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リンゴの木にナシがなったのかを検査するという韓国道路公社

[ヨンジョンのバカみたいな愛](108)韓国道路公社料金所料金受納労働者本社座り込みの話(14日目・15日目)(6)

ヨンジョン(ルポ作家) 2019.09.24 14:49

道路公社でむかえる二回目の日曜日

「『良く寝た?』挨拶は済んだでしょう。ここはしましたか?」

「はい!」

「いつ食事をしましたか?」

「10時です。」

「さっきたくさん召し上がったんですよ〜」

「家出した李康来、帰ってこい!」

9月22日、韓国道路公社料金受納労働者たちの金泉本社座り込み14日目の朝の集会は、 普段より一時間遅く始まる。 日曜だからだ。 すでにここで迎える二回目の日曜だ。 前日から台風のためにたくさん雨が降っている。

「毎日毎日、ある時は緊張で、どの時はからだがつらくて14日を過ごしました。 連帯闘争が広がって、ここの本社闘争に集中しています。」

座り込みをしていた労働者たちは、 来週、政府と道路公社に対する集中闘争で、 1500人の直接雇用の結実を結ぶという決心をして朝の集会を始める。

▲大法院判決勝訴者立場発表記者会見[出処:ヨンジョン作家]

翌9月23日は韓国道路公社社側が公示した大法院確定判決労働者のうち、 直接雇用希望者を対象にする招集日だ。 これについて、9月23日に座込場でこれを拒否する立場を表明する記者会見を開き、 外では招集場所である華城市道路公社人材開発院でピケッティングをする予定だ。

22日の朝、本社の座込場では民主労総所属の大法院判決勝訴者47人のうち、 本社で座り込みをしていた24人の話を聞く時間を持った。 47人の勝訴者は一方的な道路公社の招集日程と教育、業務配置などを拒否し、 1500人の直接雇用要求闘争を続けることに意見を集約した。

韓国道路公社が豆で豆飯を作るといっても信じない

大法院勝訴者の1人であるソン・ギョンア氏(韓国道路公社西安城料金所)は、 自分の予感が少しの誤差もなく合致したようだという言葉で話を始める。

「私が大法院の判決が出る前に、 私たちの戦いは判決以後に本格的な戦いになると予想をしました。 本当のそうなりそうです。 私たちをこうして分断して(勝訴した)人だけが入れば、 おそらく一か月粘るのも容易ではないでしょう。 私たちは一回で一緒に戻らなければなりません。 一人は弱くても、わたしたちは強いのです。 1500人が皆同じように、同日の同時刻に戻れるように最善を尽くします。!」

大法院の勝訴者で、民主連合労組料金所支部の副支部長 パク・スニャン氏(瑞山料金所勤務)も、 自分たちが大法院の判決で直接雇用されるつもりはなかったと話した。

「大法院の判決で直接雇用されるのなら、子会社も設立しなかったでしょう。 ですから私たちが用役業者で働き続け、一人ずつ、一人ずつ判決を受けて 直接雇用に行ったでしょう。 政府が公共部門の正規職転換を投げたので、道路公社がそれに食いつきました。 良い方法だからではなく、徴収員を整理するという一念だけですぐに食いつきました。 もう道路公社が豆で豆飯を作るといっても信じられないのに。 そうでしょう? 私はそれ一つが上手く行けばいいと思います。」

パク副支部長は 「私一人は弱くても、わたしたちは強い」と言い、 最後まで闘争して、互いに手をとって笑いながら、 回転ドアをまた開いて出て行こうと話す。

仁川地域一般労組料金所支部のク・ギョンスク支部長は、 今、道路公社が我を張っている、 今回の大法院判決で直接雇用を要求する1500人すべての受納労働者に 正規職の地位があるのだから、絶対に動揺するなと話した。

「どんな良い仕事をさせようとしているのか、4週間研修をするそうです。 一般正規職にさせようとしているようです。 大企業でする4週間の研修を私たちにさせるそうです。 何をさせるのかわかりません。 私が見るには、たた毎日、ワン・ツー・スリー、朝昼晩と 子会社の説明会をするだけでしょう。」

ク・ギョンスク支部長は、 更年期が来そうだったのに、 闘争をしたらみんな更年期がなくなったと言う。

「ご飯がきた? とにかく最後まで一緒にしよう。 ここまでにしましょう。」

賃金訴訟などク支部長の話が長くなりそうだったが、 ちょうどご飯が来たので発言が終わり、朝食が始まる。 もやしとキムチなどをのせたご飯と汁物で、新しい一日を始める。

