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LGが清掃労働者集団解雇の議論で清掃用役業者株式売却

LGツインタワー分会「LGは責任回避せず即刻解決を始めよ」

パク・タソル記者 2021.01.08 19:51

LGグループは、LG家のク・フォンミ、ク・ミジョン氏がジスINCの株式を全量売却し、 事業から手を引くと明らかにしたが、 議論は解消されていない。 LG側は利益移転の議論は解消されたというが、 巨大な不買運動へと広がった清掃労働者集団解雇問題が残っている。 清掃用役業者を変えて、事実上労働者を解雇した施設管理業者が、 相変らず株式会社LGの子会社だからだ。 またLG一家の今回の決定が利益移転を自ら認めた形ではないかという主張も出てくる。

LGは1月8日に報道資料を出して 「故具滋ギョン(ク・ジャギョン)名誉会長の子供の ク・フォンミ氏とク・ミジョン氏が株式全量を所有するジスINCはLGと別個の企業で、 独自の経営活動をしてきた」とし 「しかし特殊関係の所有による利益移転の議論を根本的に解消するために 株式売却を決定した」と明らかにした。

またLG側は「利益移転開放」を名分として、 大企業ではない中小企業に株式を売却する方針もたてたが、 LGツインタワー分会はこれに対して 「自ら利益移転をしていたことを認めるもの」と批判した。 LGツインタワー分会は1月8日、LGの報道資料が出た直後に立場文を出して 「LGは業界の慣行よりも高い請負費をジスINCに支払い、 ク・フォンミ、ク・ミジョンは数十億の配当を受けてきた」とし 「配当金はLGグループの労働者が汗を流して稼いだ金で、 清掃労働者の搾取の結果」と批判した。

同日、ジスINCの元請である株式会社LGの子会社S&Iコーポレーションも報道を通じて 「ストライキ座り込みをしていた清掃勤労者25人に対する雇用維持が保障されるようにする」と明らかにした。 だがS&Iコーポレーションの「雇用維持」は、 座り込みをしていた清掃労働者が要求する雇用継承からは遠く、 解決は容易ではないと見られる。

公共運輸労組LGタワー分会は上の立場文で 「雇用維持という言葉の遊びを止めて雇用継承を約束すれば問題は解決する」とし 「『雇用継承』の一言で解決するのだから、もう時間を引き延ばすな」と反論した。 続いて「雇用継承は清掃用役業の慣行で標準手続きだと言え、 LG側もそれをよく知っているので『雇用維持方案』と言葉を変えている。 現実的にLG側が主張する形で清掃労働者が用役業者に従ってあちこちの事業場を移動するケースはない」と説明した。

最後にLGタワー分会は 「LG側は引続き雇用継承を拒否して虚構的な『雇用維持』で批判的な世論を鎮めることだけに全力を傾け、 まさに座り込みをしている清掃労働者を無視している」とし 「雇用継承の意味は明らかだ。 清掃労働者が働く事業場で用役業者が変更されれば、 新規の外注業者が雇用を『継承』して、ずっと働くことだ」と強調した。

一方、昨年12月16日からLGツインタワーの中での LGツインタワー分会組合員の座り込みが24日目をむかえた。 新年から食事と電気が切られる事件が発生した後、 世論が急速に悪化すると電気と食事搬入は再開されたが、 相変らず孤立した状況が続いている。 LGツインタワー側が入居社員全員を確認して出入を強力に統制していたためだ。 そのため寒波の中で連帯訪問が続いているが、 巨大なガラス扉を挟んで直接会うことができない状況だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2021-01-13 04:53:59 / Last modified on 2021-01-13 04:54:01 Copyright: Default

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