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「支離滅裂になったが、また戦う根拠を」

議事日程が不透明になり民主労総は全面ストを延期、 来週幹部上京を継続

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年12月15日18時55分

民主労総、15日ストライキ延期「現場の疲労が蓄積」

ハンナラ党の議事日程拒否で15日に開く予定だった国会本会議が開かれなかっ たことにより、民主労総も15日に予定されていたストライキ日程を延期した。

民主労総は14日の産別代表者会議で決定した事項を、ストライキ指針8号として 提出した。民主労総は「ハンナラ党の私学法再改悪波動により国会状況が非常 に流動的」とし、15日のスト突入指針を延期した。民主労総は来週19日から 22日まで、国会前で連盟別全幹部の上京闘争を進め、労使関係ロードマップが 国会本会議に提出されれば「全組織が参加するストライキ闘争および全国同時 多発集会闘争を展開する」と明らかにした。チョ・ジュノ民主労総委員長は、 国会前でハンスト闘争を続ける予定だ。

ウ・ムンスク民主労総報道官はゼネスト延期の理由を「全面ストは、労使関係 ロードマップが国会本会議に職権提出されることを防ぐのが目的だった」とし、 「連続したストで現場の疲労が蓄積されている状況で、本会議提出日以外に ストを行うのは難しい」と説明した。民主労総はこの一か月間に8回の全面ストを 行った。

イ・ジョンウォン記者

国会日程を追い掛ける闘争いつまで

だが非正規改悪案の国会本会議通過、労使関係ロードマップの国会常任委通過 など、政府と国会が重要な労働事案を攻勢的に処理している状況で民主労総が 今の状況を逆転する攻勢的な闘争を作れないまま、再び議事日程を追う闘争を 繰り返していると内部的な批判が出てきている。

だが一方では一か月間に8回のストライキで現場に蓄積している疲労を認め つつも、新しい局面の必要性が提起されている状況だ。

これに対してウ・ムンスク民主労総報道官は「現実的に議事日程と無関係に進 めるのは難しい状況だ」と伝えた。ウ・ムンスク報道官は「もう少し攻勢的な 闘争が必要だということには共感するが、ストライキとは主体的力量と力を考 慮して進めるもので、何か新しい局面を作ることは難しいようだ」とし、 「現局面を転換するために必要な新しい闘争は、来年、新執行部になってから」 と話した。

「戦いには負けたが火種を残す闘争を」

12日から4日間、国会前で集団ハンストを行った公共連盟は、今週行なわれた 闘争に対し、もっと攻勢的な闘争を作れないことに対して反省的な評価を しているという。

イ・ソンウ公共連盟事務局長は「冷静に言えば、力の均衡がこわれて私たちが 劣勢にいる状況で、戦いに負けた」とし、「全体的に反撃の機会をのがし続け、 闘争が高まらずに支離滅裂になっていくという局面が続いている」と現状況を 評価し、「今の闘争はまた戦う根拠を確保する闘争だ」、「労使関係ロード マップが最悪の内容を含んでいる状況で、最後の根拠を確保する退くことが できない闘争を続けるしかない」と伝えた。

結局、国会のスケジュールに振り回される闘争をするほかはない状況が、 残念だが新しい闘争のための火種を残す闘争を続けていかなければならないと いうことだ。

「ある動力、ない動力、すべてを引き出して行こう」

チョン・ヨンゴン事務金融連盟委員長は、国会に振り回される闘争が続いてい ることに対して「現在としては不可避な選択」と評価した。

続いて攻勢的な闘争が必要だという意見に対してチョン・ヨンゴン委員長は、 「攻勢的闘争は、ストライキ一つでできるものではなく、総連盟が推進した 労使政代表者会議戦術も失敗し、国会戦術も失敗した状況で、今一度組合員を まとめあげるには明確な限界がある」とし「現実的には、ある動力、ない動力、 すべてを引き出して、闘争を引っ張っていかなければならず、これを来年の 闘争の動力に拡張させてなければならない」と話した。

労働法改悪に対する民主労総の戦いは、12月の国会本会議の成功が不透明にな ることにより、新指導部選出以後、新しく始まるものと見られる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-12-17 01:47:14 / Last modified on 2006-12-17 01:47:14 Copyright: Default

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