道路公社の一方的な通知に怒る

「本社に居る料金徴収員は、公社の業務に深刻な支障を招いているので、 外に出て行ってください。」

9月23日、座り込み15日目の朝。 朝の集会も始まらないうちに韓国道路公社の案内放送が流れる。 ただロビーに座っているだけなのに、 高速道路の維持業務の邪魔になるというコメントが出てくる時もある。 先週、2〜3日ほど夜に灯りが消えたが、 その後また夜も灯りは消えない。

▲座込場で眠る料金受納労働者[出処:ヨンジョン作家]

「1500人、分断を切れ!」

「1500人、直接雇用だ〜〜」

「一緒に闘争して、一緒に直接雇用!」

一般民主連盟のナム・ジョンス教育宣伝室長が1日の日程を公示する。 11時には大法院勝訴者招集関連の記者会見があって、 午後2時には民主労総臨時代議員大会がこの道路公社本社前で開かれる。 ナム・ジョンス室長は、臨時代議員大会は連帯でもあるが、債務でもあって、 当然の権利だと考えてはいけないと話す。 また、84日間高空籠城をしている嶺南大医療院闘争と 江南駅交差点の高さ70mのCCTV鉄塔で106日間高空籠城をしている サムスン解雇者のキム・ヨンヒ氏の話も共有する。 一日も早く妥結することを望む全国の仲間たちの決定なので、 もう少し責任感を持って闘争してほしいと話す。

11時になると 「1500人全員一括直接雇用! 大法院判決料金徴収員の一方的教育召集強行糾弾、 大法院判決勝訴者不参加 立場発表記者会見」が始まる。

韓国道路公社南仁川営業所料金所などで12年間、 料金徴収員として働いた大法院勝訴者のキム・サンミ氏は、 6年間の長い待機の末に8月29日の大法院判決で 道路公社職員であることを認められた。 キム・サンミ氏はこれにより、自分たちが正しいことが証明されたと話す。

「私たち1500人の徴収員は、解雇される日まで道路公社の指示を受け、 受納の仕事をして解雇されました。 今後の判決も変わりません。 それでも道路公社は当事者の意見も聞かず、 協議もしないまま一方的な通知をするだけです。 『受納の仕事がしたければ子会社に行かなければならない。 そうでなければ草刈りやトイレ清掃をしなければならない。 23日にこなければ、人事上の不利益を与える』と脅迫しています。 道路公社の一方的な通知に怒っています。」

サンミ氏は解雇された1500人徴収員が全く同じ仕事をしたので、 要求も同じだとし、 全員が直接雇用されるまでこの闘争を止めないという話で発言を終えた。

国民の血税を訴訟費用に使う韓国道路公社

記者会見に参加した民主労総法律院のシン・インス院長は、 大法院の宣告以後に道路公社が見せた態度は理解し難いと話す。 韓国の大法院の判例でも、不当解雇で勝訴した人を元職復帰させる時は、 会社が事前に不当解雇者と十分に交渉し、誠実に協議して復職方法と日時、 場所を定めろと判示しているのに、道路公社はこれをすべて無視しているためだ。

「大法院の勝訴者にどんな仕事をさせるのか知らせませんでした。 いつどこで招集するというのかも、勝手に決めます。 こんな会社は初めて見ました。 道路公社はまだ選別的な復職を主張し続けています。 大法院の勝訴者以外はすべて訴訟をしてこいということでしょうか。 結論は決まっています。 ソウル料金所が不法なら、金泉、麗水、大邱料金所も不法です。」

シン・インス法律院長はこうするのは使用者側を代理する弁護士訴訟費用を 国民の血税で埋めるという公企業の運営者のモラルハザードだと話す。 また、今回の大法院の勝訴者の教育訓練招集拒否は極めて正当で、 道路公社は公企業の運営者のマインドまでは望まないが誠実に交渉しろと話した。

料金受納労働者はこの日、立場文を通して 「道路公社が今回の判決を訴訟当事者だけの判決だと言い張るのは、 まるでリンゴの木にナシがなるかもしれないので、 すべて検査しなければならないというような妄言」と道路公社の態度を批判した。

