本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:[7.3全面ストライキ]公共部門非正規職労働者全面ストライキ大会
Home 検索
 


公共部門の非正規職労働者はなぜ文に背を向けたのか

[7.3全面ストライキ(1)]公共部門非正規職労働者全面ストライキ大会

ユン・ジヨン記者 2019.07.03 15:52

公共部門非正規職労働者10万人が雇用不安と差別解消を政府に要求して、 大規模なストライキを行った。 非正規職労働者たちはソウルの都心で大規模ストライキ集会を開き、 文在寅(ムン・ジェイン)政府に公共部門非正規職の正規職転換と 差別解消のための労政協の機構設置を要求した。

民主労総傘下公共部門非正規職(公共運輸労組、サービス連盟、民主一般連盟) 労働者たちは7月3日にストライキに突入した後、 ソウルに上京して光化門広場で「非正規職撤廃全国労働者大会」を開いた。 この日の集会には、 公共部門非正規職組合員および加盟傘下組織拡大幹部など約5万3千人が参加した。 ストライキに突入した公共部門非正規職労働者たちは、 地方自治体と中央行政機関、公共機関、国公立大と、 幼稚園および小中高などの学校非正規職だ。

「公共部門正規職転換」を掲げた文在寅政府
公共部門の非正規職労働者たちはなぜ怒るのか

ストライキ参加者は、 文在寅大統領が主要公約として掲げた 「公共部門非正規職正規職転換」の約束が全く守られていないと声を高めている。 実際に文在寅大統領は 2017年5月12日、大統領当選直後に仁川空港を訪れ 「非正規職ゼロ時代」を宣言した。 その後、政府次元の「公共部門非正規職正規職転換」対策が施行された。

しかし1段階から3段階まで進められた公共部門正規職転換はどんぶり勘定式で進められ、 大多数の非正規職が転換から脱落する事態が起きた。 政府のガイドラインによって期間制教師、英会話専門講師などの学校非正規職労働者は 最初から「正規職転換対象」から排除された。 正規職転換されたとしても、別名「中規職」と呼ばれる無期契約職の身分に転換された。 そればかりか、別の「間接雇用用役会社」と言われる子会社設立による 「ニセ正規職」として雇用し、職務給を導入して賃金、昇進、労働条件などで 新しい差別ができた。

この日、ストライキの参加者たちは決議文で 「文在寅政府は キャンドルの前で多くの約束をして、 またその約束をすべて破った」とし 「子会社転換の小細工と、 常時・持続業務正規職転換拒否で『非正規職ゼロ』の約束は、 口にすることも苦しい状況」と批判した。

続いて「われわれはこれ以上、一方的な政府に期待しない」とし 「百万公共部門非正規職の本当の社長である 文在寅政府を 集団交渉の場に引き出しす」と声を高めた。 現在、公共部門の労働者は政府に非正規職正規職転換および差別解消などを議論できる 枠組みの構成を要求している。 地方自治体と中央政府、公共機関、学校など、 公共部門の非正規職職種別に雇用条件と正規職転換推進状況が千差万別なので、 これを総括するために労政の協議体を構成し、 非正規職労働者の実質的な賃金団体協議の枠組みを用意しようという趣旨だ。

現在、民主労総は7月中に「(仮)公共部門非正規職差別撤廃労政委員会」を構成し、 公共部門を総括する中央協議と中央行政機関、地方自治体、公共機関、地方公企業、 教育機関などの類型別労政協を同時に推進することを要求している。

公共部門非正規職労働者たちは、ストライキ1日目の7月3日の上京闘争を皮切りに、 4日と5日にもストライキを続けていく。 彼らは二日間にわたり、ソウルと京畿など15の地域で 公共部門非正規労働者全面ストライキ・地域ストライキ大会を開催する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


公共部門非正規職5万3千が大規模都心ストライキ集会

[7.3全面ストライキ(2)]「本当の使用者政府が出てきて職業交渉しろ」

ユン・ジヨン記者 2019.07.03 18:31

公共部門の非正規職労働者10万人が雇用不安と差別解消を政府に要求して大規模なストライキを行った。 非正規職労働者たちはソウルの都心で大規模ストライキ集会を開き、 文在寅(ムン・ジェイン)政府に対して 公共部門非正規職の正規職転換および差別解消のための労政協議機構の設置を要求した。

民主労総傘下の公共部門非正規職(公共運輸労組、サービス連盟、民主一般連盟)労働者たちは 7月3日にストライキに突入した後、ソウルに上京し、 光化門広場で「非正規職撤廃全国労働者大会」を開催した。 この日の集会には公共部門非正規職組合員および加盟傘下組織拡大幹部など、 約5万3千人が参加した。 ストライキに突入した公共部門非正規職労働者たちは、 地方自治体と中央行政機関、公共機関、国公立大と幼稚園および小中高などの学校非正規職だ。

