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LNJ Logo 韓国:韓進重 交渉再開を決定、新局面に突入
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韓進重、議論の末に交渉再開を決定、「実務交渉突入に合意」

パク・サンチョル金属労組委員長、趙南鎬韓進重会長が1時間会見

釜山=ウ・ヨンヘ記者2011.10.11 19:32

金属労組のパク・サンチョル委員長と韓進重工業の趙南鎬(チョ・ナモ)会長が 10月11日に非公開で会見を行い、韓進重整理解雇事態は新しい局面に入った。

金属労組釜山梁山支部の関係者によれば、「ソウル某所で3時から4時まで1時間 の出逢いがあった」とし「現在は主な内容を明らかにすることは難しいが、今後 実務交渉をすることに決めたと金属労組から連絡があった」と説明し、韓進重 整理解雇事態が交渉局面に転換することを明らかにした。

続いて「金属交渉団が今日釜山に行く」と話し、直ちに実務交渉に突入するようだ。

金属労組の関係者は「実務交渉はこれまで問題になっていた『再就職』の問題と、 『勤続年数などの認定』の問題を中心に扱うことになるだろう」と、展望した。

趙南鎬会長談話文の憂慮の中で、実務交渉に合意

趙南鎬会長は11日に談話文で「勧告案の内容は『クレーン座り込みを中断する 条件で1年後に94人の解雇者を再就職させ、彼らに2000万ウォン以内の生活安定 資金を支援する』ということ」とし、苦心の末の『大乗的決断』だと明らかにした。

続いてチョ会長は「今は支会と金属労組の決断だけが残されており、これ以上の 『追加交渉』は必要ない状態」と話した。

この談話文には趙南鎬会長の親筆サインがあり、意志の表現と解釈された。 だが、結局趙南鎬会長はパク・サンチョル金属労組委員長と『実務交渉実行』に 合意し、会見での意志を曲げたものと見られる。

整理解雇者などの浮沈の中で決めた労使交渉

11日に労使間での交渉が再開されるまで、『勧告案』をめぐり韓進重整理解雇 撤回闘争委員会は多くの浮沈を味わい、交渉再開を決めた。

▲8日、韓進整闘委とパク・サンチョル金属労組委員長の懇談会

10月8日、環境労働委の勧告案に接した韓進重整理解雇撤回闘争委員会 (以下 韓進整闘委)に所属する労働者たちは当惑を隠さなかった。趙南鎬会長が勧告案 を受け入れ、多くの言論が韓進重整理解雇事態の解決を既定事実化した。だが、 韓進整闘委の労働者たちは、行き過ぎた解釈と難色を示していた。

韓進整闘委所属の労働者たちは8日午後5時頃にパク・サンチョル金属労組委員長 との懇談会、9日に環境労働委所属民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員との 懇談会を行い、急迫した時間を送った。

韓進整闘委の労働者たちは大きく三つの問題を提起した。まず「整理解雇撤回 ではない『再就職』の問題」と、「韓進重工業会社側が数年間、交渉の内容を 守らない問題」、「交渉で会社は『勧告案』だけを議論して他の細部の内容は 拒否」することへの憂慮だった。

鄭東泳議員は懇談会で、勧告案ができるまでの過程を説明し、これを韓進整闘委が 大乗的な次元で受け入れるよう要請した。

これに対して韓進整闘委所属の労働者と韓進家対委は「勧告案の議論の過程で 韓進整闘委など当事者との対話がなかった」ことに残念さを示した。

また韓進整闘委の労働者たちが持つ交渉に対する憂慮について鄭東泳議員は 「国政監査の最後に4つのことを指摘した。その中には労使が勧告案に基づいて 細部の意見を狭めて行くように会社側も努力することを強調した」とし、追加 交渉で、互いの案を狭めて行く余地があると説明した。

連続して開かれた懇談会では勧告案ができるまで状況を共有する水準で進めら れた。当時、韓進整闘委の労働者たちは全員参加せず10日に全体会議を開くこ とに決めた。

このような緊迫した状況で、韓進整闘委は10日午後7時に民主労総釜山地域本部 4階の大会議室でパク・サンチョル金属労組委員長の参加で全体会議を開いた。

全体会議は問題は多いものの、現勧告案での労使交渉の再開を決定した。

パク・サンチョル金属労組委員長は全体会議の決定事項に関する質問に「交渉 の再開を決定した」とし、「その他に具体的な決定事項はなく、まず会社との 対話で打診してみるという意味」と説明した。

韓進整闘委は多くの問題提起があったにもかかわらず『交渉再開』を決定し、 「韓進重会社側の真面目な交渉対応」を要求した。

韓進整闘委整理解雇者は、「マスコミと違い、現韓進重整理解雇事態の解決の ボールは韓進整闘委にはない。むしろ、私たちが交渉に臨んでも、会社側が8月〜 9月の労使政懇談会で時間稼ぎをしたのと同じ態度に出れば、何も解決しない」 とし「明らかなことは、この韓進重整理解雇事態の解決のボールは会社側が持っ ているということ」とし、会社側の整理解雇事態解決のための漸進的な姿勢が 必要だと強調した。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-12 04:48:05 / Last modified on 2011-10-12 04:48:06 Copyright: Default

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