本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:「警察の暴力に責任を取る方法は警察庁長官の辞任だけ」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1187120670259St...
Status: published
View


「警察の暴力に責任を取る方法は警察庁長官の辞任だけ」

人権団体、「われわれはゴミ扱いされた」警察庁長官退陣要求

チョ・スビン記者 bination@jinbo.net / 2007年08月10日13時15分

人権団体がイーランド-ニューコア事態における政府の責任を確かめて行く態 勢だ。37の人権団体で構成された人権団体連席会議と民主労総ソウル本部は、 8月10日の午前、西大門警察庁前で緊急記者会見を開いて警察庁長官退陣を要 求した。彼らは「正当なスト権の侵害と人権蹂躙に対する責任を取り、警察庁 長官は退陣すべき」と主張している。

▲10日午前10時30分、西大門警察庁前で人権団体活動家とイーランド-ニューコア組合員が共に警察暴力糾弾および警察庁長官退陣要求記者会見をしている。

イーランド-ニューコア事態は、イーランドだけの問題ではなく、非正規職法 により予告された結果だという指摘が各界各層から提起されてきた。イーラン ド-ニューコア1、2次占拠ストライキ鎮圧過程での人権蹂躙実態が報告されて いるが、非正規職法施行と事態処理過程での政府の総体的責任が問われなけれ ばならないという指摘だ。

これは、人権団体連席会議に所属する人権団体活動家約10人が、8月1日にイー ランド- ニューコア事態に対する労働部の責任を問い、ソウル地方労働庁で座 り込みをしたのと同じ文脈だ。庁長との面談の成功で約5時間で座り込みを解 いたが、その時座り込みをした人権団体活動家たちは「労働部と労働庁は、い つまでイーランド-ニューコア事態を無視するのかを訊ねたい」として労働部 長官の辞任を要求した。

この日の記者会見は、△非正規職法撤廃、△警察暴力糾弾を内容として、労働 部長官の退陣に続いて警察庁長官の辞任を要求する場だった。この日の記者会 見で拘束労働者後援会のキム・ジンソク活動家は、「ニューコアの2次占拠ス トの時、警察を投入したのは一言で反女性的、暴力的、不法だった」とし、 「多くの女性組合員が婦人警官ではない男性の警官に引き出されるときに性的 不快感と羞恥を感じた。この過程で広範囲な性暴力が強行された」と指摘した。

患者の放置など健康権侵害と皮肉、嘲笑などの人権蹂躙の事例も報告された。 イーランド一般労組のイム・ヘスク組合員は「鎮圧過程についてはどんな言葉 でも表現できない」とし「連行という表現は人間に使う言葉だ。当時の組合員 は、何も使い道がない荷物を引き出すように、連行された」と語った。イム・ ヘスク組合員は「警察は連行する組合員に常に嘲笑と揶揄、足蹴をするなど、 人間以下のゴミ扱いをした」と鬱憤をぶちまけた。

彼らは記者会見文で「警察のスト権侵害と人権蹂躙は極に達した。組合への今 回の警察暴力の責任を取る方法は、イ・テクスン警察庁長官の辞任だけ」とし、 「イーランド-ニューコア女性労働者と連帯団体に対する公権力の蛮行を強く 糾弾」し、警察の公開謝罪も共に要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-08-15 04:44:30 / Last modified on 2007-08-15 04:44:33 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について