私たち617取材団は、新自由主義グローバリゼーションに対抗する メディア・アクティビストの集団です。
2006年6月、「アジアの統合」を掲げて東京で開かれた 世界経済フォーラム(World Economic Forum)東アジア会議は 自由貿易という美名の下でアジアの民衆の生を破壊する密談の場でした。 これに対抗して6月17日に開催されたフォーラムは、 アジアの民衆の視点から世界経済フォーラムの虚飾を暴く場でした。
東京の一角で進められたこのイベントは、大きなイベントではなく、 マスコミが注目するようなイベントでもありませんでした。 しかしアジアを飲み尽くそうとする世界経済フォーラムに対抗して 声をあげるフォーラムが開かれたことの「民衆的意味」は、 決して小さなものではありません。
今、アジアの民衆は、新自由主義グローバリゼーションの破壊的な暴力の前に 苦しんでいます。 経済成長の数字しか見ようとしない「持てる者たち」の露払いに堕した 主流メディアが決して伝えようとしない「持たざる者たち」の怒りや苦しみ、悲しみを伝える ことが、本当のメディアの使命だったのではないでしょうか。
617取材団は、社会的・民衆的メディアの可能性を切り開いていこうとする人々の集まりです。 私たちは、これから新しい社会的・民衆的メディアに向けた活動を始めようと思います。 今回のこのサイトは、6.17シンポジウムを題材に、メディア作業の実際を共有するための 実験的な試みです。 今後、今回のサイト構築の経験を通じて、新しいメディアの可能性に向けて活動をしていく 予定です。
617取材団宛のお問い合わせや連絡は、media-work＠labornetjp.org宛にお願いします。