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民主労総、労働改悪阻止12.16ゼネスト成功

国会前ゼネスト集会続いて新政治民主連合・セヌリ党・全経連強力糾弾...全国12ケ地域でストライキ集会

2015年12月16日(水) ホン・ミリ記者 gommiri@naver.com

▲民主労総が16日午後、ソウル市汝矣島産業銀行前で労働改悪5大法案与野野合阻止のためのゼネスト大会の後にデモ行進をして新政治民主連合中央党事務所、セヌリ党中央党事務所を通り全国経済人連合会の前で「労働悪法財閥特典」の横断幕を破るパフォーマンスを見せた。(c)ピョン・ベクソン記者

民主労総が臨時国会での労働改悪5大法案、与野の野合を阻止するために、 一日ゼネストを断行した。 総連盟の役員と加盟組織産別の代表者など民主労総指導部は、 ゼネスト闘争を勝利しようという意志を込めて拘束を決断した。

朴槿恵(パク・クネ)大統領は、国会議長に労働改悪5大法案の職権上程を強圧し、 国家非常事態まで宣言すると脅迫している。 民主労総は、4月24日、7月15日、9月23日、そして11月14日の1次民衆総決起、 12月5日の2次民衆総決起に続き、12.16ゼネストを決行し、 朴槿恵政権とセヌリ党の労働改悪を阻止するゼネスト闘争に邁進している。

「労働改悪阻止! 公安弾圧粉砕! 民主労総ゼネスト大会」が12月16日、 ソウル市汝矣島の国会近くの国民銀行前で開かれた。 ゼネスト大会は、ソウルをはじめ全国12の地域で同時多発で開催され、 ソウルには民主労総ソウル・仁川・京畿・江原の首都圏地域の組合員約5000人が集まり、労働改悪を糾弾した。

12月16日、現代車、起亜車、韓国GMなどの完成車をはじめとする金属労組が民主労総のゼネストに服務して破壊力を発揮した。 プラント建設労組がストライキに入り、 争議権がない組合員は各種多様な方式で地域別ゼネスト集会に参加した。

▲首都圏地域5千人の組合員が「労働改悪阻止! 公安弾圧粉砕! ゼネスト大会」で労働改悪を糾弾している。(c)ピョン・ベクソン記者

▲民主労総が労働改悪5大法案与野野合阻止のためのゼネスト大会を開いている。(c)ピョン・ベクソン記者

民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行(首席副委員長)は大会発言で、 朴槿恵(パク・クネ)-セヌリ党政権の労働改悪を強く糾弾し、 労働者たちのゼネストで改悪立法を阻止しようと声を高めた。 チェ職務代行は「今、これ以上、私たちにどんな言葉が必要なのか」とし 「労働改悪の試みが極に達した12月、今は行動で、すべての闘争で話す時だ」と話し 「これ以上、もう黙っていられるだろうか」と問いかけた。

続いて「労働改悪は財閥の請負立法でしかなく、 青年のためではなく、非正規職労働者のためのものでもない」とし 「1千兆の社内留保金でも足りない財閥、その貪欲の計画が労働改悪」だと話し 「失業と非正規職を転々とし、解雇と派遣職をさまよう国、このままでは希望はない」と吐露した。

チェ職務代行は 「労組は禁じられ、ストライキも不法な国、 なぜ労働者には権利さえもこれほど貧しいのか、 この絶望をいつ終わらせられるのか」とし 「今日のゼネストを皮切りに、疲れた仲間を励まして連帯を約束し、 この闘争を勝利に導こう」と強調した。

「財閥政府の搾取立法・労働改悪を中断しろ!」
「やさしい解雇、一生非正規職の労働改悪を粉砕しよう!」
「殺人鎮圧の国家暴力を謝罪し、公安弾圧を中断しろ!」

▲大会発言をしているチェ・ジョンジン民主労総首席部位委員長。(c)ピョン・ベクソン記者

▲ITUCアジア太平洋支部の鈴木則之書記長が連帯メッセージを伝えている。(c)ピョン・ベクソン記者

ITUC(国際労総)アジア太平洋支部の鈴木則之書記長は 「ITUCアジア太平洋支部は、民主労総のハン・サンギュン委員長の不当な拘束に対し韓国政府を糾弾する」と話し 「ハン委員長は労働改悪に反対する民主労総闘争を率いた」とし 「韓国政府が進める苛酷な労働政策は、雇用だけでなく非正規労働の拡散、賃金の削減、労働条件の低下を惹起して、 労働者とその家族の苦痛を悪化させるだけ」と指摘した。

