。「WAR IS NOT THE ANSWER(戦争では何も解決しない)」と題したチラシが配られる。軽く手を挙げて「NO」の意思を示す兵士はいるが挑発的な態度を取る者はいない。立ち止まってプラカードを読む兵士もいる。チラシを受け取り、「One more(もう一枚)」と言ってくる者もいる。

 写真と文 今井明


Created byStaff. Created on 2003-06-10 11:50:33 / Last modified on 2005-09-05 02:59:19 Copyright: Default

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