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「ガス安全点検員2人1組に」

「点検員の性暴力事故が続いている」

キム・ハンジュ記者 2019.10.29 18:07

都市ガス安全点検労働者たちが性暴力危険から抜け出すために、 2人1組勤務を全面化しなければならないと主張した。

公共運輸労組キョンドン都市ガスサービスセンター分会、 労働党、社会変革労働者党は10月29日午後に青瓦台の前で記者会見を行い、 ガス安全点検労働者に対する性暴力が続いているとし、 2人1組勤務を拡大施行するよう政府に要求した。

去る5月に蔚山である都市ガス安全点検女性労働者が性暴力を受けて自殺を試みたことがあった。 これに怒った点検員たちが問題解決と2人1組勤務を要求して124日間のストライキを行った。 このストライキで蔚山地域点検員の一部は2人1組で働いているが、相変らず多くの労働者が1人で働いている。

記者会見の参加者は記者会見文で 「10月15日にソウル地域ガス安全点検労働者が顧客の家を訪問して性暴力を受ける事故がまた起きた」とし 「蔚山で発生した性暴力事故と情況は全く同じだ。 しかし労組がある蔚山とは、対応、措置が違った。 被害女性は会社の名前さえ言論に公表できず、 再発防止対策も強力に要求できなかった。 会社の圧迫と雇用中断を恐れたから」と伝えた。

続いて「ほとんどの都市ガス点検員が労組を結成できないまま、 自分の権利を保護されずにいる。 だから性暴力事件が表面化した事例はきわめて一部に過ぎない。 多くの類似の事件が起きていることが推察できる。 全国都市ガス点検員を対象にした性暴力全数調査が至急に行われなければならない。 そればかりか最低限の安全措置である2人1組を全面施行しなければならない」とした。

労組のキム・ジョンヒ女性部長は記者会見で 「ガス安全点検員の性暴力問題は、同僚が自殺を試みたことで高まった。 われわれは闘争で2人1組を争奪し、今月1日から施行している。 だが多くの人が1人で働いている。 全国の多くの点検員の安全は確保されていない。 さらに世帯を訪問する全体女性労働者まで2人1組を全面化して、 安全な空間で働くことを望む」と明らかにした。

労働党のヒョン・リン非常対策委員長は 「ガス安全点検労働者たちは、安全のために1日千件以上の世帯を訪問する。 ところで彼らはむしろ自分の安全を保障されない。 何年も性暴力の危険に露出してきて、実際に暴力にあった。 こうした事故の責任は公社と地方自治体、中央政府にある」と声を高めた。 社会変革労働者党のキム・テヨン代表も 「会社は事故発生率が0.1%だと言って責任を回避するが、 これは0.1%の事故を放置するという意味だ。 またキョンドン都市ガスは300億ウォンの利益を上げても、 2人1組に必要な20億ウォンの財源が難しいという。 利益を重視する資本の態度により、 女性労働者たちは重大な人権を侵害され、命まで脅かされている状況だ。 都市ガスは公共サービス領域だ。 都市ガス施設と労働者の安全は、国家が責任を持たなければならない」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-11-06 12:34:11 / Last modified on 2019-11-06 12:34:13 Copyright: Default

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