続いて「アジア太平洋地域の6千万労働者を代表し、 私は韓国政府に対して強く要求する」とし、 民主労総のハン・サンギュン委員長と拘束されたすべての労組幹部の即時釈放、 政府が進める労働改悪の即時中断、 人権と労働者の基本権保障、 スト権への介入の中断とスト権行使を妨害するいかなる制限措置も撤廃すること、 労働者と労働組合、労働に連帯する民衆への暴力弾圧を中断することを要求した。

鈴木書記長は 「われわれは、韓国の労働者民衆に民主労総と韓国労働運動の英雄的な闘争に対して支持を、 全世界の労働組合に韓国の労働者民衆の闘争に対する支持を訴える」とし 「民主労総は、韓国の未来のために全労働者民衆を代表して勇敢に戦っている」と伝え 「アジア太平洋地域の6千万労働者を代表するITUCアジア太平洋地域本部は、皆さんすべてに熱烈な連帯の意を示す」と強調した。

ITUCアジア太平洋支部書記長は 「皆さんは孤立していない」とし 「国際連帯闘争!」と叫んだ。

▲労働改悪を糾弾してシュプレヒコールをあげる民主労総。(c)ピョン・ベクソン記者

▲ストライキ104日目、高空籠城を50日以上続けている公共運輸労組貨物連帯本部プルムウォン分会の組合員がゼネスト大会に参加して要求を書いたプラカードを持っている。(c)ピョン・ベクソン記者

▲民主労総役員と産別代表者が舞台に上がり労働改悪を防ぐ決意を新たにし「ゼネスト」の鉢巻を頭に巻いた。(c)ピョン・ベクソン記者

「労働者をみな殺しにする労働改悪を粉砕しよう!」
「財閥の請負立法の労働改悪を粉砕しよう!」
「労働改悪を粉砕してストライキ闘争に勝利しよう!」

「ゼネスト闘争でやさしい解雇を粉砕しよう!」
「ゼネスト闘争で一生非正規職を粉砕しよう!」
「ゼネスト闘争で公安弾圧を粉砕しよう!」

「ハン・サンギュンを釈放しろ!」
「労働改悪を中断しろ!」
「労働弾圧を中断しろ!」

人権運動サランバンのミリュ常任活動家は連帯発言をして 「与野が各種の反民主悪法と労働改悪を合意処理することを約束した」と糾弾し 「国会の議事棒を棒として使うのなら、不平等と反民主に向けなければならない」とし 「朴槿恵政権がハン・サンギュン委員長を逮捕して民主労総を孤立させている」と非難した。

「テロ法を阻止して公安弾圧を粉砕しよう!」
「国家暴力を終わらせて労働改悪を粉砕しよう!」

産別代表者による ゼネスト闘争発言が続いた。

金属労組のキム・サング委員長は 「金属労組完成自動車3社をはじめ、15万組合員全体が民主労総ゼネストに服務し、ストライキ集会に参加した」と 金属労働者のストライキ状況を報告し 「彼らはハン・サンギュン委員長を拘束すれば、もう民主労総は戦えないと騒いだが、 われわれは今日、堂々とストライキを進めている」とし 「民主労総80万組合員すべてがハン・サンギュンであり、 それが民主労総の力で、民主労総の歴史だ」と声を高めた。

公共運輸労組のチョ・サンス委員長は 「今日、スト権がある事業場はストライキを行い、 ないところは正当な組合活動と年次休暇闘争、非番組合員を総動員し、 各地域でこの闘争に参加している」と伝え 「拘束されたハン・サンギュン委員長と80万民主労総組合員が全員固く団結し、 80万の大勝利を作り、2000万労働者の運命を賭けた労働改悪阻止闘争を勝利に導こう」と力説した。

保健医療労組のユ・ジヒョン委員長は 「公共サービスが収益を追う時、労働者民衆の人生がいかに疲弊するか、国民は誰もが知っているのに、 サービス産業発展基本法を通過させ、公共サービスを民営化しようとする」と話し 「サービス産業発展基本法と労働改悪が通過すれば、国民の人生は惨めになる」とし 「民主労総が先頭に立って国民と共にこの闘争で必ず勝利しなければならない」と糾弾した。

▲新政治民主連合中央党事務所を通りセヌリ党中央党事務所前で労働改悪を押し通す政権と資本を糾弾している。(c)ピョン・ベクソン記者

▲ (c)ピョン・ベクソン記者

民主労総の役員と産別代表者が舞台に上がり、 「ゼネスト」の赤い鉢巻を頭に巻いて指導部が先頭で拘束を覚悟して堂々と闘争すると約束した。

民主一般連盟のチョン・スニョン委員長は闘争決議文を朗読して 「今日、われわれはハン・サンギュン委員長の拘束と吹き荒れる公安弾圧にもかかわらず、 労働改悪阻止ゼネストの旗の下に堂々と立った」と伝え 「労働改悪阻止、公安弾圧粉砕、民主主義死守、ゼネスト闘争勝利で勝ち取ろう」と声を高めた。

