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亀尾副市長「KEC構造高度化、複合ターミナル事前検討」認める

労組「構造高度化する時は工場廃業手順」

キム・ハンジュ記者 2019.09.17 11:08

亀尾市のキム・サンチョル副市長が KEC構造高度化事業を事前に検討したことを認めたことが明らかになった。 これまで亀尾地域では、KECが利益創出のために ショッピングモール複合ターミナルに投資する一方、 半導体生産工場は廃業しようとしているという批判が続いてきた。

構造高度化は、産業団地入居企業が競争力を高めるために推進している事業だ。 KECは2013年から大型デパート、ビジネスホテル設立等による構造高度化事業を試みている。 KECの労働者と市民社会は、構造高度化が利益だけを目的に進められ、 これは不動産投機、工場外注化・閉鎖、労働者大量解雇まで続くとして反対してきた。

亀尾市はこれまで構造高度化事業を進めたことはないと否定してきたが、 最近、市が使用者側とこれを事前協議した事実が明らかになった。 チャムセサンが入手した録音記録によれば、 キム副市長は9月11日、金属労組KEC支会(以下労組)との面談で 「(ショッピングモール)複合ターミナルに関して、市と(KEC側が)検討して、 そのような段階までは行った」と話した。 また、労組が「構造高度化事業中一部の複合ターミナルを(使用者側と)議論したのか」 と再度尋ねると、キム副市長は「その話(複合ターミナル)はした」と認めた。 続いて「亀尾市の誰がそのような提案(複合ターミナル建設)をしたのか」 という労組の質問に、キム副市長は「それは知らない」と答えた。

KECが構造高度化事業で複合ターミナル事業を推進しているのは、 公益的な性格の「ターミナル」を含めて事業の承認を受けようとする側面が大きい。 ニュースミンによれば、構造高度化事業を管掌する韓国産業団地公団は 2014年のKEC事業申請について単純なデパート建設は認められないと非適格通知した。

▲9日金属労組は亀尾のクミコ前で「労組破壊葬儀」集会を開いた。[出処:ニュースミン]

地域市民社会と労働者たちは、商業施設を含む複合ターミナルも無理な事業推進だ批判している。 まず、亀尾工業団地の近くには、すでにバスターミナルが入っている。 もうひとつの複合ターミナルが建設されれば車両の排気ガスや振動で 半導体クリーンルームを運営するKEC製造工場は悪影響を受ける。 特にクリーンルームは振動とホコリに脆弱なためだ。

KECの構造高度化事業が工場廃業や構造調整につながるという憂慮もある。 KECは2014年に亀尾市民に配ったビラで、 製造業から脱皮して観光消費社会を作ると明らかにしている。

KECは大々的な外注化も示唆した。 KECは9月9日に「創立50周年ビジョン宣布式」で、 第5工場IGBT(電力半導体)の全工程を外注化すると明らかにした。 すでに昨年、KECは中国の4大ファウンドリ企業のひとつであるSCMCと委託生産契約を締結した。 労組によれば、IGBTは最も利益をあげている工程だ。 製造業生産を外注・縮小し、複合ターミナルなどの商業施設で利益をあげるという使用者側の意図だ。

しかし使用者側は今回の構造高度化事業が「工場の廃業」ではないという立場だ。 工場敷地10万坪のうち、遊休敷地の5万坪の土地に施設を作るので問題はないと話している。 亀尾市も労組との面談で、 複合乗換えターミナルを望むという市民世論があると言うなど、 使用者側と足並みをそろえる姿だ。

労組は16日に声明を通じて 「あちこちで流れていた話が事実と判明した」とし 「正常に稼動しているKECに大型ショッピングモールと複合乗換えターミナルを作るように、 亀尾市がKECとあらかじめ相談して面倒を見ていたことが明らかになった。 亀尾市は雇用に切実な利害が絡む労働者を欺瞞した。 亀尾市は労働者に血の涙を強要する密室・欺瞞行政を直ちに止めろ。 われわれはKEC廃業をあおり、雇用を威嚇する亀尾市に責任を問う」と糾弾した。

半導体を生産するKECは2010年から 構造調整、用役投入、金属労組脱退工作などの労組破壊を行ってきた企業だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-09-17 21:40:30 / Last modified on 2019-09-17 21:40:31 Copyright: Default

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