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JCA-NETセミナー 5月(全3回)第2回:戦争とジェノサイドに加担するプラットフォーマーと決別するために(5/25 15:00〜 Jitsi-meet)
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2024/05/25 JCA-NETセミナー 5月(全3回)第2回:戦争とジェノサイドに加担するプラットフォーマーと決別するために(5/25 15:00〜 Jitsi-meet)

案内→https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/356

JCA-NETセミナー2024年5月JCA-NETセミナーのお知らせ

1. セミナー1:5月21日(火)19時〜
  運動の記録(チラシ、パンフから写真、動画まで)を残す
2. セミナー2:5月25日(土)15時〜
  戦争とジェノサイドに加担するプラットフォーマーと決別するために――何ができるか、何をすべきか...
3. セミナー3:5月29日(水)19時〜
  フォローアップ

開催方法:オンライン
オンラインはJitsi-meetを使用します。

参加方法
・JCA-NETの会員、セミナーのメーリングリスト(digital-rightsまたはseminar-info)登録済の方は、当日30分前に、登録されているメールに会議室情報を送信します。
 また、JCA-NETの会員メーリングリスト、セミナーメーリングリストに登録されている方は、メーリングリストから会議室案内をみてアクセスしてください。
・JCA-NETの会員以外の方でセミナーに初めて参加される方、上記のセミナーのメーリングリスト未登録の方は予約が必要です。
 メールにて、jcanet-seminar@jca.apc.orgまで以下の各項目を記載して申し込んでください。
 ・おなまえ
 ・メールアドレス
 ・参加希望のセミナー番号(複数可)
 ・今後もセミナーの案内を希望するばあいは「案内希望」とお書きください。
 ・セミナーのメーリングリストに参加希望のばあいは「メーリングリスト希望」とお書きください。

参加費:無料(カンパ大歓迎)

問合せ:小倉利丸(JCA-NET理事)
    toshi@jca.apc.org
    070-5553-5495

セミナー1:5月21日(火)19時〜
運動の記録(チラシ、パンフから写真、動画まで)を残す
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 高齢化のなかで、地域の小さな市民運動、住民運動や労働運動のなかには、長い闘いの歴史と経験をどのようにして次の世代に継承するのかに苦労しているところが多くあります。
 紙媒体をそのまま残すとすれば、資料の価値を理解してくれて保存してくれる場所を探さねばならず、公立の図書館や大学などがこうした運動の記録を快く受け入れてくれるとは限りません。
 記録の保管者が高齢化したり他界した場合に資料が散逸することも珍しくありません。
 他方でデジタル化されてネット上にある記録も、団体が解散したり個人がプロバイダーとの契約を打ち切ってしまえば、その段階でアカウントは削除されてウェッブは閉鎖されるなどになるので貴重なデータが消失してしまいます。
 デジタルのデータは紙以上に保存が難しいとすらいえます。
 その一方で、国や企業などは記録を保存して自分たちにとって都合のよい歴史を後世に伝えようとするでしょう。
 こうした不釣り合いな記録の存続環境は、将来、歴史の評価を誤らせる結果になるだろうことも容易に想像できます。
 こうした事態をなんとか回避して、可能な限り自分たちの活動の記録を当事者自身の手で残すこともまた運動を担ってきた人達に課されている大きな宿題になっています。
 今回のセミナーでは、米国に拠点を置くInternet Archiveを紹介します。
 このサイトについては2022年7月のセミナーで取り上げたことがあるので、今回は2回目になります。
 Internet Archiveは、チラシやパンフのような紙媒体のものから音、映像、写真といった様々な種類のデータをその容量の大きさを問わず収集して公開してくれるサイトです。
 ウェッブについても閉鎖されたものであっても記録して残せるようになっています。
 たとえばJCA-NETのウエッブサイト上にはすでに存在していない
20年前のウェッブ上のデータもInternet Archiveからアクセス可能です。
 このInternet Archiveを実際にどのようにしたら使えるのか、登録方法からデータのアップロードの方法まで、実際に使えるようになるためのノウハウについて、前回よりもより具体的に説明できるようにする予定です。

