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中労委、韓進重『不当解雇救済申請』を棄却

「解雇手続きに瑕疵なし」と判定理由...『公正性』にまきこまれるか

ユン・ジヨン記者 2011.11.04 18:55

中央労働委員会(中労委)が結局韓進重工業解雇者が提起した『不当解雇救済 申請』を棄却した。

中労委は4日、韓進重工業の解雇者が提起した『不当解雇救済申請再審判定』に 『解雇手続きなどには欠点がない』とし、救済申請再審査件を棄却した。 また、午後6時頃、使用者側に結果を伝えたという。

釜山地方労働委も5月6日に、韓進重工業不当解雇および不当労働行為救済申請 事件で、会社の緊迫した経営上の理由を認め、事件を棄却している。

地方労働委に続いて中労委でも、韓進重工業の整理解雇は正当だという趣旨の 判決が出て、以後、韓進重工業問題をめぐる対立はさらに広がりそうだ。

国政監査で国会与野党の議員が『韓進重工業が整理解雇をするだけの経営上の 緊迫した理由がない』とし、事実上、使用者側の不当解雇を認めていた。また 韓進重工業事態で触発された整理解雇問題が社会的話題に浮上し、整理解雇の 撤回を要求する社会的な声も高まってきた。

そのため中労委は、これまで再審判定を留保して、一方的に労使和解を勧告す るなど、判決に消極的な立場を示してきた。だが今回の確定判決で、結局使用 者側の言い分を認め、中労委は『公正性是非』と共に非難は避けられそうもない。

こうした判定について韓進重工業支会のムン・ヨンボク主席副支会長は「今回 の判決は完全に不当な判決」とし「使用者側に立つ中労委が政治的判決をした と見ている」と批判した。労組側は今後、行政訴訟などで対応する方針だ。

実は、中労委は10月26日に再審判定をする予定だった。だが3時間の審判の末に 結論を出せず、労使側に『11月2日、1週間で労使が和解すること』と『2日午後 6時までに結果を報告すること』を通知した。だが当時、労使は交渉が難航して おり、中労委が責任を回避しているという非難に苦しんできた。また中労委の 勧告のとおり、10月31日と11月2日、労使交渉を再開したが、相変らず労使は前 向きな交渉結果を引き出せずにいる。

一方、今回の中労委の決定が11月8日に再開される労使交渉に影響するかが注目 されている。特に韓進重工業は2日、『この3年間、一隻の船舶も受注したこと がない』とし、260人に有給休職方案を発表するなどの動きを見せており、労使 の対立の溝はより一層深まっている。これについてムン・ヨンボク主席副支会 長は「事実、中労委にあまり期待していないので、整闘委など支会は動揺する ことなく交渉を続ける予定」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-05 06:48:57 / Last modified on 2011-11-05 06:48:58 Copyright: Default

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