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検察が傍観している間にゾエティスの不当労働行為さらに強まる

8か月間調査進まず…労組、徹底捜査を要求

パク・タソル記者 2020.09.14 15:39

[出処:韓国ゾエティス ホームページ]

韓国ゾエティスの労働者たちが使用者側の不当労働行為について 検察が迅速な捜査を始めるように要求した。 労働部が1月に会社の代表を不当労働行為起訴意見で検察に送検したが、 9か月近く調査が進んでいないからだ。 検察の捜査が遅れている間に使用者側は労組の支会長に解雇まで通知した。

全国化学繊維食品産業労働組合首都圏本部は9月14日午前、 ソウル中央地方検察庁の前で記者会見を行って、 韓国ゾエティスの不当労働行為に対する徹底した捜査を要求した。

記者会見の参加者は 「韓国ゾエティスのようなグローバル企業が国内法を無視しながら 合法的な労働組合活動を弾圧するという誤った態度が再び繰り返されないように、 今こそ手本を見せるよう強力に要求する」とし 「これ以上、事件の調査が遅れるのなら、 韓国ゾエティスの労働組合は立つ場所がなくなり、 結局グローバル会社は韓国の法の上で笑うようになる」と警告した。

実際に検察の捜査が遅れている間、労組の活動は萎縮した。 韓国ゾエティス支会によれば、キム・ヨンイル支会長は会社から解雇され、 持続する労組弾圧に疲れて組合員が脱退し、 今では20人ほどの組合員だけが残って労働組合死守闘争を行っている状況だ。 キム・ヨンイル支会長の解雇の件は、去る6月にソウル地方労働委員会で不当解雇と認定された。 だがその後も使用者側は一方的に組合員を配置転換し、 組合員を懲戒するための人事委員会を開くなど、 労組活動を萎縮させる試みを続けている。 8月から始まった交渉でも跛行的な態度を見せて、労組の反発をかった。

ゾエティスは伴侶動物の心臓糸状虫予防薬のレボリューション等を製造する米国系企業で、 グローバル1位の動物医薬品企業として知られている。 韓国支社には約55人が働いており、年間売上げ400億ウォン程度を記録し、 毎年成長を続けている。 米国ではフォーブス紙が選定する「最高の職場Top 10」に6年連続選ばれるなど、 良い職場として知られているが、韓国ゾエティスの労組弾圧はすでに2年になろうとしている。

[出処:化繊食品労組韓国ゾエティス支会]

労組は2018年10月、現イ・ウンギョン代表理事が就任すると労使関係が急激に悪化したと証言する。 イ代表理事は就任後の団体交渉ですぐに団体協約改悪案を提示して、 労組との交渉を拒否した。 その後、使用者側は職場閉鎖をして組合員懲戒などを乱発し、 弾圧の水位を一層高めていった。 韓国ゾエティス支会は現在、米国大使館の前でゾエティスの 労組弾圧、職場内いじめなどに対する米国政府の処罰を要求して1人デモを続けている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-09-22 07:50:39 / Last modified on 2020-09-22 07:50:40 Copyright: Default

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