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李相洙、「イーランド労組一度に得ようとしている」

李相洙労働部長官、一段もっと上げて「正規職も柔軟に」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年07月09日15時39分

李相洙「今日中に相当な進展」 vs 労組「事実無根」

ニューコア-イーランド非正規職労働者のホームエバーサンアム店占拠座り込 みが10日間続いている9日の午前、『mbnニュース広場』で李相洙(イ・サンス) 労働部長官が「今日中に相当な進展があるものと期待している」と話したが、 労組側は「事実無根」と一蹴した。

交渉は使用側から提案され、明日(10日)行われる予定だ。これについて李相洙 労働部長官は「かなり正確なソースだ」と語ったが、これは李相洙長官の期待 だけに終わるものと見られる。

イーランド使用側は、何回かの交渉で進展した案を提示せず『先座り込み解除・ 後交渉』の態度を維持している。労組は顕著な成果を出すまでは座り込みを解 除しないとし、むしろニューコア江南店を占拠するなど闘争の程度を高めてい る状況だ。これに労使の対立は使用側が進んだ提案をしない限り解決できない ものと見られる。

ホームエバーのアン・ソンイル労使協力室長は9日午前『MBCラジオ、ソン・ソッ キの視線集中』で、「会社は、交渉で1ヶ月間平和期間を作って集中的に議論 しようと提案した」と話し、イーランド使用側はまず座り込みを解除して対話 をしようという立場を曲げていない。

▲ニューコア-イーランド労働者の占拠座り込みが10日目を迎えた。/チャムセサン資料写真

身辺保護もせずに、対話しよう?

このように、李相洙労働部長官は表面ではイーランド労使の対話を仲裁してい るかのように見られるが、実際にはそうではない。

イーランド一般労組によれば、民主労総とニューコア-イーランド一般労組共 同闘争本部が李相洙労働部長官との面談を要請して成功直前まで行った。だが、 逮捕令状が発行されたイーランド一般労組のキム・ギョンウク委員長の身辺保 護を約束せず失敗に終わった。イーランド一般労組のホン・ユンギョン事務局 長は「委員長が長官と面談しに行ってつかまるのではないか」とし「身辺保護 要請も拒否した政府に事態を解決する意志があるのか疑わしい」と指摘した。

また李相洙長官は「事態が続けば警察投入も考慮している」と述べ、「労組は 段階的に思考するべきなのに、一度になにもかも得ようとしているのではない か」と労組側を批判した。

非正規職使用期間を3年に延ばし、正規職も柔軟化する
非正規法の望ましい方向?

一方、李相洙労働部長官は、今回の事態の根本的原因の非正規法について「雇 用制度を大きく変える時期なので、多少の葛藤はありえる」とし「イーランド 事態だけを見て性急な結論を下してはいけない」と話した。また、「この法が 非正規職を使うなというものではない」として「問題は、非正規職を自由に2年 使い正規職化することだ。現在、企業が積極的に正規職化しているので、今後 望ましい方向に進むだろう」と話し、相変らず非正規法の問題点が認識できな いようだ。

むしろ李相洙長官は、前回の全経連招請懇談会に続いて「非正規職使用期間を 3年に増やさなければならない」と主張している。李相洙長官は「政府は非正 規法を作る時、使用期間を3年と主張して、派遣もさらに拡大させようとした」 とし「当初の政府の考えが正しかったと思う。3年にした方が良いようだ」と 主張し、「1年ほどモニターして、法を保安していく」と明らかにした。

また李相洙労働部長官は「今必要なことは、非正規職を正規職化しても正規職 市場を柔軟化しなければならない」とし「雇用調整を簡単にしたり、正規職の 賃金を成果給に変え、さらに正規職労働者を柔軟にすれば、非正規職を正規職 化できる」とも話した。

これは、現在イーランド非正規職労働者の集団解雇に対して労組側が「これは 非正規職だけに向けられたものではない。正規職に向けられている」と指摘し ていることを端的に示す例だ。非正規法の施行で正規職の雇用も不安にする効 果を労働部が政策的な立場として持っていることが、李相洙労働部長官の口か ら証明された。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-07-11 15:14:46 / Last modified on 2007-07-11 15:14:47 Copyright: Default

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