非正規職77%が「文政権の労働政策は誤り」

非正規職10人中9人「韓国社会不平等」…非正規職キャンドル集会開く

非正規職労働者の76.7%が 文在寅(ムン・ジェイン)政府の労働政策は誤っていると答えた アンケート調査の結果が出てきた。

「非正規職もうやめろ1100万共同闘争」は1月2日から9日まで、 非正規職労働者1243人を対象に非正規職労働者の 労働条件、職場満足度、政府政策評価を問うアンケート調査をオンラインで行った。 「非正規職もうやめろ」は1月14日、民主労総の15階で アンケート調査結果発表記者会見を行った。

▲文在寅労働政策に対する評価を問う質問への非正規職労働者の回答. ［出処:非正規職もうやめろ1100万共同闘争］

結果によれば、 文在寅政府の労働政策評価に対し、 非正規職労働者の33.1%が「とても悪い」と答え、43.6%が「うまくやっている方」と答えた。 「上手にやっている」、「とても上手くやっている」と答えた非正規職は23.3%に過ぎなかった。

▲公共部門非正規職政策に最大の問題への質問に対する非正規職労働者の回答. ［出処:非正規職もうやめろ1100万共同闘争］

特に公共部門非正規職問題では82.4%がきちんと解決できなかったと答えた。 公共部門政策の最大の問題としては「子会社転換方式」(70.6%)を選んだ。 また最低賃金はとても上がったが、算入範囲の拡大と期待したより所得が増えなかったという応答も60.8%だった。

▲最大の職場の問題点への質問に対する非正規職労働者の回答. ［出処:非正規職もうやめろ1100万共同闘争］

質問に応じた非正規職労働者の64.9%は200〜300万ウォンの賃金を取る。 200万ウォン未満の割合は27.9%、300〜400万ウォンは5.1%だった。 非正規職労働者の34.4%は低賃金が最大の職場問題だと答えた。 雇用不安(28.2%)、感情労働(9.6%)、労働強度(9.4%)、長時間労働(5.3%)、 手当て不払い(4.9%)がそれに続いた。 職場生活満足度の質問について44%が不満足、30%が非常に不満足、24.9%はやや満足していると答えた。

▲キム・ヨンギュン法公布以後自分の事業場の安全保健問題の変化に質問に対する非正規職労働者の回答.［出処:非正規職もうやめろ1100万共同闘争］

また昨年1月にキム・ヨンギュン法(産業安全保健法改正案)が公布されたが、 事業場安全保健問題に非正規職の52.1%が「あまり変化がない」、21.3%は「全く変化がない」と答えた。 「少し変わった」は23.4%、「とても変わった」は3.2%に過ぎなかった。 非正規職の54.4%は労災死亡を防ぐために ぜひ必要な措置は「危険の外注化禁止」だと明らかにした。

合わせて職場内いじめ禁止法が昨年7月に施行されたが、 非正規職の51.5%は職場内いじめは減らなかったと答えた。 職場内いじめが減ったと答えた割合は48.5%であった。 半月始華工団労働者権利探しの会のウォルダン・ユウォル活動家は記者会見で 「期間制労働者の60%、派遣労働者の67%が職場内いじめを経験した。 これは雇用が不安定なほど、職場内いじめがさらに深刻だという意味」だとし 「職場内いじめを会社に問題を提起すれば会社が先頭で動くべきだが、 会社がこれを公示、教育、措置しない。 法改正(職場内いじめ禁止法施行)以後、 政府の具体的な行政がなければならない」と指摘した。

続いて勤労基準法がしっかり守られているかという質問でも41.7%が 「あまり守られていない」、13.5%が「全く守られていない」と答えた。 公益人権法財団共感のユン・ジヨン弁護士は 「女性労働者が生理休暇を使おうとしても、 代替勤務者を連れてこいと言われたという情報提供が 職場カプチル(パワハラ)119にたくさん受付られている」とし 「最近、勤労基準法勤労契約なのか、フリーランサー契約なのかも不明な契約のために、 多くの非正規職が被害を受けている」と説明した。

▲韓国社会の平等に対する質問への非正規職労働者の回答. ［出処:非正規職もうやめろ1100万共同闘争］

最後に非正規職労働者の92.5%は韓国が不公平な社会だと答えた。69.7%は 「韓国社会の不平等は改善されないだろう」と明らかにした。 「文在寅政府が 労働尊重公約を一部しか守らず、親財閥政策を取るだろう」という応答が34.8%、 「労働尊重公約をすべて守れなくても親労働政策を取るだろう」という応答は33.8%と現れた。

韓国ガス公社非正規職支部のホン・ジョンピョ支部長はこの日の記者会見で 「非正規職労働者たちは、今も冷たいアスファルトの地面の上で 大統領に非正規職問題解決の約束を守れと叫んでいるが、 政府は非正規職正規職転換がうまくいっていると自画自賛している」とし 「それで労働者が直接動くしかない状況だ。 キャンドル革命の主体であるわれわれは、 また働いて死ぬことがなくなるまでキャンドルを持つ」と話した。

「非正規職もうやめろ」はこうした非正規職の現実を変えるために、 来る2月8日に光化門広場でキャンドル集会を続ける計画だ。

▲'非正規職もうやめろ1100万共同闘争'は14日民主労総15階で非正規職1243人をアンケート調査した結果を発表した。［出処:キム・ハンジュ記者］

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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