彼らは労働者民衆を崖っぷちに追いやる労働改悪を防ぐため、 どんな弾圧があってもゼネスト闘争を守って必ず勝利し、 反人権・反民主悪法を阻止するまで、 すべての民衆と共にさらに力強く、さらに幅広く連帯し、 独裁政権の権力延長の陰謀と公安弾圧を粉砕して民主主義を取り戻すために、 決然と闘争しようと約束した。

ゼネスト集会を終えた労働者は、 新政治民主連合の中央党事務所、セヌリ党の中央党事務所を通り、 全国経済人連合会前までデモ行進を行って労働改悪をたくらむ資本と政権を強く糾弾した。

「私たちがハン・サンギュンだ、労働改悪を阻止しよう!」
「やさしい解雇、低賃金、セヌリ党を解体しろ!」
「労働者をみな殺しにする朴槿恵退陣!」
「やさしい解雇、低賃の金全経連を粉砕しよう!」

この日、民主労総ソウル・仁川・京畿・江原の首都圏地域の組合員は、 ソウル市汝矣島の国会前に集結し、その他にも11の地域でもゼネスト集会が開かれた。 大田雇用労働庁(15:30)、忠北、サンダン公園(16:00)、世宗忠南、天安市外バスターミナル前(16:00)、全羅北道全州徳津総合競技場ペクチェ路脇(16:00)、 光州鉱泉洞バスターミナル反対側(14:00)、全南道順天ヨニャン洞忠孝路(16:00)、 セヌリ党大邱市党(14:00)、慶南昌原出会いの広場(14:30)、釜山西面ジュディスデパート前(15:00)、蔚山大和江河川敷(15:00)、済州市庁(16:00)でも、 民主労総地域本部の主催で朴槿恵労働改悪粉砕を叫ぶ労働者たちの声が鳴り響いた。

民主労総は明日(12月17日)中央執行委員会会議を開き、 国会などでの現在の情勢を共有し、 民主労総ゼネスト総力闘争計画を議論する。

▲全国経済人連合会の前で糾弾発言をしているキム・ジョンイン民主労総副委員長. (c)ピョン・ベクソン記者

〈決議文〉

労働改悪阻止! 公安弾圧粉砕! 民主主義死守!
ゼネスト闘争勝利で勝ち取ろう!

今日、われわれは労働改悪阻止のためのゼネストの旗を掲げた。 ハン・サンギュン委員長の拘束と吹き荒れる公安弾圧にもかかわらず、 労働改悪阻止ゼネストの旗の下に堂々と立った。

朴槿恵政権は自由に解雇し、一生非正規職、賃金削減という大災難を押し通すため、 非常事態、職権上程を口にして悪法のかっぱらいを扇動している。 また、民主労総失脚のために狂ったように暴れている。 われわれは、財閥と持てる者どもの利益のために、 労働者・民衆の生存を圧殺するこの政権とは暮らしていけない。 財閥政権、独裁政権は民主主義とは共存できない。

できることは国民に対する脅迫だけの与党と、 できることは混乱と支離滅裂だけの野党は、 これ以上、民生と民主主義を論じるな。

2015年の一年間、われわれは4月24日のゼネストから総決起まで、 労働改悪阻止のために休むことなく駆け続けた。 労働改悪法案の定期国会処理を防ぎ、労働改悪についての社会的注目を集めた。 もう労働改悪の最後の息の根を止める時だ。 歴史は労働者を圧殺する権力、民主主義を窒息させる政治の末路がどうだったのかを証明している。 民主労総ゼネストは、不正な権力に弔鐘を鳴らす信号弾になるだろう。

闘争が全面化するほど、政権の弾圧はさらに激しくなるだろう。 しかしわれわれは断言する。 いかなる弾圧も闘争の正当性を傷つけることはできない。 われわれは決して退かない。 民主労総は今日のゼネストを始め、労働悪法と政府指針廃棄闘争をより一層力強く繰り広げる。

-私たちの決意-

一つ、われわれは労働者民衆を崖っぷちに追いやる労働改悪を防ぐために、 いかなる弾圧があってもゼネスト闘争を守り、必ず勝利することを決意する!

一つ、われわれは反人権、反民主悪法を阻止するまで、 すべての民衆と共にさらに力強く、さらに幅広く連帯することを決意する!

一つ、われわれは独裁政権の権力延長の陰謀と公安弾圧を粉砕して、 民主主義を取り戻すために決然と闘争することを決意する!

2015年12月16日
労働改悪阻止! 公安弾圧粉砕! 民主労総ゼネスト大会参加者一同

原文(労働と世界)

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2015-12-17 22:55:58 / Last modified on 2015-12-17 22:59:50 Copyright: Default

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