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学校非正規職が無期限ハンスト座り込みに突入

集団交渉は結局決裂…賃金カット案を固守する政府

キム・ハンジュ記者 2017.09.27 13:43

学校非正規職労働者が政府の賃金カットの試み阻止、 勤続手当値上げを要求して無期限ハンスト座り込みに突入した。

学校非正規職連帯会議(学校非正規職労組、女性労組、教育公務職本部)は9月27日、 ソウル市教育庁の前で記者会見を行って 「教育部、教育庁は集団交渉で最低賃金値上げ無力化の小細工を働かせ、 団交での合意を破棄したため、 学校非正規職労働者は無期限のハンスト座り込みに突入する」と明らかにした。

[出処:キム・ハンジュ記者]

[出処:キム・ハンジュ記者]

9月26日午後1時に始まった4次集団交渉は27日午前9時に決裂した。 政府は交渉で2018年の通常賃金算定基準を月243時間から209時間に下げる案を固守した。 これによれば、学校非正規職労働者は2018年の最低賃金引き上げの効果がなくなる。 労組はこうした政府の案が最低賃金値上げの効果を無力化する「小細工」だとし反対した。

また、労組は勤続手当1年あたり3万ウォンの値上げを主張した。 労組は「勤続手当制度は学校非正規職の差別的な低賃金問題を解決するために必要だ」とし 「労組が要求する1年あたり3万ウォン値上げは、正規職の1/3にもならない水準で、それこそ最低限の要求だ。 文在寅(ムン・ジェイン)政府は正規職、非正規職の賃金差別を80%に減らすといったが、 教育部長官、市道教育委員長はこれに逆行している」と伝えた。

政府は2018年の賃金体系改編案を受け入れれば、 勤続手当を1年に2万7千ウォン上げるという立場だ。 現在、学校非正規職の勤続手当は長期勤務加算金制度により満3年から5万ウォン、 1年に2万ウォンずつ引き上げられる。

学校非正規職労組のパク・クムジャ委員長はこの日の記者会見で 「政府が名節を前にして学校非正規職を二回殺している」とし 「政府は勤続手当1年1万ウォン値上げを受け入れることができないばかりか、 賃金まで削ると言い、労働者たちを路上に追いやってハンストまで呼んでいる。 すでに崖っぷちにいる学校非正規職は退く所がない」と訴えた。

女性労組のナ・ジヒョン委員長は 「政府が先に集団交渉を提案して混乱に追い込んだ」とし 「金相坤(キム・サンゴン)教育部長官は集団交渉にも出てこず、 教育監は来年の賃金削減案を突きつけた。 これは女性だという理由で低賃金を受ける学校非正規職を愚弄する態度だ。 われわれは断食して理解できる案を待つ。 これ以上闘争に追い立てるな」と警告した。

連帯会議は 「ハンストは名節前の賃金交渉妥結を要求する切実な呼び掛け」とし 「今週以内にまちもな勤続手当が合意できなければ、10月は全面ストライキをする」と明らかにした。

一方、去る26日に行われた集団交渉場の近くには警察兵力が配置された。 労組は「警察の中隊が交渉中の建物に入ってきて、 労組は事実上監禁された状態で交渉を進めた」とし 「労使が交渉する場に警察を配置するのは独裁時代のようなもの」と糾弾した。

[出処:キム・ハンジュ記者]

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-09-29 12:15:26 / Last modified on 2017-09-29 12:15:29 Copyright: Default

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