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「9号線公営化対策がなければストライキ突入」

民間委託阻止座り込み6日目…「ソウル市が予算支援を」

ウン・ヘジン記者 2020.06.22 20:44

市議会交通委員会が9号線に対する民間委託同意案を可決した中で、 9号線第2・第3段階の労働者が6月22日午後3時付で争議権を得た。 彼らはソウル市が9号線公営化についての対策を出さなければ、 ストライキに突入するという計画だ。

「9号線安全と公営化のための市民社会対策委(市民社会対策委)」等は6月22日午後3時、 ソウル市議会別館の前で集会を開き、 ソウル市の9号線民間委託推進を糾弾して公営化を要求した。 6月17日に公共運輸労組ソウル・メトロ9号線支部のシン・サンファン支部長は、 ソウル市議会別館の前で民間委託阻止のための野宿座り込みに突入した。

現在、9号線の第2・第3段階区間はソウル市民間委託事業場で、 3年ごとに委託業者を公募している。 支部はソウル市の施設の9号線第2・第3段階の所有権をソウル交通公社に移転する 「現物出資」方式の解決方案を提示している。 ソウル市がソウル交通公社に対して不足の予算を支援すれば、 人員補充、処遇改善問題を解決できるということだ。

シン・サンファン支部長は 「ソウル市は運営を委託して、事故がおきた時も責任がないと責任を回避している。 しかし会社の立場としては、3年だけ契約期間を維持をすれば良いので 安全や人員に投資をしない。 文在寅(ムン・ジェイン)政府が生命安全業務の場合は連続性がなければならないと話した内容にも反している」と指摘した。

去る2018年、労組と市民対策委などは9号線公営化闘争を行い、 交通公社の子会社が運営する9号線は ソウル交通公社CIC(Company In Company)に編入された。 しかし会社の中に9号線運営部門という部署を作り、 別途の就業規則を適用したため処遇問題は改善されなかった。

9号線は1〜8号線と同じフルサイズの地下鉄だが人員は3分の1に過ぎない。 支部は「13の駅をたった2人で運用しているので、 事故が発生すれば1人勤務になる。 女性労働者も存在する」とし 「飲酒者、急病患者などが発生すれば現実的に対処が難しい」と指摘した。 また機関士は最長運転時間が7時間に達するなど、疲労の累積を訴えていた。 また彼らは人員不足問題が過労につながり、 列車を運行する時の乗務労働者と列車を利用する市民の安全も威嚇していると説明した。

シン・サンファン支部長は集会で 「1〜8号線と比べ、9号線を利用する市民の安全は脅かされている。 団体交渉を3年6か月行っているが決裂が続いている。 労働条件改善のための交渉でも使用者側は改善できないという。 9号線第2・第3段階の劣悪な労働条件改善は、ソウル市が鍵を握っている。 しかしソウル市は2017年の入札公告当時にも子会社を参加させた」と指摘した。

委託運営契約は来る8月31日付で再び終了する。 市民社会対策委のチョン・ジャンホ共同代表は 「2018年、ソウル市と交通公社は対策委と労組にCICは一時的だといった。 必ず公営化できるように努力するといった。 しかしソウル市は同じ方式で民間委託方式を固守して、 ソウル市議会に民間委託同意案を提出した。 競争入札で新しい事業団を物色するのがソウル市の計画」とし、 民間委託に反対して朴元淳(パク・ウォンスン)市長との全面的闘争をすると明らかにした。

一方、労組は6月17日から争議行為賛否投票に突入して91%の賛成を引き出した。 また今月30日の本会議で民間委託同意案が最終通過すれば、 ソウル市は9号線民間委託のための民間業者選定に入る。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-06-30 23:18:59 / Last modified on 2020-06-30 23:19:01 Copyright: Default

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