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資本論を読む会(世田谷)のご案内
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2025/06/22 資本論を読む会(世田谷)のご案内

◆当会主宰の宮崎氏による英語版翻訳『資本論』をテキストにした輪読会です(もちろん各出版社刊の邦訳と読み比べています)。
 第一篇「商品と貨幣」第一章「商品」第1節「商品の要素は二つ 使用価値と価値(価値の実体と価値の大きさ)」(宮崎氏による英語版の翻訳)の「交換価値」に関する短い段落を輪読。今回はトウモロコシと鉄という二つの商品の「交換」についての考察をめぐって議論しました。とくに「さまざまな商品の使用価値はそれぞれに違った特質を持っている。しかし交換価値となると、量の違いだけ。交換価値には、使用価値の一原子もふくまれていない」(宮崎氏訳)。この「使用価値の一原子もふくまれていない」との記述が、「商品に使用価値があることが交換の条件なのだから使用価値の一原子もふくまれていない」というのはしっくりこない。との意見が出されました。これに対し「ここでは(交換価値の考察にあたって)、使用価値は捨象されること、交換価値は二つの物の量的関係で、生産物の質(特性・有用性)とはまったく別物であることが強調されているのではないか」との意見が出されました。
 この最初の箇所は、以前からさまざまな議論が展開されているところです。引続き丁寧に読み込んでいく予定です。

◆当読者会では、『資本論』を読み、参加者それぞれが思い思いの見解で意見を交わしています(多々脱線あり)。世界秩序がドラスチックに変動すなか資本主義の変容も進んでいます。資本主義には賛成だが、今の世の中はおかしい、という方も参加なさっています。テキスト(英語版宮崎氏訳)は英文、和文とも用意してあります。手ぶらでご参加ください。共いに語り、学びましょう。また、メーリングリストへの登録により、Zoomでの参加も可能です。

           記
◆日時
 第189回  2025年 6月 22日(日) 午後6時半より9時まで。

◆テーマ
 第一篇「商品と貨幣」第一章「商品」第1節「使用価値と価値(価値の実体と価値の大きさ)」を検討引き続き検討します。
 ★会場は三軒茶屋のキャロットタワー3F 生活工房スペースCです。
 世田谷区太子堂4丁目1−1 ☎ 03-5432-1543(生活工房) 東急田園都市線 三軒茶屋駅前。
 会費・入会金は無料ですが、1〜200円以下でのカンパをお願いしています。
 第190回(7/13)、第191回(7/27)第192回(8/17)と続く予定です。

◆連絡先
 資本論を読む会(代表 宮崎恭一) kyo-miya@k08.itscom.net 03-3720-1621(宮崎) メーリングリストの会員も募集中です。
 

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