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「10時間強制労働を撤廃しろ」

タワークレーン分科、蔚山市庁でストライキ集会を開催

蔚山労働ニュース www.nodongnews.or.kr / 2007年06月08日14時56分

「10時間強制労働は100年になる慣習なので変えるのは難しいといいます。公 務員は8時間働き、われわれは10時間労働をして、仕事で怪我をしても労災で 処理してくれとひたすらお願いをするような現実は、ぜひひっくり返さなけ ればなりません」

全面スト4日目をむかえたタワークレーン操縦士労働者による「10時間強制労 働撤廃」の要求が蔚山市庁前の道路を埋めつくした。

全国建設労組タワークレーン分科釜山慶南本部所属組合員200人が蔚山市庁南門で開いたストライキ集会

民主労総全国建設労組タワークレーン分科釜山慶南本部組合員約200人は7日の 午前10時に蔚山市庁南門でストライキ集会を開催した。

2時間ほどのこの日の集会でタワークレーン分科は「使用者側が具体的な代案 を提示しないまま労組の要求を拒否し、政府が早急な建設機械登録および管理、 検査体系の一元化を遅延させるのなら、ストライキ闘争の程度を高めるほかは ない」とし、事態解決に積極的に立ち上がるよう使用側と政府に要求した。

タワークレーン分科のパク・ヒサン蔚山支会長は「週5日制の時代にタワー クレーン操縦士は国の公休日の保障どころか、解雇されたくなければ義務とし て10時間強制労働をしなければならない」と吐露した。

また「90%以上が現場契約非正規職の操縦士は工事が終わると一年で平均して 3〜4か月の周期的な失業(待機状態)を体験しており、元請建設会社とタワー クレーン賃貸企業は現場就職をエサに労働者間の対立をあおり、勤労条件を 低下させている」と主張した。

特に「蔚山市は第2庁舎の新築現場に代替技師を投入し、不法代替労働を実施 している」とし「代替人材投入を即刻中断せよ」と要求した。

連帯発言をした民主労総蔚山本部のハ・ブヨン本部長は「21世紀にもなって、 これ以上、10時間強制労働を容認してはいけない」とし「空の崖っぷちで働く 労働者は8時間働いて暮らせるようにするべきだ」と強調した。

集会に参加した釜山地域のタワークレーン操縦士。彼は「タワー操縦士は仕事のために地方を歩き回るが、宿泊費もすべて個人が解決している境遇」とし「その上、確実に仕事があるわけでもなく、待機状態の時は子供の粉ミルク代を受け取ることも難しい」と訴えた。

この日の集会は、タワークレーン分科の釜山慶南本部組合員以外にも、民主労 総蔚山本部、蔚山建設プラント労働組合、ダンプ連帯、民主労働党蔚山市党の 金ジンソク南区地域委員長などが参加した。

タワークレーン分科は集会の後、蔚山地域新築工事現場を回って代替技師投入 を防ぐ監視活動などを行い、その後支会別ストライキ闘争を続ける方針だ。

一方タワークレーン分科は「一日2時間(土曜日6時間)強制延長勤務廃止および 一日8時間(週44時間)労働と危険手当新設」などを要求して、3月28日から使用 者団体であるタワークレーン(賃貸業)協同組合側と9回の交渉を行ったが特に 進展はなかったという。

建設労組タワークレーン分科は「現在、約1700人の組合員がストライキに突入 し、全国の建設現場にある約2400基のタワークレーンのうち少なくとも65%以 上が作動を止めていると把握された」と明らかにした。(チョン・ギエ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-11 08:12:12 / Last modified on 2007-06-11 08:12:15 Copyright: Default

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