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ユソン企業、職場閉鎖に戻るか?...23人解雇、用役警備配置

使用者側が大量懲戒、出入統制、17億の損害賠償を提起...「また戦争」

シム・ヒョンホ記者 2011.10.20 09:52

ユソン企業使用者側が、懲戒対象者の出勤を阻止し、組合員に17億相当の損害 賠償訴訟を提起、以前の職場閉鎖時の様相が再演されている。

使用者側は10月18日、金属労組ユソン企業牙山嶺東支会の1次懲戒対象者の懲戒 を確定した。予告された25人の解雇者は2人少ない23人になったが、106人全員の 懲戒は変わらなかった。支会が主張した「不当懲戒」、「不当解雇」が始まった。

▲19日ユソン企業使用者側は、用役警備を牙山工場(上)と嶺東工場(下)に配置、解雇と出勤停止懲戒対象者の工場出入を統制した。[出処:ツイッター@yellowgin333(上)、@cadkss75(下)]

会社は19日から用役警備を雇用して牙山工場と嶺東工場に配置し、解雇・出勤 停止対象者の工場出入りを阻止した。この日の朝から各工場の正門では組合員 と用役警備および管理者の神経戦が行なわれたが、衝突はなかった。使用者側 は、午後から4人ずつ、順番に労組事務室に入ることを認めた。

会社のこのような大量懲戒と工場出入統制は続くものと予想される。会社には、 ユソン企業支会組合員全員を懲戒する計画があるためだ。

102人を対象とする2次懲戒委員会が始まり、130人を対象とする3次懲戒委員会 も予定されている。またこの日、ユソン企業牙山工場に労働部関係者が訪問し、 工場出入について労使間の対話を斡旋しようとしたが、使用者側が拒否したため 進められなかった。

そのためユソン企業支会は毎日出勤を強行し、1人デモとプラカード宣伝戦等 により、不当懲戒を知らせる計画だ。

ユソン企業牙山支会のホン・ジョンイン支会長は、「使用者側が組合員約300人 の大量不当懲戒で、労働組合を破壊するために狂ったような疾走を始め、用役 警備をまた工場に配置して、組合員との衝突を誘っている」とし「使用者側の 挑発的で一方的な懲戒通知で、第2の戦闘が始まった」と明らかにした。

▲19日ユソン企業使用者側は用役警備を牙山工場(上)と嶺東工場(下)に配置し、解雇および出勤停止懲戒対象者の工場出入を統制した。[出処:ツイッター@yellowgin333(上)、@cadkss75(下)]

また、会社はユソン企業牙山嶺東支会組合員89人に対し、3月25日から職場閉鎖 が終わるまでの労組活動を理由に、17億5千5百万ウォンの損害賠償訴訟を提起 し、問題になるものと予想される。

ユソン企業会社は使用者協議会に所属しており、2004年の金属労組との中央交渉 合意で労働組合活動を理由とする損賠仮差押さえはできないためだ。7月に牙山 支会の組合員46人を相手に提起した35億8千万ウォン、嶺東支会組合員35人への 10億の損害賠償は、保全必要性の疏明不足で全て棄却されている。

このように会社が無理な損害賠償訴訟を提起する理由は、労働組合を瓦解させ る試みだという主張がある。すでに現場では金属労組ユソン企業支会を脱退す れば、損害賠償訴訟から除くという噂が飛んでいるためだ。

ユソン企業牙山支会のホン・ジョンイン支会長は「管理者が組合員と会って、 支会を脱退して企業別労組に加入すれば、損害賠償訴訟から除くという懐柔を している。このような提案を受けたのは1人や2人ではない」とし「会社が労働 組合瓦解の試みを続けている」と説明した。

一方、ユソン企業牙山・嶺東支会は、18日に声明を通じて「使用者側が任意に 決めた懲戒結果を通知したことで、第2の5・18を作った」と怒った。5月18日は ユソン企業が職場閉鎖を始めた日で、ちょうど5か月になる10月18日は、会社が 解雇を含む懲戒結果を通知した日だ。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-21 20:33:27 / Last modified on 2011-10-21 20:33:29 Copyright: Default

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