オープン予定のホームエバー、レジ係含むほとんどを外注化

全非連、「イーランド、そうでなくても非難の対象、堂々と外注請負化」

15日にオープンするホームエバー・ユドン店、ほとんどを外注非正規職として雇用

▲光州地方労働庁雇用支援センターが発行したホームエバー・ユドン店の求人広告［出処:全非連］

ニューコア-イーランド労働者の占拠座り込みが続いているなかで来る7月15日 にオープンする予定のホームエバー・ユドン店(全南道光州)では、そこで働く ことになる職員のほとんどを外注業者から雇用する予定だと知らされて衝撃を 抱かせている。

占拠座り込みを続けているニューコア労組とイーランド一般労組の組合員は、 大規模な人員の外注請負化で発生した非正規職労働者の大量解雇と戦っている。 これについて、労働界をはじめとする社会各方面がイーランドグループに外注 請負化の中断とこれにより解雇された非正規職労働者の原職復帰を要求してい る。李相洙労働部長官もイーランド グループのレジ係の外注請負化には 「性急な決定」と指摘したことがある。

しかしイーランドグループは事態解決に乗り出すどころか、新しく開店する店 で働く職員のほとんどを外注業者から雇用することになり、今後問題になるも のと見られる。イーランド一般労組はホームエバー・ユドン店の開店の阻止に 乗り出した状況でもある。

「イーランド、堂々と非正規職を拡げる」

全国非正規労組連帯会議(全非連)が公開したホームエバー・ユドン店の社員募 集広告を見ると、『(株)セルネット コリア』という外注業者を通してレジ係 はもちろん、鮮魚パート職員、工業製品とリビングパート職員、検品員、放送 職員、デザイン業務など、ほとんどすべての業務の職員を選んでいた。また、 「1年単位契約」を明示し、契約職のくびきから抜け出せない非正規職労働者 を作り出している。

これに対して全非連は「事実上、ごく少数の正規職を除き、ほぼ100%を外注・ 請負いの非正規職で埋めるということ」とし「そうでなくても非正規法による 外注委託化で全国民的に非難されている状況で、イーランドグループは堂々と 外注委託により非正規職を増やそうと試みている」と批判した。

職員募集広告は労働部が、「外注委託を助けているのか」

一方、職員募集広告は『光州地方労働庁雇用支援センター』が出したもので、 「労働部が外注化の先頭に立っている」という批判が出てきている。

全非連は「失業解消と雇用促進のために努力することは拍手するが、労働部が 先頭に立ってレジ係業務を含み、核心的な業務を全て外注化して社員を募集す るのはいかなる理由があっても正当化されない」とし「労働部がイーランド ホームエバーの外注化を事実上助けているようなものだ。これでどうして『公 正な労使交渉の仲裁者』役ができるのか」と労働部を批判した。

続いて全非連は「イーランドグループは正規職を画期的に増やし、特に地域住 民を正規職として多数採用しなければならない」とし「地域住民の消費で利益 をあげる大型流通業社が、地域社会に利益を還元して良質の雇用を提供するの は社会的責務だ」とイーランドの覚醒を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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