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釜山競馬公園騎手・調教師7人が命を絶った理由

「無限競争と勝者一人占め体制が釜山で最も深刻」

ウン・ヘジン記者 2020.01.03 18:18

釜山慶南競馬公園(釜山競馬公園)で 7人の騎手・調教師が死亡した理由が 「調教師個人雇用」、「順位賞金で賃金支払い」等の原因のためだと明らかになった。

共に民主党ユン・ジュンノ議員室、正義党李貞味(イ・ジョンミ)議員室、 故ムン・ジュンウォン騎手市民対策委、正義党労働本部は1月3日午前10時に 国会議員会館で「釜山競馬公園騎手、調教師7人はなぜ自ら命を絶ったのか?」 討論会を開き、馬事会労働者の劣悪な労働実態を診断した。

全国不安定労働撤廃連帯のキム・ヘジン常任活動家は 「釜山慶南競馬公園で多くの労働者が死ぬ理由は、 まさに『先進競馬』という名の無限競争と、 勝者一人占め体制が釜山で最も深刻に現れたため」と指摘した。

先立って馬事会は1993年に個人馬主制転換と共に、 調教師、騎手、調教師の直接雇用関係を解約した。 労働者が雇用・所得の不安定性を提起すると、 調教師は調教師協会と雇用関係を結ぶようにした。 また順位賞金の一部を分割して騎手・調教師に基本給形態で支払われる 「付加順位賞金」も導入した。

しかし釜山競馬公園は2004年の開場の時から 「先進競馬」を掲げ、異なる運営方式を導入した。 調教師を調教師協会ではなく調教師個人が雇用するようにし、 順位賞金で賃金を支払う方式を選んだ。

釜山競馬公園は調教師が調教師を個別雇用するため、 調教師の権限がさらに大きい。 実際に2017年「調教師雇用構造改善研究」によれば、 釜山競馬公園調教師の76.5%が「調教師との対立した時に失職の危険」があると答えた。 全体の平均64.8%より高い数値だ。 騎手も同じだ。 2019年に公共運輸労組が行った「騎手実態調査」の結果、 「不当な指示に対して騎手が選択できる方法は?」 という質問に71.22%が「やむを得ずそのまま今のように乗る」と答えた。

また騎手の労災率も30%で深刻な水準だった。 これは調教師の3倍、他の産業の平均災害率(0.6〜0.7%)の50倍だ。 チョン・ジュヒ前キム・ヨンギュン特調委調査委員は 「騎手の災害率は特に競馬が危険だからというのではなく、 韓国的な競馬産業の独占と賭け、そして外注化政策がからみ、 危険が構造化されている」と分析した。

討論会の参加者は、騎手と調教師の労働者性の保障と馬事会の責任を強調した。 キム・ヘジン常任活動家は 「競馬主導者の賃金・労働条件など、 すべての点で馬事会が事実上の影響力を行使している。 その一方で雇用の形式を口実として自分たちの責任を無視するな」とし 「騎手労組を認め、馬事会は労組との交渉に出てくるべきだ」と指摘した。

公益人権法財団共感のキム・スヨン弁護士も 「労働組合法上の勤労者が賃金勤労者・非賃金勤労者を包括すると解釈されるほかはない以上、 馬事会の支配力範囲に応じた団体交渉義務の負担は、より簡明な側面が存在する」とし 「騎手と調教師の労働者性を認め、 労働組合との交渉に出てくるべきだという結論に同意する」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-01-14 06:01:08 / Last modified on 2020-01-14 06:01:09 Copyright: Default

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