座り込み15日目、長い一日が過ぎる。 夕方の整理集会で民主労総臨時代議員大会の内容などを共有する。 民主労総は座込場を侵奪した時には全面ストライキに突入することを決議して、 組合員からのカンパで9月末までに1億ウォンの闘争基金を渡すことを決議したという。

警察庁の閔龍(ミン・カムニョン)長官は、 料金受納労働者の本社座り込みに関して 「対話と妥協で解決すべき労使問題」だとし、 事実上、座り込みの鎮圧計画がないことを公言した状態で、 民主労総のストライキはあまり実効性はないという意見もある。 民主労総臨時代議員大会の時間に合わせて1階のロビーでは、 韓国道路公社韓国労総労働組合が臨時代議員大会を開いた。 そして1階で2日間常駐してざわざわしている。

▲臨時代議員大会を終えて1階ロビーの韓国労総所属道路公社職員[出処:ヨンジョン作家]

「座っている人、 間隔が狭すぎる!」

「コの字が 大きすぎる!」

昼には座り込みをしていた労働者たちが体で 「直接雇用」の人文字パフォーマンスをした。 一時間以上、労働者たちが床にうずくまって座り、やっと字を完成した。

▲座り込み料金受納労働者のパフォーマンスで作られた字[出処:民主一般連盟]

まだ問題がすっきり解決する兆しが見えない中で、 民主労総所属の徴収員6人が労働組合に何も言わず、 使用者側が主催する招集に参加したという話が聞こえてきた。 午前の記者会見5分前に確認されたという。 彼らは労働組合でも座り込みをしていた労働者の電話を受けず、 携帯メッセージにも一切回答をしていない。 労働組合では規定により座り込み復帰携帯メッセージを3回送った後に復帰しなければ除名処理する計画だ。

夕方になって気持ちのいい知らせ一つが聞こえてきた。 これまで詰まって使用できなかったトイレの便器4つのうち3つが使えるようになったという知らせだ。 上関営業所料金所で働いて解雇されたチン・ジョンイル氏が その「大きなこと」をした主人公だ。 チン・ジョンイル氏はこの日、ラバーカップが入ってくるとすぐトイレに行って、 詰まった便器を直したという。

「私が品物を受け取ったついでにしました。 やりたくないとは考えませんでしたよ。 誰でもやれば良いじゃない。 営業所で働く時もそうで、家でもそんな仕事は敬遠しません。 1つはひどく詰まっていて、直せませんでしたが、 品物がもっと入ってくればやろうと思います。」

大法院で勝訴した料金受納労働者の一言

一度も発言せずにやり過ごしてきたのですが、 やらずに済むわけもなく、回ってきました。 皆さんのおかげで大法院の判決もすぐに出ました。 皆さんと同じようにここで闘争するのは苦しくもありますが、楽しかったです。 すぐに良い知らせがあって、皆で同じように、1500人皆が同じように勤務できたらうれしい。 最後までやります。闘争! (チェ・サンネ、仁川営業所料金所)

始めた時、資料を熱心に集めたその時間が走馬灯のように思い出されます。 その時も切実だったし、今でも切実ですから、 私たちがひとつになって切実に望めば、必ず勝てると考えています。 最後まで共に闘争しましょう。 ありがとうございます。 (ユ・ギョンファ、梅松営業所料金所)

8月29日の大法院判決が出た日。 とても楽しかったし、涙で一日を過ごしましたが、 9月9日、また私たちを泣かせました。 われわれは大法院の判決を受けた人で、 正当に道路公社の正職員になるのが正しいのです。 だから私はいつもここに、道路公社に出勤したと話します。 私たちがみんな一緒に出勤したから、 李康来(イ・ガンネ)社長が徴収員を正職員として雇用すればいいのです。 そう考えて最後まで一緒にします。 闘争! (キム・ボギョン、西安城営業所料金所)

自分の心に恥ない生活をしようという私の目標があって、今まで来ることができました。 感謝します。 私たちがいつも一緒にしたように、行く時も一緒に行かなければなりません。 がんばります。闘争! (キム・ヨンミ、仁川営業所料金所)

直接雇用のために組織に入ってきました。 仲間と組織を信じて、同日の同時刻、 一緒に韓国道路公社に入社するために熱心に闘争します。 (チェ・ヤンエ、西安山営業所料金所)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-09-28 11:53:29 / Last modified on 2019-09-28 11:53:31 Copyright: Default

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