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年を越した公共部門『1千名解雇』、労働者が青瓦台に向かう

「文在寅大統領が旧正月前に解決しろ」 9日青瓦台デモ行進、10日全国宣伝戦

ユン・ジヨン記者 2021.02.08 12:58

公共部門1千名の解雇事態が年を越し、 解雇事業場の労働者たちが政府に旧正月前の解決を要求して青瓦台デモ行進を始める。

昨年、公共運輸労組所属事業場では1千余人の公共部門労働者が集団で解雇された。 5月にはアシアナケイオー清掃労働者8人がコロナ19で整理解雇され、 7月にはニューデソン自動車学院技能講師5人が偽装廃業で雇用を失った。 10月には企業オーナーの経営失敗でイースター航空操縦士など職員605人が大量解雇され、 11月にはコレイルネットワークス鉄道カスタマーセンターの労働者225人が会社の定年延長合意不履行で集団解雇された。 12月にはLGツインタワー清掃労働者82人が路上に追い出された。

▲1000人解雇者現況[出処:公共運輸労組]

5か所の解雇事業場の労働者は2月8日午前10時、 青瓦台噴水台の前で記者会見を行って 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が公共部門1千人の解雇事態を旧正月前に解決しろと要求した。 また彼らは2月9日午前10時から事業場ごとに4か所の座り込み拠点で 同時多発で青瓦台デモ行進を行うと明らかにした。

コレイルネットワークス支部のソ・ジェユ支部長は 「文在寅政府と前の朴槿恵(パク・クネ)政権の政策が225人の解雇者を量産した。 彼らのほとんどは55歳で職場を見つけて入ってきた人々で、 会社の規定により70歳まで働くことができた」とし 「だが文在寅大統領は 彼らを雇用現況版に正規職実績を高める手段に活用し、 定年延長のない強制的無期契約職転換で働く権利を奪い、 雇用(更新)期待権を傷つけた」と批判した。

アシアナ航空手荷物分類および機内清掃を担当する アシアナケイオー航空機清掃労働者たちは、 地方労働委員会(地労委)と中央労働委員会(中労委)から不当解雇判定を受けたが、 9か月間、現場に戻れずにいる。

アシアナケイオー支部のキム・ジョンナム支部長は 「地労委に続いて昨年12月8日に中労委でも不当解雇判定が出た。 だがまだ270日間、路上で野宿座り込みを続けている」とし 「労働委員会は不当解雇判定をしながら、 会社の履行強制金負担で自分たちがすべきことはしたという調子だ。 会社は交渉で不当解雇期間中には月給を支払えず、 再入社しろというとんでもないことをした。 その上、1月15日に裁判所に行政訴訟を提起した。 それでも政府は対岸の火事のように知らんふりをして粘っている」と声を高めた。

イースター航空の解雇労働者たちは、 会社の実質的オーナーである李相稷(イ・サンジク)一家の背任および賃金未払いなどで 1年間生計の威嚇に苦しんでいる。 イースター航空操縦士支部のパク・イサム支部長は 「実質的オーナーである李相稷は、 122億ウォンの四大保険横領と581億ウォンの賃金未払いでも足りず、 大量の整理解雇を断行した。 イースターの労働者は一年間賃金を受け取れず、 会社の四大保険横領で労働者はローンも借りられずに生きるすべての方法が遮断された状態」と明らかにした。

続いて「食を断って政府と執権与党に李相稷と経営者などの責任者の処罰と雇用問題解決を要求したが、 政府が出した政策は航空産業全体を資本にすっかり任せるということだけだった。 誰がこの政府を親労働政府と呼べるか」と声を高めた。

全国自動車運転学院支部ニューデソン運転学院の労働者5人は偽装廃業で雇用を失った。 ここは2003年3月にも偽装廃業をしたが、当時は労働者が6か月間闘争を行い、偽装廃業を防いだ。 だが昨年7月に地主と運営主が雇用継承の約束なく学院を閉鎖し、 現在同じ敷地で名義だけを変更して学院の再開を準備している。

全国自動車運転学院支部のイ・ジョンウォン支部長は 「運転学院の技能講師労働者は2000年に労組を結成し、全国に56の支部をおいていた。 だが20年経った今、労組弾圧のための偽装廃業と不当解雇などで5つの支部しか残っていない」とし 「ニューデソン運転学院も昨年7月に偽装廃業をした。 地主は該当敷地を学院で使うつもりはないと言うが、 昨年の10月から名前を変えただけで再開院する準備をしている。 文在寅大統領は 学院の監督機関である警察庁と雇用労働部に偽装廃業と解雇問題解決を命令しなければならない」と強調した。

この日の記者会見に参加した公共運輸労組のヒョン・ジョンヒ委員長は 文在寅政府が旧正月前に公共部門1千名解雇事態を解決することを要求した。 ヒョン・ジョンヒ委員長は 「労働部の無能がアシアナケイオーの労働者をさらに悲痛にし、 国土部の誤った指針がコレイルネットワークスのカスタマーセンター解雇者を量産し、 企財部の意気揚揚な指針が解雇および失業労働者たちを崖っぷちに追いやっているのに、 彼らの首長である文在寅大統領は何をしているのか」とし 「労働者がコロナ経済危機の中で一緒に暮らすための方法を話す。 文在寅大統領は解雇労働者たちと会わなければならない」と声を高めた。

一方、公共運輸労組と解雇労働者は記者会見の後、 青瓦台市民社会首席室と面談をした。 彼らは2月9日、ソウル駅とLGツインタワー、ソウル労働庁、国会座込場の 4か所の座り込み拠点で午前10時から青瓦台デモ行進をする。 10日には首都圏と16の地域別拠点で「1000人解雇解決」を要求する同時多発宣伝戦を続ける予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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