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環境労働委構成、引き続く正義党排除に強い批判

民主労総「多様性と少数意見尊重という時代精神に逆行する旧時代的暴力」

パク・タソル記者 2020.09.07 17:20

20代国会に続いて正義党が国会環境労働委員会雇用労働法案小委員会から排除され、 少数意見を無視する暴挙だという批判があがっている。 正義党は「国会内の巨大政党間の不公正な談合行為」と批判し、 民主労総は「多様性と少数意見尊重という時代精神に逆行する旧時代的暴力」と規定した。

9月7日、国会環境労働委の与野幹事は環境労働委所属の4つの小委員会構成に合意した。 環境法案少委員会は国民の力の林利子(イム・イジャ)議員、 雇用労働法案審査小委員会は共に民主党の安浩永(アン・ホヨン)議員、 予算決算審査小委員長は国民の力の金成願(キム・ソンウォン)議員、 請願審査小委員長は共に民主党の尹準炳(ユン・ジュンビョン)議員が各々引き受けた。

▲7日国会で開かれた環境労働委員会全体会議で姜恩美正義党議員が議事進行発言をしている

正義党の姜恩美(カン・ウンミ)議員はこの日の小委構成案件の議決に先立ち 「両党交渉団体中心の議会運営」について問題を提起した。 姜議員は「民主主義は少数を排除せず、 少数の声を伝える最低限の場を用意することから始めなければならないと考える」とし、 「2004年に進歩政党が初めて院内に入城した後、 李明博(イ・ミョンバク)・朴槿恵(パク・クネ)政権でも進歩政党を 労働法案少委員会から排除したことはなかった」と説明した。

続いて「20代国会の下半期に我が党の李貞味(イ・ジョンミ)議員が排除され、 今回同じ状況になった。 初めから正義党を労働法案少委員会から排除しようとしたのではないか、 はなはだ疑わしい」と明らかにした。

姜議員は国会で最も激しい職場である常任委員会で多様な意見が十分に話されるように、 もう一度小委の構成を再考するよう要請したが、 結局受け入れられなかった。 20代国会でも10人だった雇用労働法案審査小委議員を8人に縮小する過程で、 正義党の李貞味前議員が排除された。

むしろ民主党は姜議員の再考要請に「度量が大きい譲歩」を姜議員に要求した。 環境労働委に所属する共に民主党の林鍾声(イム・ジョンソン)議員は 「前半期、後半期と1年ずつ(小委構成を)交替することにしたので、 十分に正義党の声も入れられる」とし 「姜恩美議員が度量大きく了解してくれればいいと考える」と話した。 宋玉珠(ソン・オクチュ)環境労働委員長も 「やっと合意したので了解していただければ 姜恩美議員の発言を少数意見として速記録に残して議決する」と明らかにした。

「巨大政党間の不公正な談合行為」

正義党は9月7日のブリーフィングで姜恩美議員の 環境労働委雇用労働小委排除事態に関して「遺憾を示す」と明らかにした。 正義党のチョ・ヘミン報道担当者は 「林鍾声議員が 姜恩美議員に 『度量大きく了解してくださるよう』要求したのは情けない。 むしろ決断すべきは民主党と国民の力だ」と指摘した。

チョ報道担当者は 「協力政治を否定しようとする国会内の巨大政党間の不公正な談合行為に対し、 議会内民主主義があるのか問い直さざるをえない」とし 「民主主義は少数を排除するのではなく、 少数の声を伝達できる最低限の場を用意することから始めなければならない」と強調した。

民主労総も9月7日の論評で 「議席数を武器として正義党の姜恩美議員を排除した」とし 「これは多様性と少数意見尊重という時代精神に逆行する旧時代的暴力」と批判した。

民主労総は「(共に民主党と国民の力が)勤基法11条、 労組法第2条など、労働者民衆によって直接発議される法案に対して 煙幕や枝刈りするために法案審査小委を自分たちの好きなように構成する必要があると判断しているのではないのかと考える」とし 「二党の議席数を武器として民主主義の根幹を揺るがす不条理を行いながら、 国会が民意の殿堂で民主主義の守護者だと言えるのか?」と質問した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-09-14 21:55:07 / Last modified on 2020-09-14 21:55:09 Copyright: Default

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