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『ひろしま』(関川秀雄監督)、『もうひとつのヒロシマ−アリランのうた』(朴壽南監督)上映(7/31〜8/15 東京・シネマ・チュプキ・タバタ)最終日
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2025/08/15 『ひろしま』(関川秀雄監督)、『もうひとつのヒロシマ−アリランのうた』(朴壽南監督)上映(7/31〜8/15 東京・シネマ・チュプキ・タバタ)最終日

案内→https://x.gd/ugxmw
   https://x.gd/dRYgd
   https://x.gd/z8rQg

上映館:シネマ・チュプキ・タバタ
 〒114-0013 東京都北区東田端2-8-4 マウントサイドTABATA
 JR山手線・京浜東北線「田端駅」北口から右方向徒歩7分
 アクセス→https://x.gd/Jx4es
上映作品:
『ひろしま』
『もうひとつのヒロシマ−アリランのうた』
上映期間:
『ひろしま』7月31日(木)〜8月15日(金)10時00分〜11時54分 *8/6(水)は上映、8/13(水)は休映
『もうひとつのヒロシマ−アリランのうた』7月31日(木)〜8月15日(金)12時15分〜13時18分 *8/6(水)、8/13(水)休映

『ひろしま』(1953年製作/109分/日本)
*音声ガイド、日本語字幕あり
上映期間:7月31日(木)〜8月15日(金)10時00分〜11時54分 *8/6(水)は上映、8/13(水)は休映
予約・入場方法:予約サイトでご鑑賞日時を予約→当日受付(お名前で照合)にてお支払い・座席を指定→上映時間までにご着席ください。
予約サイト→https://x.gd/dRYgd

上映作品紹介
 平和への祈り
 広島市民ら約8万8千人が出演し、原爆が投下された直後の惨状を再現した−

 自らも広島で被曝した教育学者・長田新が編集した文集「原爆の子〜広島の少年少女のうったえ」を日本教職員組合が映画化を決定し、八木保太郎の脚色にのり映画化された本作は、広島県教職員組合と広島市民の全面期的な協力の下で制作され、多数の広島市の中学・高校と父母、教職員、一般市民等約8万8000人が手弁当の協力とエキストラとして参加した。
 その中には、原爆を直接経験したものも少なくなかった。
 映画に必要な戦時中の服装や防毒マスク、鉄兜等は、広島県下の各市町村の順民から約4000点が寄せられた。
 『ひろしま』で描かれている原爆投下後の圧倒的な群衆シーンの迫力は、これらの広島県民の協力なくしてはあり得なかっただろう。
 東宝出身で戦後独立プロに転じた監督の関川秀雄は、原爆が投下された直後の地獄絵図の映像化に精力を傾け、百数カットに及ぶ撮影を費やして、国名に原爆被災現場における救護所や太田川の惨状等の阿鼻叫喚の修羅場を再現した。
 そして被爆者たちのその後苦しみを映画いた。それはひとえに被爆者たちの声でもあった。
 被爆国ニッポンは、すべての核を否定すべきであった、唯一の被爆国だというのに、私たちは、核の恐ろしさをもっと大きな声で訴えてこなかったのか・・・。
 原発も核開発に他ならない。

物語
 あの日、1945年、8月6日午前8時15分、みち子の姉町子は警報が解除され疎開作業の最中に、米原先生始めクラスの女学生たちと一緒に被曝した。
 みち子は爆風で吹き飛ばされた。
 弟の明夫も黒焦げになった。
 今ははぐれてしまった遠藤幸男の父・秀雄は、妻・よし子が梁の下敷きで焼け死ぬのをどうすることも出来なかった。
 陸軍病院に収容された負傷者には、手当の施しようもなく、狂人は続出し、死体は黒山のごとくそこに転がり、さながら生き地獄だった。
 しかし軍部はひたすら聖戦完逐を煽るのだった・・・。

監督:関川秀雄
撮影:宮島義勇 音楽:伊福部昭
出演:岡田英次、神田隆、月丘夢路、山田五十鈴、河原崎しづ江、町田いさ子、東京映画俳優協会、劇団虹の橋等から多数出演

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『もうひとつのヒロシマ−アリランのうた』(1986年製作/58分/日本)
※日本語字幕・音声ガイドあり
上映期間:7月31日(木)〜8月15日(金)12時15分〜13時18分 *8/6,8/13(水)休映
予約・入場方法:予約サイトでご鑑賞日時を予約→当日受付(お名前で照合)にてお支払い・座席を指定→上映時間までにご着席ください。
予約サイト→https://x.gd/z8rQg

◆舞台挨拶決定◆
日にち:8月9日(土曜)映画上映後
登壇者:朴 壽南(パク・スナム)監督

上映作品紹介
 父や母たちは、未曾有の原爆惨禍を証言して、人類の未来を証言する

 日本の植民地支配によって被爆を余儀なくされたコリアン原爆被爆者の声を掘り起こした朴壽南の第一作目の監督作品。
 広島の原爆スラムに住み込み「ピカに38度線はない」と同胞に呼びかけ20年の歳月をかけ被爆体験の証言を集めた。
 日本の平和運動の中で語られることのなかった在日、在韓被爆者たちの存在が大きな衝撃を呼び、自主上映は全国300カ所以上に広がった。

朴壽南(パク・スナム)監督
 1935年三重県生まれ。
 在日朝鮮人2世。
 「小松川事件」(1958年)の在日朝鮮人2世の少年死刑囚、李珍宇との往復書簡『罪と死と愛と』で注目を集める。
 1965年より広島と長崎の朝鮮人被爆者や徴用工ら朝鮮人犠牲者の実相を掘り起こし、証言集を出版。
1986年、コリアン被爆者を描いたドキュメンタリー映画『もうひとつのヒロシマ』を制作、初監督。
1991年、沖縄戦の朝鮮人軍夫と「慰安婦」の実相を追った『アリランのうた−オキナワからの証言』を発表。
 その後、2012年、沖縄戦の集団自決を生き残った住民と朝鮮人「慰安婦」と軍属を描いた『ぬちがふぅ(命果報)−玉砕場からの証言』を、2017年に韓国「慰安婦」当事者の闘いの記録『沈黙−立ち上がる慰安婦』を制作。
 新作『よみがえる声』は、娘朴麻衣と初の共同監督で完成させた。

1986:『もうひとつのヒロシマ−アリランのうた』/58min/ドキュメンタリー
1991:『アリランのうた−オキナワからの証言』/100min/ドキュメンタリー
2012:『ぬちがふぅ(命果報)−玉砕場からの証言』/132min/ドキュメンタリー
2017:『沈黙−立ち上がる慰安婦』/117min./ドキュメンタリー
2025:『よみがえる声』/142min.

監督:朴壽南(パク・スナム)
撮影:星野欣一
編集:富塚良一
整音:甲藤勇
音楽:原正美
製作:アリランのうた製作委員会/青山企画/李海先

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