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法の上に拳、拳の上に現代車

非正規職労組全州は懲戒、蔚山は立入禁止...18日から全国巡回闘争

カン・ジョンジュ(金属労組) 2011.10.11 15:22

現代自動車による非正規職支会への弾圧が続いている。現代車は全州工場非正 規職労働者約100人を懲戒し、蔚山工場では非正規職解雇者の正当な工場出入を 阻止している。

金属労組現代車全州非正規職支会によれば、10月11日現在、組合員107人が懲戒 委員会に回付されている。このうち解雇5人、停職1〜3ケ月9人、減給23人など、 37人が懲戒通知を受けた。残りの人員への懲戒が続き、まだ懲戒委員会開催を 通知していない下請業者もいて、懲戒人員はさらに増えそうだ。支会は、懲戒 通知を受けた組合員に再審を要請している。

▲10月10日の朝、警察が工場出入を要求する現代車蔚山非正規職支会労働者を連行している。[出処:現代車非正規職支会]

彼らの懲戒の理由は、8月31日から進められた工場正門集会への参加。当時会社 は8月30日に解雇者14人の工場出入を禁止すると公告した後、管理者を動員し、 出入を要求する非正規職労働者を暴行してコンテナを設置するなどし、正門を 封鎖した。全州工場正規職と非正規職労働者はこれに抗議して、8月31日から 9月21日まで元下請連帯闘争を行い、支会解雇者の工場出入を認めさせた。

9月21日に現代車支部と会社が協議を行い、非正規職解雇者の工場出入の保障と この闘争に関する告訴告発取り下げなどを約束した。支会のチョ・ボンファン 事務長は、「解雇された5人は当時、会社が告訴告発した対象者だった。会社が 告訴告発を取り下げると、すぐ懲戒で弾圧を加えている」と批判した。

全州工場はこの日の闘争の後に工場出入をしているが、牙山と蔚山は相変らず 非正規職解雇者は工場出入ができない。これに現代車蔚山非正規職支会は先月 28日から正当な工場出入保障を要求し、出勤闘争を繰り広げている。

7日には釜山地方雇用労働庁蔚山支庁が、現代車蔚山工場代表に、「解雇された 組合員が不当労働行為救済申請をして解雇の効力を争っており、組合員の資格 が失なわれなければ、施設管理権により出入を阻止する正当な理由がない限り、 事業場内の非正規職労働組合事務室出入を認めなければならない」とし「彼ら が労働組合事務室の出入を要求すれば、出入を認めるよう積極的に協力しろ」 という文書を発送し、支会の出入要求が正当であることを明らかにした。

▲9月6日午後12時、現代車全州工場正規職、非正規職労働者1500人が昼食も拒み非正規職解雇者工場進入闘争を援護するために正門に駆けつけた。[出処:チョンサンチョル=現代車支部全州委員会]

だが会社は管理者を動員して正門を封鎖し、暴力をふるった。この過程で一部 の組合員が病院に運ばれるなどの傷を負った。10日の朝には非正規職労働者が 労働庁の文書を提示して出入するといったが、警察は彼らのうち7人を連行する 事態も発生した。11日現在、連行された労働者は蔚山東部警察署から中部警察署 に移送され、調査を受けている。

18〜21日全国巡回闘争、22日非正規職撤廃全国労働者大会

労組は非正規職、不法派遣問題解決のための世論にまた燃料を入れて点火し、 非正規職撤廃闘争に力を集めるために全国巡回闘争を始める。18日から21日ま で、釜山、蔚山、忠南、京畿、ソウルなど全国を回り、宣伝戦と集会などを行 う予定だ。今回の巡回闘争には、現代車非正規職解雇者と労組所属の非正規職 労働者たちが参加する。

彼らは全国巡回闘争の後、22日にソウルでの非正規職撤廃全国労働者大会に参 加する。労働者大会には全国の労働者と市民社会団体会員が集まり、非正規職 撤廃と生活賃金保障、間接雇用撤廃、労働三権保障を叫ぶ。この日の大会は、 22日午後3時にソウル市庁広場で開かれる。

現代車が社内下請労働者を不法派遣で雇用し、実際の使用者であることが各種 の判決と最近の忠南地方労働委員会決定で証明されている。9月には現代車牙山 工場社内下請業者総務の手帳により、現代車が直接非正規職労働者に労務管理 をしている情況がわかった。(提携=金属労働者)

原文

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-10-12 03:54:06 / Last modified on 2011-10-12 03:54:14 Copyright: Default

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