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名古屋コラム

郵政首切り20年・名古屋哲一の月刊エッセイ

 ガツンと辛口でやってしまった

「ためになる??コント・トーク『参考者誤元凶』」の出演者4人の内の1人になってしまった。「三公社五現業」の労組という、総評=社会党構造・戦後日本労働運動の中軸を担った組合が何でダメになっちゃったのと話し合うトークなのだった。

 JR総行動の日の夜、日本教育会館での「イヤです!戦争・首切り3/3鉄建公団訴訟報告集会」に260人が集まった。国鉄闘争共闘会議議長の主催者挨拶や弁護士さんなど「ためになる」話の後に、この「ためになる??」トークが行われた。

闘う闘争団の岩崎さんが出演しろと言ってきたがボクはイヤだった。何故なら、国鉄闘争を闘う仲間の中にも未だ残る「国労一家主義」へガツンと辛口の問題提起をするのが出演者の役割であり、ホンワカと甘口のお伽噺などするという本来のボクのキャラとは隔たりがありすぎたからだ。しかし、郵政当局=国家による首切りといい、全逓労組本部からの首切りといい、「全逓一家主義」といい、4・28闘争は国鉄闘争とあまりにも似ているために断り切れなかったのだ。 *   

    *       *        *

(1)田島省三さん〈闘う闘争団〉:司会「まず、組合変節の過程を含め自己紹介などを」

 名古屋哲一さん〈旧郵政省〉「従来の妥協を排して国家が本気で組合つぶしにでてきた時、権利の全逓もマル生に勝った国労も変質させられた。全逓は今や合理化推進。4党合意の一票投票で、あの修善寺大会を経た国労でさえ賛成は50%を越えた。本部がヒドイのは誰でも知っているわけで、本部批判のレベルではなく自らの団結の質・在り方・ピラミッド型の組織・個人の自立を基礎にした連帯等を自問したい」

 木下孝子さん〈旧電電公社〉「職業病・解雇撤回闘争を20年にわたり闘ってきたが、左派排除の当時の全電通も現在のNTT労組も一切支援をしなかった」

猫田馬場之介さん〈旧国鉄公社〉:組合費猫ババの国労某役員と思われる御仁をカツラに付け髭の岩崎松男さんが代役:「活動家と言ったところで飲み屋に連れてってお姉ちゃんとお友達、これで簡単に転ぶしね。少数組合になればうまみもなくなる」

(2)田島さん:司会「闘いの現状と展望などを。猫田さんは話さなくてもよいです」

木下さん「解雇争議は最高裁で負けた。しかしNTT11万人合理化の際、合同労組としてのNTT関連労組を仲間と共に結成し今は書記長として団体交渉に出席できる。組合事務所も勝ち取った。最高裁で負けたら“終わり”ではない」

名古屋さん「全逓本部相手の裁判では連戦連勝!マア、2戦2勝だけれど。“郵政全労協の戦略”との質問へは“ヤブレカブレ”と回答する他ない。一つは有期雇用労働者が人権ゼロで、下請け日逓期間労働者(これはホントにほぼ連戦連勝)や雇い止めパートさんら、“ヤブレカブレ”の所から立ち上がらざるを得ないし、本務者も彼らとの連携は死活問題なので“ヤブレカブレ”で連帯する。二つは郵政民営化に対してのパンフ“社会的有用性のある郵政事業を目指して”発刊など対案戦略。郵政のおじさんたちが考え出せるはずもなく、東京清掃労組のゴミ問題・リサイクルへの取り組みなどをまねしただけだが、企業内労使関係(企業別組合主義)でなく、もう“ヤブレカブレ”で社会的労使関係をもって民営化へ立ち向かう。ところで、数年前の国労の交通政策対案もまねさせてもらったのだが、国労は“ヤブレカブレ”の本気の取り組みだったのだろうか?」

(3)田島さん:司会「最後に国鉄闘争の今後について一言づつ。猫田さんは・・・」

猫田さん「俺にも言わせろ。闘争団も一人では何も考えられない、大国労時代のイメージしかないんだ。少数派労働運動なんてできっこない。ハッハッハー」

 木下さん「一人でも闘い続ければ変えることはできる!」

 名古屋さん「本部派闘争団などへもどんどん切り込んで訴訟原告団を増やしていくものと思っていたが、逆に36闘争団の“統一と団結”に遠慮し引いているように見える。今日色々言ったけれど、ボクは自分にできないことを人にやれと言うのは大嫌いなんだ。ただ、嫌いだけれど得意なのね。そういうわけで、頑張っていただきたい」

ps.4月28日4・28反処分24周年の日、第6回鉄建公団訴訟を終えた仲間が昼の郵政公社抗議行動へ駆けつけてくれるとのこと、ありがたいです。

                             名古屋哲一(4・28免職者)

郵政九州労組・郵政近畿労組大阪北「機関紙3月末号」掲載

*タイトルはレイバーネット編集部


Created byStaff. Created on 2005-09-04 20:41:01 / Last modified on 2005-09-29 06:44:51 Copyright: Default

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