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2024/09/14 申込み 2024高麗博物館在日連続講座「なぜ『歴史のなかの朝鮮籍』を問うのか」鄭栄桓(チョン・ヨンファン)さん(9/14 14:00〜 新宿区&オンライン)案内→https://x.gd/Zp3pzhttps://x.gd/QnKjcI チラシ→https://x.gd/bRnEk 9月14日(土)14時から、鄭栄桓(チョン・ヨンファン)さんの講演会「なぜ『歴史のなかの朝鮮籍』を問うのか」をおこないます。 外国人登録制度が始まった1947年には、全員が「朝鮮籍」でしたが、現在は2万人台に減りました。 在日朝鮮人の国籍問題の現状と課題を考えます。 参加費1000円、会場とオンライン、要予約。 2024高麗博物館在日連続講座「なぜ『歴史のなかの朝鮮籍』を問うのか」 日 時:9月14日(土)14:00〜16:00 形 式:会場&オンライン 会 場:高麗博物館 〒169-0072 東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル 7階(1階ファミリーマート) 地下鉄大江戸線・副都心線「東新宿駅」A1出口徒歩4分 西武新宿線「新宿駅」徒歩7分 地図→https://x.gd/yDaks 講 師:鄭栄桓(チョン・ヨンファン)さん(明治学院大学教養教育センター教授) 参加費:1000円(オンライン・会場共に) 連絡先:kh@kouraihakubutsukan.org 申込み→https://x.gd/0UKXI 鄭栄桓(チョン・ヨンファン)さん 明治学院大学教養教育センター教授。 専攻は歴史学(朝鮮近現代史、在日朝鮮人史)。 著書に『歴史のなかの朝鮮籍』(以文社、2022年)、『忘却のための「和解」『帝国の慰安婦』と日本の責任』(世織書房、2016年)、『朝鮮独立への隘路−在日朝鮮人の解放五年史』(法政大学出版局、2013年)などがある。 鄭栄桓さんからのメッセージ 朝鮮籍とは、在日朝鮮人の外国人登録上の国籍表示「朝鮮」を意味する言葉です。 この「朝鮮」とは一体何を意味する言葉なのでしょうか。 朝鮮半島なのか、朝鮮民族なのか、朝鮮民主主義人民共和国なのか、あるいは統一された朝鮮国家なのか。 この質問に的確に答えることができる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。 朝鮮籍を生きた当事者たちもまた、みずからの外国人登録に記された「朝鮮」とは何かをめぐって、悩み、葛藤し、そして闘ってきました。 いま朝鮮籍の在日朝鮮人は2万人台にまで減少していますが、かつて1947年に外国人登録制度が始まったときには、登録した約60万人全員が朝鮮籍でした。 日本は1910年に「韓国併合」と称して朝鮮を植民地とし、朝鮮民族をその支配下に置きました。 植民地支配の結果として日本へと渡ることを余儀なくされ、解放後も引き続き日本で暮らすことになった人びととその子孫が、在日朝鮮人です。 第二次世界大戦に敗北し、朝鮮が解放された後も、日本は在日朝鮮人を解放民族として扱うどころか、むしろ「法の下の平等」の対象外として憲法上の権利がら排除し、外国人登録の対象としました。 その際に国籍欄に記入することが求められた名称が「朝鮮」なのです。 その後、祖国の朝鮮半島が南北に分断された結果、在日朝鮮人の国籍と法的地位の問題はさらに複雑さを増し、平和条約の発効により日本国籍を喪失したものの、新たにどの国の国民となるのかは、未解決の課題として残り続けることになります。 朝鮮籍という、この奇妙な「国籍」をめぐる歴史には、このように、日本の植民地主義と南北分断、さらにはこれに抗った当事者たちの苦闘の歴史が深<刻みこまれています。 講演では2022年に刊行した『歴史のなかの朝鮮籍』を手掛がりに、在日朝鮮人の歴史研究者として、なぜこのテーマに挑むことになったのか、また、在日朝鮮人の国籍問題の現状と課題は何かについて、考えたいと思います。 |