セミナー2:5月25日(土)15時〜
戦争とジェノサイドに加担するプラットフォーマーと決別するために――何ができるか、何をすべきか...
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 今から3年前の2021年、GoogleやAmazonの労働者からの呼びかけで立ち上げられたキャンペーンにNo Tech For Apartheitがあります。
 当時AmazonとGoogleは、イスラエル政府と軍との間でProject Nimbusと呼ばれる12億2000万ドルの契約を結びました。
 この契約がイスラエルのパレスチナに対するアパルトヘイトや空爆のための軍事技術を含んでいるとして、反対運動は、会社からの解雇などの攻撃を受けながら現在まで続けられています。
 そして最近新たにGoogleがイスラエル国防省と契約していることも明らかになりました。
 他方で、XやFacebook、InstagramなどのSNSやYouTubeは、パレスチナの人々の発信を意図的に抑制するポリシーを実施する一方で、イスラエルの首相をはじめとする政府高官や軍関係者が繰り返しジェノサイドを煽るような発言をSNSで拡散するなど、イスラエル国内からのジェノサイドを煽るような発言を放置してきました。
 これがイスラエル国内での戦争を支持する世論を生み出してた側面は否定できません。
 反戦平和運動など市民運動は、こうしたプラットフォーマーのアパルトヘイト/ジェノサイド加担がありながら、そのサービスを拒否するといったアクションは目立ちません。
 それだけ運動の側にとってもプラットフォーマーのメディア拡散効果は無視できない力をもっているということでもあります。
 しかし、ジェノサイドに加担する企業のサービスを使い続け、結果として企業の利益に寄与することは、果して正しい選択なのかどうか、今一度真剣に議論してみるべき時だと思います。
 今回のセミナーでは、プラットフォーマーのサービスをボイコットするために何が障害になっているのか、どうしたらオルタナティブへの切り替えが可能なのか、既存の営利目的のサービスに依存しない運動のコミュニケーション文化をどうしたら創造できるか、など様々な問題を議論の俎上に乗せます。

セミナー3:5月29日(水)19時〜 フォローアップ
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 毎月最後の回は、これまでのセミナーで取り上げたテーマの積み残しや、うまく解決できなかった課題、あるいは皆さんが抱えている疑問や問題を出し合って解決していく回になります。
 今回も様々な質問などを自由に出していただいて構いません。
 今月は、運動のドキュメントを保存・公開するサイトとしてInternet Archiveの紹介と使い方、プラットフォーマーによる戦争・ジェノサイド加担にどのように対抗するかを取り上げました。
 90分の短かいセミナーだけではフォローしきれないことも多いと思います。
 質問や疑問があればぜひこのフォローアップの回を活用してください。
 またセミナーに参加できなかった皆さんも遠慮なく気軽に参加してみてください。

 セミナーでは、LinuxOSの紹介にも力を入れてきました。
 Linuxを新規に使いたいという皆さんや、すでにLinuxを使っている方たちとの情報交換の場としても活用してください。

技術的なテーマとして、これまでセミナーで取り上げてきたものの一例。
- メールの基本的な仕組み
- パスワード管理
- ブラウザのプライバシー、セキュリティ設定
- Jitsiを使ったオンライン会議
- 暗号化サービスProtonやTutanotaのメールサービス
- CryptPadの使い方
- 機械翻訳の活用(DeepL)
- LinuxOSの導入と活用
- Internet Archiveの使い方
- Open Street Mapの使い方
- LibreOfficeのインストールと使い方
- Mastodonの使い方
など。

最近の社会・政治的なテーマでセミナーやメーリングリストなどで話題になった事柄の一例。
- 刑事訴訟法とコンピュータ、インターネット
- イスラエル・パレスチナ戦争
- 国連サイバー犯罪条約
- 「能動的サイバー防御」の問題点
- 監視社会とジェンダー
- 生成AI(ChatGPT)
- スマートシティ
- マイナンバーとデジタルID
- 政府によるインターネット遮断
- 政府による暗号規制
など。

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