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ヒロシマナガサキ被爆80年〜世界のヒバクシャとの連帯「救援関西」発足34年の集い(12/14 13:30〜 大阪市)
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2025/12/14 ヒロシマナガサキ被爆80年〜世界のヒバクシャとの連帯「救援関西」発足34年の集い(12/14 13:30〜 大阪市)

案内→https://x.gd/X1F8j
チラシ→https://x.gd/McB6z

 今年は「核時代80年」、アメリカによる広島・長崎への原爆投下「被爆80年」です。
 そして被爆につながる、日本のアジア・太平洋地域への植民地支配と侵略戦争の「敗戦80年」です。
 私たち「救援関西」は、ヒロシマ・ナガサキ、チェルノブイリ・フクシマ、そして世界の核被害者=ヒバクシヤと連帯する視点から、「80年」の意義を考え、これからの取り組みに繋いで行こうと、今年4月「チェルノブイリ39年の集い」で確認しました。
 朝鮮半島では日本の植民地政策のために農業ができなくなって困窮し、職を求めてやむなく日本に移り住んだり、軍の強制連行によって軍需工場などで働かされていた朝鮮半島出身者が、被爆当時の広島・長崎の人口の約1割居たと推定されています(広島市で約5万人、長崎市で約2万人)。
 そのうち、被爆死者は広島市で約3万人、長崎市で約1万人と推定されています。
 そして、被爆直後の「地獄」を生き残った人のうち、約2万3千人(広島1万5千人、長崎8千人)が、独立を果たした祖国へ帰っていったとされています。
 しかし、祖国に帰還しても多くの人々は窮乏生活の下で、被爆した身体を癒すこともできませんでした。
 朝鮮半島出身の被爆者は、日本の植民地支配、日本での差別・抑圧・搾取、帰国後は何ら援護も受けられず、二重三重の苦しみを強いられました
 。そのような中から韓国の被爆者は「座して死を待つことはできない」と被害者協会を結成し(1966年)、日本、米国、韓国の政府に対して補償と援護を求める闘いに立ちあがりました。
 今回の「集い」では、長年にわたって在韓被爆者の支援に取り組んでこられた「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」会長の市場淳子さんに、日本の植民地支配の下で韓国・朝鮮人が被爆させられた歴史、闘いの経緯、そして現状等についてお話を伺います。
 そして、過去の歴史も清算しない中で、軍拡に突き進み、「核抑止」にしがみついている日本の現状も踏まえ、ヒバクシヤ連帯の視点から、私たちのこれからの取り組みを話し合いたいと思います。
 ぜひ、ご参加ください!

ヒロシマナガサキ被爆80年〜世界のヒバクシャとの連帯 「救援関西」発足34年の集い
日 時:2025年12月14日(日)13時30分〜16時30分
場 所:大阪市立総合生涯学習センター 第1研修室
 〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500
 大阪駅前第2ビル
 地図→https://x.gd/oC53u
内 容:
・事務局報告「被爆80年・侵略戦争敗戦80年〜チェルノブイリ40年・フクシマ15年に向けて」
・お話:市場淳子さん(「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」会長)
 「日本の朝鮮植民地支配がもたらした韓国人・朝鮮人の原爆被害(1世、2世)精算されない植民地主義がその存在を見えなくする」
・歌&ギター:アカリトバリさん
・質疑応答と討論
・チェルノブイリとフクシマからのメッセージ紹介
・アピールなど
参加費:800円、学生・障害者400円
主 催:チェルノブイリヒバクシャ救援関西
問合せ:
072-253ー4644(いのまた)
0797-74-6091(だなか)
cherno-kansai@titan.ocn.ne.jp

市場淳子さん
 1956年広島生まれ。
 大阪府豊中市在住。
 1979年1月に初めて韓国を訪れ、在韓被爆者の実態に接して以来、「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」の活動に携わる。
 1999年から会長。
 大阪大学外国語学部、神戸女学院大学朝鮮語講師。
 著書:「ヒロシマを持ちかえった人々『韓国の広島』はなぜ生まれたのか」(凱風社、2005年新装増補版)など。         

 チェルノブイリ・フクシマを繰り返すな!原発事故等の補償と人権の確立を!

 原発事故後14年半を迎えたフクシマでは、トラブル続きの廃炉作業、続く放射能汚染、強行される汚染水海洋放出、健康・医療、賠償・生活再建など課題が山積しています。
 しかし政府・東電は、事故の責任を取らないばかりか、事故被害などなかったかのように、医療費等減免措置の段階的廃止など被害者支援打切りを進める一方、新潟の東電柏崎・刈羽原発の再稼働を強行しようとしています。
 私たちはこのような政策を許してはなりません。
 「救援関西」はベラルーシとロシアのチェルノブイリ・ヒバクシャと、互いに顔の見える交流を長年続けてきました。
 しかし、ロシアとウクライナの戦争が長期化する中、チェルノブイリ事故被害者との直接交流の再開の目処は立たないままです。
 ロシアは原発を占拠し、またウクライナ支援のNATOを牽制し、核兵器使用も辞さないとしてベラルーシへの核兵器配備を行い、新たな核惨事も危惧されています。
 私たちは即時無条件停戦を求めます。
 私たちは、どんなに困難であろうと、今後もチェルノブイリとフクシマの友人だちと共に、事故被害者の人権・補償の確立を求め、もうこれ以上原発重大事故を繰り返させないために活動を続けます。
 「発足34年の集い」では、「被爆80年・敗戦80年・核時代80年」の今年の活動を振り返ります。
 そして、「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」会長の市場さんのお話、チェルノブイリとフクシマからのメッセージも受け、来年「チェルノブイリ40年・フクシマ15年」に向けた取り組みについても話し合いたいと思います。
 ぜひ、ご参加下さい!

 私たちのチェルノブイリ支援・交流先〜ベラルーシの友人達〜

*首都ミンスクの「移住者」
 首都ミンスクのマリノフカ地区にはベラルーシの高汚染地からの1万人あまりの移住者が暮らしています。
 人々は住み慣れた故郷を捨て、都会での「ゼロからの生活」を始めなければなりませんでした。
 私たちは「移住者の会」との交を続けています。

*モギレフ州の人々
 ベラルーシ西部のモギレフ州には、原発から250km以上も離れていながら、地区の大部分が汚染され、移住と出生率低下のために人口が激減した地区があります。
 人々は今も放射能汚染と被曝の中での生活を続けています。
 慢性的な被曝と生活難のため、地区住民、特に子ども達の健康が悪化しています。
 私たちは病院・学校・幼稚園・子ども保護施設に支援を行ってきました。
 またロシアの非汚染地域にあるサマーキャンプへの、ベラルーシの子どもたちの参加も支援してきました。
 しかし、ロシアがベラルーシを経由してウクライナに侵攻して以降、現地訪問がきない状態が続いています。

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