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ソウル大病院労組、9日と13日にストライキ突入予定

正規職転換に合意しても「小細工」をするソウル大病院

キム・ハンジュ記者 2018.10.31 17:11

公共運輸労組医療連帯本部ソウル大病院分会(以下労組)が 正規職転換、人員補充などの要求を掲げ、 11月9日と13日にストライキに突入する。

▲2017年12月8日公共運輸労組ソウル大病院分会のストライキ出征式[出処:公共運輸労組医療連帯本部ソウル大病院分会]

労組は10月18日に代議員大会を開き 「病院(使用者側)が受け入れ案を提示しなければ、 1次ストライキは11月9日、2派ストライキは11月13日とする」 ことについて争議行為賛否投票を行い、 投票率83.36%(2103人)、賛成率88.08%(1544人)で可決された。

労組は10月31日、報道資料で、 病院側が今年賃金団体協上で交渉を遅延させており、 受け入れ案を提示しなかったとストライキの理由を明らかにした。 先立って労使は昨年12月に非正規職の正規職転換に合意した。 合意内容は「本院、ポラメ病院、江南センターの運営に必須の業務を遂行する間接雇用非正規職を正規職として雇用継承(転換採用)するが、 正規職転換方式は労使専門家協議機構で決める」だった。

合意に従い2018年3月まで労使政の協議体を構成しなければならないが、 病院側は8月まで、委員構成を問題にして議論を遅らせたと労組は伝えた。 また病院側は昨年12月、正規職転換合意を 「正規職転換には子会社や別途職群などの多様な方式がある」と歪曲している。 労組は合意には「雇用継承」が明示されており、 病院側は無理な主張をしていると主張した。

その上、非正規職労働者を無期契約職の転換審議から脱落するように勤怠操作を行い、 これに同僚が抗議すると管理者が暴言を吐くという事件も発生した。 労組によれば、管理者が遅刻の記録がない非正規職労働者を無期職転換から落とすために同僚職員を懐柔して 「不親切で勤務態度が良くなかった」という陳述を受けた。 これに良心の呵責を感じた同僚はその後、労組と人事委員会に秘密情報提供をしたが、 そのことで管理者が情報提供者に暴言を吐いた。

一方、ソウル大病院の超過重労働を解決するための人員補充問題でも病院側は小細工を働かせた。 労組によれば病棟の看護師はスケジュール上、週5日労働だが、 実際には週6日労働をしている。 電算上でのみ週5日労働を合わせていて、延長労働がないという調子で対応しているのだ。

労組は「この3か月間、忍耐心を持って交渉に臨んできたが、 病院側は労働者の切実な要求に沈黙を続けている」とし 「労組は圧倒的なストライキの賛成により、 組合員の要求争奪ときちんとした正規職転換のために ストライキ闘争に突入する予定」と明らかにした。

労組は現在、 △清掃、駐車、警備、施設、電算、食堂などの間接雇用非正規職の直接雇用正規職転換、 △不足人員補充、 △人事の不正で解雇された非正規職解雇撤回、 △福祉拡大などを要求している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-11-05 14:58:04 / Last modified on 2018-11-05 14:58:05 Copyright: Default

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