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国民健康保険カスタマーセンタースト、警察が封鎖中

無期限ストの組合員「警察が出入と食事まで統制…食事のたびに戦争」

パク・タソル記者 2021.06.11 13:33

[出処:公共運輸労組]

警察が全面ストライキに立ち上がった国民健康保険公団カスタマーセンター労働者たちの 公団への出入と食事などを統制し、事実上、争議活動を妨害している。 警察は国民健康保険公団側の施設保護要請に協力するばかりで、 労働者の正当な争議活動は車壁で防ぐなど、暴力的な対応をしていると批判されている。 6月11日午前、国家人権委員会が動き食事と水、必要な物品などを搬入できるようになったが、 2日間、食事搬入問題で労組と連帯者は警察と対峙して衝突するなど精魂を使い果たした。

6月10日の午前から労働条件改善と直営化を要求して全面ストライキに突入した国民健康保険公団カスタマーセンター労働者は、 その日一食しか食べられなかった。 理事長との面談を要求するためにロビーに集まったが、 警察が昼食をはじめ水、敷物などの搬入を妨害したからだ。 ストライキを支持する市民社会団体、進歩政党関係者をはじめとする連帯者などは、 食事搬入のために警察と小競合いまでしなければならなかった。

[出処:公共運輸労組]

11日、民主労総公共運輸労組国民健康保険カスタマーセンター支部のオク・チョロ政策局長は 「夜になってやっと一食を食べられた。 11日の朝食も搬入できず、人権委の介入で昼になって搬入された。 食事のたびに戦争をしなければならなかった」とし 「人権委がたち寄った後にも警察は相変らず車壁をたてて、 公団に集まった50人ほどの組合員を徹底的に封鎖している」と説明した。

この日、 「国民健康保険公共性強化とカスタマーセンター直営化-労働権保障のための市民対策委員会(対策委)」は 江原道原州の国民健康保険公団の前でストライキ闘争を支持する記者会見を行った。

対策委は「公団は警察を使って面談に応じろという労働者に車壁を設置して妨害するのではなく対話に乗り出すべきで、 カスタマーセンターを直営化しろという当然の要求を受け入れなければならない」とし 「健康保険カスタマーセンターを直営化するのは健康保険サービスの質を上げ、 市民すべての情報人権を向上させろという要求」と強調した。

対策委はまた「金容益(キム・ヨンイク)理事長はいつも民間にまかせた医療供給体系を変えようと主張し、 公共性の強化を主張してきたが、 まさに自分が運営する公団の主要機能を民間に渡してこれを改善しろという 労働者の要求を無視するのは深刻な矛盾」とし 「カスタマーセンターが民間営利業者にすっかり任せて、 サービスの質が破壊されているのを公団はいつまで見ているのか?」と指摘した。

[出処:公共運輸労組]

一方、国民健康保険カスタマーセンター支部のキム・スギョン支部長などは 6月10日からロビーで金容益理事長との面談を要求しているが、 公団は無返答で一貫している。 2月に行った24日間のストライキにもかかわらず、 民間委託事務議論協議会は相変らず当事者を排除している。 国民健康保険公団国民疎通室の関係者は 「直接雇用の要求は理事長が決める問題でないので面談に臨めないのだろう」とし 「健保公団は民間委託事務議論協議会で3段階の手順を通らなければならないので 公団が決定権を持つ問題ではない」と答えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2021-06-16 10:10:45 / Last modified on 2021-06-16 10:10:47 Copyright: Default

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