「正規職転換を約束しながら...中規職と子会社小細工、職務給制度導入」

この日のストライキは、民主労総傘下公共部門労働者たちの最大規模のストライキで、 初の共同ストライキだ。 これまで公共部門労働者たちは文在寅政府が 「公共部門非正規職正規職転換」の約束を守らず、 もうひとつの非正規職である「無期契約職」への小細工転換と、 子会社や職務給制度の導入を押し通したと声を高めている。

サービス連盟のカン・ギュヒョク委員長はこの日のストライキ集会で 「文在寅大統領は、 公共部門から非正規職をなくすと国民の前で約束した。 だが現実はどうか。 われわれは無期契約職という名前の一生非正規職になってしまった」とし 「文在寅大統領が もうひとつの階級を作った。 一生差別される身分であり、 正規職と同じ仕事をしても半分しか賃金を受け取れない境遇だ。 なぜ不公正な差別を私たちに強要するのか」と声を高めた。

また、文大統領が正規職と非正規職の「賃金格差」を解消するという約束を破り、 むしろ最低賃金削減を強行したという批判も続いた。 カン委員長は「大統領は社会的に問題になっている正規職と非正規職の賃金格差を減らすとし、公正賃金制を約束した。 しかし賃金格差は縮まらずに最低賃金の速度を調節するだけ」だとし 「最低賃金算入範囲の拡大で、過去に非正規職労働者たちが 断髪、ハンスト、座り込みをして数百日にわたる街頭闘争で争奪した 食費と賞与金を吹き飛ばしてしまった。 2年待ったのだから、もう十分に我慢した」と批判した。

保守政権が進めた職務給制度導入と、もうひとつの「間接雇用用役会社」と呼ばれる子会社設立による「小細工正規職化」への反発も強かった。 最近では子会社転換に拒否する料金所料金徴収員労働者1500人が集団解雇された。 民主一般連盟のイ・ヤンジン委員長は 「文政府は子会社転換と職務給制度導入で公共部門の非正規職労働者たちを欺瞞している。 政府はもうひとつの間接雇用用役会社である子会社ブームを作っている」とし 「国土部傘下の道路公社は裁判所で正規職だと判決した司法府を無視して子会社を強行し、 結局1500人の仲間を解雇した」と明らかにした。

続いて彼は「また政府は非正規職労働者を間接雇用子会社で追いやり、 職務給制度を強要している。 職務給制度導入を正規職転換の条件に掲げ、 一人も正式に転換しない国立大病院もある。 多くの機関が子会社に転換するにあたり、職務給を導入した」とし 「文在寅政府は 一生低賃金職務給制度を強制している。 これが終われば正規職労働者に矛先が向くだろう。 労働者全体の賃金を下降平準化しようとする財閥資本の戦略を、 文在寅政府が忠実に代理している」と声を高めた。

「本当の使用者政府が出てきて直接交渉しろ」

現在、公共部門の非正規職労働者たちは、政府との直接交渉を要求している。 非正規職の正規職転換および差別解消方案などを総括的に議論する労政協議の枠組みを作り、 公共部門非正規職労働者の実質的な賃金団体協議を実現するのが意図だ。 現在、民主労総は7月中に「(仮)公共部門非正規職差別撤廃労政委員会」を構成し、 公共部門を総括する中央協議と中央行政機関、地方自治体、公共機関、 地方公企業、教育機関など、類型別の労政協議を同時に推進することを要求している。

公共運輸労組のチェ・ジュンシク委員長は 「約束を守らない文在寅大統領に責任を問うためにこの場に出てきた」とし 「今からでも遅くない。 責任を取る大統領なら労政交渉に出て来るべきだ。 今からでも直接雇用と公正賃金のための労政交渉を実施しなければならない」と声を高めた。 民主一般連盟のイ・ヤンジン委員長も 「私たちの賃金、私たちの雇用を勝手にいじる本当の使用者、 政府が直接出てきて交渉しろ」とし 「今日の私たちの全面ストライキはその礎石になるもので、 1000万非正規職労働者が団結して闘争する呼び水になる」と強調した。

民主労総のキム・ミョンファン委員長も大会発言で 「文在寅政府が標榜した正規職転換の約束と国政課題は遅々と進まず、 賃金、賞与金、休日、福利厚生の差別は非正規職労働者の人生を威嚇している」とし 「今や政府が答えなければならない。実行しなければならない。 無責任と回避で非正規職労働者ストライキをあおるのではなく、 民主労総が要求する労政交渉に出てくるべきだ」と警告した。

一方、ストライキの参加者は集会の後、午後4時30分頃に青瓦台に近い 清雲洞住民センター方向と三清洞方向にわかれて都心デモ行進を始めた。 今回のストライキには、 中央行政機関、地方自治体および公共機関非正規職労働者約1万人と、 学校非正規職労働者約9万人が参加した。 彼らは7月3日の上京闘争を皮切りに、 4日と5日の2日間ストライキを続け、15の地域別に地域ストライキ大会を開催する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-07-05 20:23:00 / Last modified on 2019-07-05 20:24:39 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について