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不通が続く(株)ヴァレオ電装、労組「孤立感が強い」

使用者側、外部出入統制、内部労働者の対立誘導

パク・チュンヨプ記者 2013.07.12 18:03

四方を塞がれた(株)ヴァレオ電装。7月9日から慶州市皇城洞の金属労組ヴァレオマンド支会の事務室一帯は、事務室死守闘争をしている解雇者と金属労組組合員の笑いにも絶望感が滲む。

猛暑の中で「ああじれったい!」というある解雇者叫びは響くこともない。会社 に入る正門と西門は、会社の管理者と車両で塞がれている。会社は外部からの 支持訪問はすべて遮断し、労組事務室の水道を止めた。電気も同じだ。

7月12日午前9時、慶州警察署所属の慶州防犯巡察隊員約100人が西門を取り囲み、 出入できないようにした。「停戦協定60年・平和協定締結のための国際平和 大行進団」の支持訪問を防ぐためだ。デモ行進団は「工場の中に入って 応援しようとしたのに...」という残念さを残して元に戻った。

[出処:ニュースミン]

▲電気と水道が遮断されたトイレ、キャンドル一本が「水を節約しましょう」という案内文をかすかに照らしている。[出処:ニュースミン]

デモ行進団員として労組の事務室を訪問しようとした統合進歩党慶州市委員会 のイ・ムヌィ委員長は、「警察はデモ行進団が入れば全員連行するといった」 とし「労組の事務室には当然、支持団体が自由に入れる。警察まで動いて統制 する状況は、常識的に理解できない」と話した。これに対して警察の関係者は 「平和大行進、趣旨は良いが、会社が外部の人の出入を敬遠してする。不測の 事故を事前に予防するため」と説明した。

使用者側の職員は、放送局の記者の出入も阻止した。午前11時頃、座込場取材 のために訪問した新羅坊ソング記者は組合員の助けでかろうじて座込場に入っ てくることができた。シルラ放送の記者は「私が女なので刺激されなかったが、 入ってくる時、会社がひどく妨害した」とし「労組の助けでなんとか突き抜けて 入った」と話した。これを見たヴァレオ解雇者のチョン・ヨンギュ氏は「会社が 正当なら、むしろ記者を招かなければならないのではないか」と、取材さえ 防ぐ使用者側を詰問した。

(株)ヴァレオ電装は、外部の出入を統制すると同時に、内部でも組合員たちを 孤立させている。解雇者らは苦しさを訴えている。(株)ヴァレオ電装が同僚間 の対立を助長しているのだ。チョン・ヨンギュ氏は「管理者がいる所では、前 の同僚は私たちに注目もしない」とし「同僚たちは後で個人的に申し訳ないと 言うだけだ」と苦しさを訴えた。

一方、7月11日午後、(株)ヴァレオ電装は45人乗のバスで事務室封鎖を試みた。 同時に、組合員が休んでいる芝生に殺虫剤をまいた。殺虫剤をかぶった組合員 6人が病院に運ばれ、応急措置の後、現場に復帰した。(記事提携=ニュースミン)

▲(株)ヴァレオ電装は11日、組合員が休んでいる工場内の芝生に殺虫剤をまいた。[出処:ニュースミン]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-07-14 03:15:46 / Last modified on 2013-07-14 03:15:46 Copyright: Default

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