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「馬事会ムン・ジュンウォン騎手死亡は政府の責任」、青瓦台デモ行進

馬事会ムン・ジュンウォン騎手死亡39日目、馬事会と政府は知らんふり

ユン・ジヨン記者 2020.01.06 12:58

故ムン・ジュンウォン騎手が馬事会の不正腐敗を批判して自ら命を絶って39日をむかえた中で、 遺族と労組および市民社会が棺を持って青瓦台デモ行進をした。 彼らは文在寅(ムン・ジェイン)政府3年間、 公企業である韓国馬事会で4人の労働者が自ら命を絶ったとし、 政府の対策を要求した。

特に、韓国馬事会のキム・ナクスン会長は、17代国会議員だった人物で、 故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の 大統領選挙キャンプで活動したことがある。 キム会長は去る2018年1月、文在寅政府になって初めて馬事会会長に任命された。 だがキム会長は1か月経っても遺族と労組の面談要求に応じず、 青瓦台も特別な対策を出さないため、対立が増幅されている。

馬事会の故ムン・ジュンウォン騎手死の真相究明と責任者処罰のための市民対策委(市民対策委)は1月6日午前10時30分、 ソウル市世宗路政府ソウル庁舎市民焼香所から青瓦台まで棺デモ行進をした。 デモ行進に先立ち、故ムン・ジュンウォン騎手の父親のムン・グノク氏は 「キム・ナクスン会長に数回面談を要請したが門前払いされ、 警察は嫁に暴力をふるった」とし 「今、文在寅大統領に責任を問うために、 悲痛な心情で青瓦台で出発する」と明らかにした。

市民対策委のチン・ギヨン共同執行委員長(公共運輸労組首席副委員長)も 「ムン・ジュンウォン騎手は馬事会の不条理な構造を一人の力で克服できず、 死で知らせようとして、これを遺書に書いた」とし 「だが馬事会はあらゆる歪曲と偽りの内容をマスコミを通じてばらまいている」と 声を高めた。 続いて「文在寅政府3年間で4人が死亡し、 2017年のパク・キョングン烈士死後、キム・ナクスン会長が馬事会に落下傘できた」とし 「引き続く労働者の死に対する政府の根本的な責任と対策を用意しろ」と強調した。

先立って故ムン・ジュンウォン遺族と労組、市民社会は去る12月21日、 レッツランパーク・ソウルでキム・ナクスン馬事会長との面談を要求した。 だが馬事会側は遺族との面談を拒否し、その過程で警察が 故ムン・ジュンウォン騎手の夫人に暴力をふるい、論議がおきた。 1月4日にも市民対策委がレッツランパーク・ソウルで キム・ナクスン会長との面談を要求したが、 警察がこれを阻止したために衝突が発生し、5人が連行された。

12月27日には遺族と市民対策委がソウル市世宗路政府ソウル庁舎の前に遺体安置所を設置する過程で、再び警察と衝突した。 特に警察はレッカー車を使い、故ムン・ジュンウォン騎手の霊柩車の牽引を試みた。 現在、遺族と市民対策委は11日間、ソウル市世宗路政府総合庁舎の前に作られた焼香所と霊柩車を守っている。

青瓦台棺デモ行進をした対策委は 「とてもムン・ジュンウォン騎手の遺体をまた移すことができず、 空の棺を持って『文在寅政府がこのくやしい死の責任を取れ』と要求して行進する」とし 「馬事会キム・ナクスンは何かを解決する、何かの責任を取る資格がない。 故人の葬儀ができない遺族と市民対策委は、 いま、もう文在寅政府に責任を問うため、青瓦台に進むほかはない」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-01-15 15:27:00 / Last modified on 2020-01-15 15:27:03 Copyright: Default

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