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「いくら非正規職でも…」韓国GM遺族の鬱憤

「韓国GM、遺族遺体安置所にも来ない」

キム・ハンジュ記者 2019.12.03 16:26

[出処:金属労組韓国GM富平非正規職支会]

韓国GMで死亡した非正規職労働者イン氏の遺族が使用者側に死亡責任を問い、 真相究明と再発防止対策を要求した。

先立ってイン氏は11月30日に職務教育を受けるために出勤したが、 嘔吐症状を見せた後に死亡した。 イン氏は昨年の韓国GMの構造調整で循環無給休職をした非正規職労働者だ。

労組は12月3日午後2時に富平工場の前で記者会見を行い、遺族の言葉を伝えた。 遺族は「(故人が)いったいどのようにして倒れたのか明らかになっていない」とし 「工場の中で倒れて何日も経ったのに、 韓国GMはまだ(遺族のところに)一度も来なかった。 (故人が)13年間韓国GMで誠実に働いたのに、 いくら非正規職でもどうしてこんなことができるか。 会社はこうした事故が再び発生しないように措置しなければならない」 と労組を通して明らかにした。 先立って遺族は記者会見で直接発言する予定だったが、立場文発表に変えた。

労組は記者会見で 「苦痛を甘受して10年を以上働いてきたが、 結局死を迎えた非正規職労働者の人生」とし 「元請の韓国GMは下請企業に責任を転嫁し、下請は単純死亡事故にしようとしている。 誰も責任を取らない死、これ以上非正規職労働者がこのような死に追いやられてはいけない」とした。

遺族は記者会見を終えて金属労組、民主労総仁川地域本部と一緒に故人の遺品をまとめるために工場の中に入った。 遺族は真相究明などのために遺体安置所を設置しただけで葬儀手続きを取っていない。 労組によれば、下請企業の社長が12月2日に遺体安置所に来たが、 労災死亡に関して「自分がするべきことはない」、 「相談してみなければならない」と責任を回避したことが伝えられた。 労組は遺族の同意を得て、対策委員会を設ける一方、使用者側に面談を要請する計画だ。

故人は夫人と小学校6年生の息子1人がいた。 故人の遺体安置所は富平セリム病院葬儀場だ。

一方、国立科学捜査研究院は12月2日、故人に対する解剖検査を行い、 死因は虚血性心筋梗塞だという1次所見を公表した。 労組は「心筋梗塞に至らせた原因を正確に明らかにするために、 真相調査が必要だ」と主張している。

労組のファン・ホイン支会長は 「故人は塗装工程で塗布作業をしながら有害物質を扱い、 この工程は人員が少ないため労働強度が高かった」と説明した。

▲発言するファン・ホイン韓国GM富平非正規職支会支会長[出処:金属労組韓国GM富平非正規職支会]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-12-15 09:36:38 / Last modified on 2019-12-15 09:36:39 Copyright: Default

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