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ヴァレオ空調コリア、1人3千万ウォンで懐柔後に廃業

特別慰労金支給後に廃業申告を予定...『占拠座り込みを解け』覚書を要求

チョン・ジェウン記者 2010.08.19 16:36

ヴァレオ空調コリア(株)が1人当り特別慰労金3千万ウォン支給するとし、工場 占拠闘争をしている組合員を本格的に懐柔し始めた。

金属労組ヴァレオ空調コリア支会は使用者側が工場を清算し労働者全員を解雇、 昨年11月から10か月間、工場正常化闘争を続けている。

ヴァレオ空調コリア使用者側は、先週から『特別慰労金申込書』と『特別慰労 金受領による同意書』を組合員の自宅に宅配とバイク便で送った。使用者側は、 工場再稼働の計画は全くないとし、清算理由と工場再稼働のために労使間で議 論する会合にはもう参加しないと明らかにした。労使間の対立が9か月を越えて いるが、相変らず対話ではない一方的な通知方式だ。

また特別慰労金3千万ウォンを申請するとし、これ以上工場清算に反対しないと いう覚書を要求した。特別慰労金受領による同意書には、△特別慰労金支給に より提供される恩恵を考慮し、2010年8月X日から自発的に会社占拠座り込みを 解除し、これ以上会社の清算に反対する労組集会に参加しないこと、△本人と 会社、役職員との関係で発生した諸般の権利を放棄し、会社、役職員およびそ の他、会社と利害関係があるその他の当事者に対し、行政上または民事刑事上 のいかなる形態の法的提訴または異議申し出などをしないこと、△同意書で免 除された権利に対し第三者に譲渡しないという事実確認、△会社と本人との雇 用関係により、取得した会社やその職員および顧客に関する機密情報や営業秘 密を他人に漏洩しないことを要求した。

使用者側は、刑事告訴と損害賠償を進めている労組幹部は特別慰労金の支給対 象から除外するとし、幹部と組合員を分離した。使用者側は8月18日午後5時ま で特別慰労金申請を受けつけるとし、特別慰労金支給を終えた後、清算の最終 段階である廃業申告をする予定だと明らかにした。

これに対して支会は使用者側の一方的措置に怒っている。支会のイ・サンス事 務長は、「支会の工場正常化闘争は続く。組合員は使用者側のいたずらで感情 が爆発した。労組との対話を無視して各家庭に通信文を発送し、家族を脅迫し た。もう13回も家庭通信文を送り、組合員を仲たがいさせようと血眼になって いる」と伝えた。

イ・サンス事務長は「雇用労働部の斡旋で代表理事と会ったが、使用者側は 『これ以上事業したくないということ。解雇理由を聞くな』という調子だ。天 安支庁長も日本の事業部代表と直接対話をしろと言ったが使用者側はこれを断っ た」と使用者側を猛非難した。

支会はフランスのヴァレオ資本が数年間黒字を記録した会社を買収した後、毎 年の売上額の3.9%をブランチ手数料という名目で利益を持っていったと主張し てきた。工場清算の理由がなく、偽装廃業だと対抗した。だが会社は一方的に 工場を清算し、180人の労働者全員を解雇した。労働者たちは3回にわたるフラ ンス遠征闘争、工場死守闘争、全国徒歩行進、天安駅野宿座り込みと共に、毎 週水曜にキャンドル文化祭をしている。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-08-20 22:44:48 / Last modified on 2010-08-20 22:44:50 Copyright: Default

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