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韓国GM昌原、非正規職大量解雇後の「下請新規採用」で議論

非正規職労組「欺瞞的状況…不法派遣避ける意図」

キム・ハンジュ記者 2019.12.26 15:46

韓国GM昌原工場の下請非正規職労働者585人が解雇予告通知を受けたが、 新規下請企業が入って社員募集を公告した。 何回も不法派遣の判決を受けた韓国GMが非正規職を大量解雇して、 また下請を量産しているという批判の声があがっている。

[出処:金属労組韓国GM昌原非正規職支会]

H社は12月24日、 「当社は韓国GMの協力社で、有能で誠実な職員を募集する」という公告を出した。 公告された雇用は3か月の短期契約職だ。 金属労組韓国GM昌原非正規職支会(以下労組)によれば、 H社は今回新しく韓国GMと契約を結んだ社内下請業者だ。 これまでの韓国GM7つの社内下請業者は非正規職労働者に 12月31日に契約を満了すると通知した。

労組は「(韓国GMが)仕事がないと言って非正規職を追い出し、 また新規社員を募集する欺瞞的な状況が発生した」と反発した。 労組は「12月4日、下請企業で解雇に同意して不法派遣訴訟を取り下げれば慰労金を払うといった。 そして新規人員発生した時に優先採用するといった。 これは非正規職大量解雇と1交代転換の目的が、 不法派遣の責任を避ける小細工だったという事実を示す」と26日に明らかにした。 韓国GMは今まで不法派遣判決を8回も受けた企業だ。

労組のチン・ファン代議員はチャムセサンとの通話で 「現在、期間制労働者が大挙公告に参加しており、 無期契約職は募集に応じたのかどうか正確に把握できない」とし 「使用者側の新規募集公告は、 非正規職の構造調整反対闘争を揺るがし、 不法派遣を続けようとする小細工」と指摘した。

現在、韓国GMは非正規職が担当する社内下請の工程を正規職に渡す 「インソーシング」を進めている。 このような状況で下請企業の新規募集公告が出てきただけに、 一部の工程はずっと下請で運営されるという展望もある。 チン代議員は「ドアと輸出支援工程は、まだインソーシングされていない」とし 「該当業者にこの工程を渡すという話が聞こえる」と伝えた。

▲金属労組韓国GM昌原非正規職支会が工程死守闘争をしている。[出処:金属労組韓国GM昌原非正規職支会]

使用者側は12月23日に1交代転換を強行した。 それと共にインソーシング工程に正規職労働者を投入した。 労組によれば、現在、非正規職労働者たちが守っている工程には 正規職労働者が入っていない。 非正規職労働者は26日になる今もテント座り込みなど工程死守闘争を続けている。

一方、金属労組韓国GM支部昌原支会(正規職労組)は12月12日の臨時代議員大会で 「1交代協議を中断して次期執行部に委任する」と決定した。 2020年1月1日から任期を始める正規職労組のチャン・スニョン当選者は 「交代制変更は現場の同意が先だ」とし 「現在進行中の社内インソーシング工程の配置など、 強制的な人事措置は労組を否定して 労組協議の手続きを根本的に揺さぶる重大な事案」と20日に明らかにした。 だが相変らず正規職労働者がインソーシング工程に投入されており、 現場の混乱が増している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-12-31 09:00:12 / Last modified on 2019-12-31 09:00:14 Copyright: Default

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