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最賃のLG清掃労働者、宣伝戦1回200万ウォン?

「LGは団体協約に誠実に臨み見、処遇改善からするべき」

ウン・ヘジン記者 2020.06.24 14:59

LGの子会社がLG清掃労働者に対し、 本社ビルで宣伝戦をした時は毎回200万ウォンを支払えという 仮処分申請を出して批判があがっている。

公共運輸労組ソウル地域公共サービス支部(ソウル支部)は6月24日午後12時に記者会見を行って 「LGグループは仮処分申請で生活賃金争奪、労組活動保障、 管理者カプチル(パワハラ)中断を叫ぶ清掃労働者の正当な要求にクツワをはめようとしている」とし 「すでに法でも元請建物内部で下請所属清掃労働者の労組活動を保障している。 LGは労組活動を防ぐのではなく、団体協約に誠実に臨んで処遇改善からするべき」と伝えた。

彼らはLGグループが仮処分申請でLGツインタワーの清掃労働者の労組活動を妨害していると伝えた。 業務妨害禁止仮処分の債権者が(株)LGの建物管理子会社の(株)エスアンドアイコーポレーションだからだ。 また労働者が所属する用役会社(株)チスアイアンドシーは 具光謨(ク・グァンモ)LG代表理事の叔母のク・フォンミ、 ク・ミジョンが株式を各々50%ずつ持っている。

業務妨害禁止仮処分申請は 「不動産の所有者および債権者の許諾なく、 1人あるいは多数の人が集まって音響増幅装置などを使って騒音を発生させる行為 または横断幕などを設置したり不特定多数の人に配布したり見せる一切のデモ行為」 を内容としている。

LG清掃労働者は4月16日からLGツインタワーのロビーで処遇改善を要求して 昼休み、退勤時間各30分ずつ宣伝戦を行っている。 低賃金、雇用不安に関して昨年から13回の団体交渉が進められたが、 使用者側が賃金凍結立場を固守して決裂したためだ。

ソウル支部LGツインタワー分会のパク・ソヨン分会長は記者会見で 「とても悲しくてくやしい。 清掃労働者たちは踏みにじられて、人権という言葉も口にできない惨めな現場の中で働いている。 宣伝戦をしたことで仮処分を申請するのではないか、 調査を受けに行かねばならないと言うと半日有給を使えといわれた」と吐露した。

清掃労働者たちはLGツインタワーの清掃を担当するのだから該当の場所で声をあげるべきで、 これは法律も保障していると伝えた。 公共運輸労組ソウル支部のイ・ギョンジャ主席副支部長は記者会見で 「延世大も病院清掃労働者が宣伝戦をした時、 建物の中で宣伝活動ができないようにした。 しかし裁判所は下請労働者の労組をする権利を認めた」と伝えた。 当時、延世大学校が支部の組織幹部を相手に提起した労組活動関連仮処分申請が棄却されたためだ。 棄却の理由は、 △行為が組合活動に該当する点、 △通行者を妨害しなかったという点だ。

希望連帯労組LGハロービジョン非正規支部のユ・ヒウォン事務局長は連帯発言で 「われわれの労働は彼らが考えているより価値があるのでここに集まった。 われわれはなぜ最低賃金で働き、賃金凍結の声を聞かなければならず、 福祉のない労働をしなければならないのか。 非正規職下請労働者の問題は社会的問題になった。 それでもLGグループは私達を無視している」と批判した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-06-30 23:22:14 / Last modified on 2020-06-30 23:22:15 Copyright: Default

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