資本論を読む会(世田谷)のご案内 | |
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2025/10/19 資本論を読む会(世田谷)のご案内◆当会主宰の宮崎氏による英語版翻訳『資本論』(宮崎氏による英語版の翻訳)をテキストにした輪読会です(もちろん各出版社刊の邦訳と読み比べています)。この間、第一篇「商品と貨幣」第一章「商品」のところを、時間をかけて議論しています。第1節、第2節を終え、第3節「価値の形式、または交換価値」(宮崎氏による翻訳。全集版では「価値形態または交換価値」)のところです。 この間、「(価値は)つかみどころはないが社会的労働を実体とした関係性を元にしたものであること」、2つの商品同士の関係(相対的価値形態と等価形態、価値表現に関しては両者は互いに切り離せないが互いに排除しあう関係=価値表現では同時に同じ形態ではあり得ない)等々を学んできました。そのうえで前回は「相対的価値形態」の「内実」(宮崎氏翻訳っでは『相対的価値形式』『この形式の性質と意味』」となっている)の箇所を検討しました。「 20ヤードのリネン=1着の上着」または「20ヤードのリネン=X着の上着」といった形で等式が成り立っているが、それを探るためには、それぞれの量的な外観にとらわれてはならないこと、同じ単位で表される何かがなければならないこと、を確認しました。そして「我々が価値とは、商品に凝縮された人間の労働にすぎない」と言うなら、われわれの分析は「商品を価値抽象」に還元しはするが、商品にその現物形態とは違った価値形態(x量の商品aはy量の商品bに値する-等しい-)を与えはしないということ、「一商品が価値の性格を示し得るのは、他商品との関係があってこそなのである」(宮崎氏訳)といういったことを確認しました。他にも「人間の労働」と「労働力」のちがい等々を議論しました。 ◆当読者会では、『資本論』を読み、参加者それぞれが思い思いないものの見解で意見を交わしています(多々脱線あり)。ロシアによるウクライナ侵略、イスラエルによるジェノサイド、等々、世界秩序がドラスチックに変動しています。並行して資本主義の変容も進んでいます。国家による経済への介入、バブルを連想させる株価の変動、国内政治情勢も石破退陣、高市自民党総裁の登場、自公連立政権の破綻、急速な排外主義への傾斜等々、情勢の動向は激しさを増しつつあります。 当会には資本主義に反対や賛成の方も参加なさっています。テキスト(英語版宮崎氏訳)は英文、和文とも用意してあります。手ぶらでご参加ください。共に学び語り合いましょう。また、メーリングリストへの登録により、Zoom の参加も可能です 記 ◆日時 第196回 2025年 10月 19日(日) 午後6時半より9時まで。 ◆テーマ 第一篇「商品と貨幣」第一章「商品」の第3節「価値の形式、または交換価値」(「価値形態または交換価値」)を検討します。 ★会場は 『世田谷区立男女共同参画センターラプラス』(世田谷区太子堂1-12-40グレート王寿ビル3〜5F) 東急田園都市線 三軒茶屋駅下車 昭和女子大正門右横。 会費・入会金は無料ですが、1〜200円以下でのカンパをお願いしています 第197回(11/9)、第198回(11/23)、第199回(12/)と続く予定です。 ◆連絡先 資本論を読む会(代表 宮崎恭一) kyo-miya@k08.itscom.net 03-3720-1621(宮崎) メーリングリストの会員も募集中です。 |