せめぎ合う “英霊の顕彰” と “犠牲者への慰霊” 〜ドキュメンタリー映画「摩文仁 mabuni」公開中(6/7〜 沖縄、6/21〜 東京) | |
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2025/06/24 せめぎ合う “英霊の顕彰” と “犠牲者への慰霊” 〜ドキュメンタリー映画「摩文仁 mabuni」公開中(6/7〜 沖縄、6/21〜 東京)案内→https://x.gd/0YAHfドキュメンタリー映画「摩文仁 mabuni」 劇場公開日:2025年6月21日(6月7日、沖縄先行公開) 膨大な数の慰霊碑が林立する摩文仁(まぶに)の丘。 戦争で遺された者は死者の魂をどう受け止めその霊を慰めるのか。 沖縄住民、日本軍戦友、自衛隊、アメリカ軍関係者、韓国人遺族。 丘にはそれぞれの思いがすれ違う。 この丘では “英霊の顕彰” と “犠牲者への慰霊” が常にせめぎ合い、本土と沖縄の分断を象徴してきた。 それでも、その傍では花売りのおばあが死者の魂を慰めようと祈り続けるのだった。 地元で生まれ育った大屋初子(89歳)は、沖縄戦で集団自決が起きた壕から命からがら生き残り、戦後はずっと「魂魄之塔」という慰霊碑の前で遺族に参拝用の花を売ってきた。 本作では初子おばあを主人公に、膨大な数が存在する沖縄戦の慰霊碑を訪ね、そこにこめられた人々の様々な思いを描く。 戦争とは? 平和とは? そして ”摩文仁” とは? このひとつの丘からは沖縄のみならず、多くの紛争に揺れる世界の今も見えてくるはずだ。 監督は、沖縄や中東などで戦争をテーマに映像制作を行ない、現在もウクライナで取材を続ける新田義貴。 沖縄の市場の再生を描いた劇場映画デビュー作「歌えマチグワー」(2012年)に続き、戦後80年となる今年、いまなお沖縄が抱える多くの矛盾や、そこで生きる人々の姿を見つめる。 ナレーションは沖縄出身でモデル・タレントとして活躍する知花くらら、そして主題歌はシンガーソングライターの寺尾紗穂が手掛け、鎮魂の祈りをともに捧げる。 (公式サイト) 摩文仁とは 摩文仁は、沖縄本島南端に位置する沖縄戦の数戦地。 日本軍が首里から際、摩文仁の丘の自然壕に司令部を移したことで(南部撤退)、南部に避難していた住民が戦闘に巻き込まれ多くの犠牲者が出た。 この日本軍の “南部撤退” の作戦は、日本本土への上陸を1日でも遅らせる時間稼ぎが目的であったとされる。 このことが沖縄の人々の旧日本軍や日本政府への今も続く複雑な感情を生んだ。 1945年6月23日(22日説もあり)、日本軍司令官の牛島満中将が摩文仁の丘で自決し日本軍の組織的戦闘が終わる。 そしてこの6月23日が「沖縄慰霊の日」となった。 摩文仁にはいま平和祈念公園があり、沖縄戦で亡くなった兵士や民間人の名前が刻まれた平和の礎などの慰霊碑や、沖縄戦の歴史を伝える資料館がある。 毎年慰霊の日には犠牲者を悼むための追悼式典が行われ、多くの人々が平和を願い祈りを捧げる。 (公式サイト) 「摩文仁 mabuni」作品情報 監替・撮影・編集|新田義貴 ナレーター|知花くらら 主題歌| 寺尾紗穂 プロデューサー|七沢潔 編集協力|濱口文幸記念スタジオ 制作協力|山上徹二郎 宜伝|スリーピン 制作・配給|ユーラシアビジョン 2025/日本/97分/カラー/ドキュメンタリー 公式サイト:https://x.gd/iFFiYj 予告編:https://x.gd/8ya3p 上映館情報:https://x.gd/ljVsC 東 京 シアターイメージフォーラム 2025/6/21〜 神奈川 横浜シネマリン 2025/8/16〜 愛 知 ナゴヤキネマ・ノイ 2025/7/5〜 大 阪 シアターセブン 2025/7/26〜 沖 縄 桜坂劇場 2025/6/7〜6/27 終映未定 https://x.gd/yEomT |