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生活費の半分を越える家賃、もうたくさん!

[寄稿]10月5日史上初の自炊生総決起(1)

コ・グニョン 2019.09.21 15:11

[出処:チャムセサンDB]

史上初めて。自炊生たちが街頭に出る。 聖公会大総学生会、社会変革労働者党学生委員会をはじめとする16の 学生会・学生団体が来る10月5日、自炊生総決起を進めると発表した。 要求は、賃貸料上限制、最低住居基準保障、公共住宅拡大だ。 突然、何があって彼らが「総決起」まですると言い出したのだろうか。

事実、青年の住居問題は昨日今日のことではない。 中央政府や地方自治体、保守政権と進歩政権を問わず、 住居福祉はいつも核心公約だった。 文在寅(ムン・ジェイン)政府も2017年に「住居福祉ロードマップ」を発表し、 公共住宅100万戸の供給で「死角地帯のないきめ細かい住居福祉」を実現すると公言した。

だが死角地帯がないどころか、きめ細かいはずの住居福祉に穴がどんどん空いている。 社会変革労働者党学生委員会が5月にソウルの自炊生341人を対象として 住居実態を調べた結果、 自炊生の月平均生活費93万2千ウォンのうち住居費は49万ウォン。 何と52.7%で半分を越えた。 参考までに経済協力開発機構(OECD)は月所得に対する住居費の割合が20%を越えないことを勧告した。 自炊生の住居費を「家賃爆弾」と呼んでもおかしくない。

問題はその高い家賃を払っても、下宿は劣悪だという点だ。 国土交通部によれば、1人当りの最低住居面積は14m2(約4.2坪)だが、 自炊生5人に1人はこの最低住居基準に満たない施設に居住していることが確認された。 自炊生は高い住居費(55.2%)と狭い住居面積(47.4%)と 劣悪な防音・換気・冷暖房(43.1%)が最も不満だと口をそろえた。

なぜ住居福祉に穴があいたのだろうか。 まず、公共住宅そのものが絶対的に不足している。 教育部によれば、2018年現在の首都圏大学寄宿舎受け入れ率は17.2%、 10人中2人も収容できない状況だ。 地方政府ですこしずつ青年住宅を供給しているが、 その数は少なく、手続きが複雑で、考慮の対象にならない。

当然、大多数の学生は大学に近い民間の賃貸住宅から部屋を探すしかない。 問題は、民間賃貸住宅に対する公的な統制が全くない点だ。 賃貸料が生活費の半分を越え、政府が定める最低住居基準も満たせない施設が 市場に溢れている。 それでも政府は大学に近い民間の賃貸住宅に何の公的統制も導入しない。 死角地帯のないきめ細かな住居福祉政策という 「住居福祉ロードマップ」でさえ、 民間賃貸住宅の賃貸料規制や政府の責任は含まれていない。

結局、政府は民間賃貸住宅で暮らす自炊生の住居を放置した。 いつか政府や大学が公共住宅を十分に増やし、 自炊生が該当の公共住宅入居に当選するまで、 住居は自炊生が判断して解決しなければならない。 住居福祉死角地帯の秘密がここにある。 政府が自炊生の住居権をこのように放置しているのに、 「きめ細かい」住居福祉という修飾は、どうしても不都合だ。

だから自炊生が総決起する。 青年住居、放置ではなく、公的統制と保障が必要だから。 生活費の半分を越える住居費を統制するために、 賃貸料上限制を導入しなければならない。 先日、ソウル市が発表した駅勢圏青年住宅の場合、 公共住宅なのに月の家賃が35万ウォンを越えた。 不動産仲介業者さえ大学生が負担するには高すぎると話している状況。 OECDが勧告した住居費基準によれば、 大学生の月々の住居費は15万ウォン以下に策定されなければならない。 それほどすごい価格でもないが、 すでに土地住宅公社(LH)が供給する永久賃貸住宅の月賃貸料は10万ウォン内外だ。

最低住居基準も政府が責任を持って保障しなければならない。 例えば、最低住居基準を満たさない民間賃貸住宅に対する政府の管理・監督を強化し、 早く施設改善に着手しなければならない。 または、政府が民間賃貸住宅を買いとった後、 施設を改善して公共住宅に転換する方法も可能だ。

もちろん容易ではない。 直ちに賃貸社業者の所有権と衝突する問題だ。 民間賃貸住宅を放置した理由でもある。 しかも賃貸社業者はそれなりの組織力を持っている。 大学や政府が学校の近くに寄宿舎を作ろうとすれば、 集団的な対応で阻止してきた歴史がある。

だから自炊生総決起がさらに重要だ。 もう住居貧困状態の自炊生も、集団的な対応を始めるために。 賃貸業者の声よりも、自炊生の住居権保障の声が広場により大きく響くだろう。 10月5日、史上初の「自炊生総決起」が開かれる。 世界住居の日の10月1日には「自炊生証言大会:自炊生の言葉」を開き、 自炊生たちの住居状況を生き生きと告発する場も予定されている。

人間らしい住居権か、でなければ家主の所有権か。 もう自炊生も自分の声をあげ始めた。 ボールは政府にある。 きちんとした答が出てこなければ、 自炊生たちは2次、3次総決起も準備するという。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-09-26 08:25:22 / Last modified on 2019-09-26 08:25:25 Copyright: Default

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