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ILOソマビア事務総長、「イーランド拘束労働者を釈放せよ」

国際労働団体が韓国政府に続々と抗議書簡

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年08月06日13時53分

ILOフアン・ソマビア事務総長、「韓国政府の蔓延する公権力使用は問題」

国際労働機構(ILO)のフアン・ソマビア事務総長は、拘束されたニューコア-イー ランド労組指導部の即刻釈放を要求した。

フアン・ソマビア事務総長は韓国政府に抗議書簡を送り、「最近、韓国政府が 適法な行動をしていた労働者を逮捕して拘禁したことに注目している」とし、 「正常な交渉の過程への韓国政府の公権力使用が蔓延していることが問題になっ ており、ニューコア-イーランド労働者たちの釈放のために可能な全てのこと を韓国政府に要請する」と明らかにした。

ILOだけでなく、世界各地の労働団体が韓国政府にイーランド事態関連抗議書 簡を送っている。

「韓国政府、非正規法を撤回せよ」

ブラジル労総(CUT-Brazil)は7月30日、盧武鉉大統領に抗議書簡を送った。ブ ラジル労総は、「貴政府は非正規労働者を保護するよりむしろ非正規職を拡散 させる法案を通過させた責任があるのに、非正規労働者たちの生存のための要 求を公権力を利用して弾圧した」と韓国政府の公権力投入を強く批判した。

続いてブラジル労総は「われわれはぜい弱階層の労働者の職場を奪い、労働者 の生存権を威嚇するイーランド会社側の行為」を強く糾弾し、「全社会的に、 すでに無能と弱点が広く知られた非正規法は撤回されなければならないと信じ る」とし「この過程で臨時あるいは契約職使用に対する制限をおく方向で法案 が全面的に再改正されること」を要求した。

▲国際事務職労組連合(UNI)はホームページでイーランド労働者たちの戦いを詳しく知らせている。

香港労総も抗議書簡を送った。香港労総は抗議書簡で「イーランドは契約職の レジ係労働者を解雇し、非正規法案による責任を回避するために彼らを外注化 した」とし「こうした行為は労働基本権に対する完全な無視であり、その法に 対する完全な侮辱だという点で決して認められないと考える」と明らかにした。

また香港労総は「雇用形態と無関係に、労働者はいかなる状況でも差別されて はならない」とし「ぜい弱労働者の雇用を奪い、彼らの基本的生存を威嚇する イーランドの行為を糾弾する」と、非正規法の無効化を要求した。

一方、7月に韓国を訪問していた国際事務職労組連合(UNI)のヤン・フルステン ボルグ・サービス分科局長は、イーランド事態で韓国政府の態度に対してILO とOECDに提訴すると述べるなど、イーランドグループに対する不買運動を世界 的に繰り広げると述べている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-08-10 23:19:53 / Last modified on 2007-08-10 23:19:58 Copyright: Default

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